福井氏はなぜバブルを引き起こしたのかから続きます。
>なぜ内需が拡大しなかったかの説明はある?
>確かに空洞化は内需減少の大きな原因ではある。
>でも、なぜ内需が拡大できなかったかの明確な説明はないみたいだね
>バブル形成の原因自体は、日銀ー銀行の過剰融資にあったとしてやはりそれが内需拡大につながらなかった理由は、マネーが消費性向の高い層に届かず、規制のせいで輸入品が割高だったのが大きいと思うよ
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>>バブル期である80年代後半は失業率が3%弱まで上昇しており、需要規模が拡大しない状況で個別企業の生産性が上がれば、ますます失業者が増加する経済環境でした。
これは、生産性が上昇すれば、国内需要がより低迷することを意味します。
>これはある状況ではそうなんだけど、バブル期みたいに生産性が上がり利益が増加した企業ワーカーの賃金が上昇し、それが新たな需要を生み出し、失業者の雇用が進むという循環があれば、内需拡大に結びつくんじゃない?
>>この要因を否定するわけではありませんが、貯蓄が増加しても、それが貸し出しを通じて投資に回ればそれが需要となるわけですから問題ありません。
>でも現実には投機はあっても投資は起こらなかったね
>もう間接金融は、この時点で時代遅れになってたんじゃないかと思ってるよ
給与(家計可処分所得)が増加しなかったことが内需がそれほど拡大しなかった最大の理由投稿者 あっしら 日時 2003 年 2 月 28 日
>バブル形成の原因自体は、日銀ー銀行の過剰融資にあったとしてやはりそれが内需拡大につながらなかった理由は、マネーが消費性向の高い層に届かず、規制のせいで輸入品が割高だったのが大きいと思うよ
「マネーが消費性向の高い層に届かず」というのは、給与(家計可処分所得)が増加しなかったことです。
{規制のせいで輸入品が割高だった」としても、それで余剰利得を手にした経済主体が、投資もしくは消費にそのお金を向ければ問題はありません。(もちろん、投機ではありませんよ)
>これはある状況ではそうなんだけど、バブル期みたいに生産性が上がり利益が増加した企業ワーカーの賃金が上昇し、それが新たな需要を生み出し、失業者の雇用が進むという循環があれば、内需拡大に結びつくんじゃない?
「生産性が上がり利益が増加し」ながら、賃金を抑制したから、需要がそれほど拡大しなかったのです。
(輸入ブランドに回る需要は、国内産業・サービスの低迷要因になります)
>でも現実には投機はあっても投資は起こらなかったね
>もう間接金融は、この時点で時代遅れになってたんじゃないかと思ってるよ
80年代後半は株式時価発行など、本来の直接金融が膨らんだ時期です。
それが、国内投資に回るのではなく、海外投資や投機に回ったことが需要拡大の制約要因の一つです。
直接金融か間接金融かの違いは、投資が起きるかどうかはそれほど関係ありません。
事業投資で資金調達コストを勘案して利益が出ると判断すれば、投資をするものです。
ちなみに、既発行株式や既発行社債などを買うのは直接金融ではなく、金融資産形態の交換でしかありません。
>労働分配率は高かった。結局、今も昔も景気回復は日銀だけでは無理だってことだろうね
>マネーが消費性向の高い層に届かず、規制のせいで輸入品が割高だった
>>「生産性が上がり利益が増加し」ながら、賃金を抑制したから、需要がそれほど拡大しなかったのです。
>抑制はしてないんじゃないかな。バブル後不況期の激増は目立つが、それ以前でも労働分配率水準自体は増加してたようだ。
>ただ日銀からの巨額の資金供給に全く追い付かず、しかもそれがボーナスやキャピタルゲインなどで相対的に富裕者のメリットにしかならなかったことに問題があったのだろう。
>>(輸入ブランドに回る需要は、国内産業・サービスの低迷要因になります)
>>80年代後半は株式時価発行など、本来の直接金融が膨らんだ時期です。
>>それが、国内投資に回るのではなく、海外投資や投機に回ったことが需要拡大の制約要因の一つです。
>円高条件で過剰融資の一部分が海外に金が回ること自体は、日本経済にとって悪くは無い。円高を抑制し、海外からの輸入をサポートする効果もある。問題はやはり国内投資を>予想以上に食ってしまったことにあるんじゃないかな。
>>直接金融か間接金融かの違いは、投資が起きるかどうかはそれほど関係ありません。
>いずれにしても一度、投機(バブル)が始まると、世界中から資金が集まって来るから、なかなかコントロールは難しく、企業も本業より投機に力を入れることになってしまう。>投機を全部無くすのはい無理としても、過剰融資と同時にキャピタルゲイン課税などの税制改革を行っていたら大分変わってたかもしれないね。
>あと土地本位制の間接を全否定するわけではないが、バブルが破綻した時に直接投資主体だったなら自己責任原則を貫きやすく、現在まで尾を引く金融システム問題(不良債券問題)は小さかったろうね。
>正当な手段はやはり低所得者減税や投資減税、それに福祉充実型の財政拡張だろう。国内生産力が大きく円高なのだから赤字国債を恐れる必要は無いのだが、政治的に難しかったってことか。
>今も昔も行財政を支配してるのが金持ちとその奉仕者(官僚、自民党)だから当然の結果だけど、内需拡大=可処分所得上昇のために日銀を使ったのがまずかったのカモ
>今回もまた日銀に同じことをやらせようとしているみたいだが。。
労働分配率は70年代がピーク、80年代は下降期、90年代は再上昇
現状の対策としてかかれている部分にはほぼ同意します。
直接金融は、指摘されているように自己責任になるので多くの人が尻込みします。
直接金融を貨幣増殖手段として考えている人も、高値で売り払える市場参加者がいなければ手控えます。
● 労働分配率
73年の石油ショックを機に大幅上昇し、80年代はそれから少し下がったレベルで推移し、90年代不況で再び上昇しています。
80年代後半は、金融緩和や公共事業拡大にも関わらず、「円高不況」を名目に賃金上昇を抑制しています。
● 輸入
>円高条件で過剰融資の一部分が海外に金が回ること自体は、日本経済にとって悪くは
>無い。円高を抑制し、海外からの輸入をサポートする効果もある。問題はやはり国内
>投資を予想以上に食ってしまったことにあるんじゃないかな。
世界一の貿易収支黒字ですから、日本が輸入しなければ日本の輸出もシュリンクします。
「国内投資を予想以上に食ってしまった問題」の意味は不明ですが、賃金増加→消費拡大→投資拡大→賃金拡大のサイクル変動がマネーサプライに対応していなかったことが根源的問題です。
>確信犯か
>先に添付したpdfリンクを見るとわかると思うけど景気拡大期は当然、労働分配率は下がる。それでもバブルのピーク時期で高度成長期をそれほど下回ることはなく70%以上のレベルだった。賃金は労思交渉で決まるものだし外国と比べても特に抑制されてたわけではないと思うよ。逆に最近が異常に高過ぎたんだろう。
>>「国内投資を予想以上に食ってしまった問題」の意味は不明です
>つまり超金融緩和(過剰融資)があったにもかかわらず、設備投資や賃金上昇に費やされた投資金額はほとんど増加せず(まあ当たり前なんだけど)、
それに比べて、土地や株式取得に費やされる費用が圧倒的になっていたってこと。
>賃金増加→消費拡大→投資拡大→賃金拡大のサイクル変動がマネーサプライに対応できなかった(内需拡大できなかった)ことは、異常な問題というよりも、通常の資本主義システムの下では必然の結果だったってことだろうね。
>しかし金融のプロがなんでバブルを見抜けなかったのか、やっぱり確信犯だったのかねえ。。>福井、三重野
確信犯ですね
おっしゃられるように、80年代後半のような金融緩和策をとれば、資本の論理から、過去の傾向(地価・株価)をベースにバブルが形成されるのはプロなら見抜けます。
NTT株や時価発行で、投機のネタも増やしたのですからなおさらです。
しかも、手仕舞いの仕方もプロのお手並みです。

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