難航していた、WTO ドーハ・ラウンドがSuspendされた。
WTO NEWS>「The Doha Development Agenda negotiations are to be suspended because gaps between key players remain too wide. Heads of delegations, speaking in an informal meeting of the Trade Negotiations Committee on 24 July 2006, agreed with WTO Director-General Pascal Lamy that this will be a setback for all members. 」
以下関連ニュース
人気blogランキング <-- クリックご協力お願いします。
農業情報研究所(WAPIC)06.7.25より
ドーハ・ラウンド凍結 新たなアプローチへの機会ー米国農業・貿易政策研究所
WTOドーハ・ラウンドが凍結された。
WTO news:Talks suspended. ‘Today there are only losers.’,06.7.24
これを受け、小規模家族農場を助ける活動を展開してきた米国のNGO:農業・貿易政策研究所(IATP)のカリン・スモーラージュネーブ事務所長が24日、今日の世界貿易交渉の崩壊は、世界中の働く人々の利害を一層よく反映する国際貿易システムに新鮮な考え方を注入する重要な機会を提供するというコメントを発表した。彼は次のように言う。
「今は現在のモデルの限界と対決し、人々の生計の改善、雇用増加、貧しい国々に対する経済発展の余地の提供に焦点を当てた多角的貿易ルールの考案に取りかかるべきときだ」。
「WTOと現在の交渉の方向は非常に人気がないから、加盟国はドーハ交渉を無期限に停止すると決定した。WTO加盟国は困難な現実に直面している。世界レベルで約束された利益と現場の経験的証拠の矛盾はますます説明が困難になっている。世界中の人々が、貿易と金融の自由化が彼らの日々の生活にいかに影響を与えるかに目覚め、現在のアプローチを拒絶している」。
「現在のWTOのシステムはすべての発展途上の世界の小規模農民に壊滅的打撃を与えてきたし、米国の家族農民のためにも機能しなかった。このシステムの割れ目が音を立てて砕けつつあるという広範なコンセンサスがある。世銀、様々な国連機関・・・などの研究機関による昨年中の一連の研究は、ドーハ・ラウンドからは豊かな国が貧しい国よりも遥かに大きな利益を勝ち取る、また最貧国にとっての予想される利益は着実に縮みつつあると結論した」。
「WTO加盟国は、この新たな証拠が存在しないとはもはや主張できない。我々はWTOが始動した10年前よりもずっと多くのことを知っている。人々はもはや、農村コミュニティーを破壊し、適正な労働条件へのアクセスの土台を掘り崩し続ける交渉結果を受け入れることができない」。
WTO Talks Break Down - Opportunity for a New Approach,IATB,7.24
凍結決定の元凶とされる米国のシュワブ通商代表は、「真の市場開放を創り出し、新たな経済機会をもたらし、すべてのWTO加盟国に市場を開放する」「ドーハ開発協定」をなお諦めないと言う。
USDA:Transcript of Press Availability With Ambassador Susan C. Schwab, USTR and Mike Johanns, Secretary of Agriculture - WTO Headquarters - Monday, July 24, 2006
しかし、途上国を代表するインドのナース商工相は、断固として、途上国は先進国からの農産物への市場アクセスを提供するために自給農民が生計と食料の安全保障を失うことは許せないと言う。
WTO talks may take months to resume,Hindu,7.25
シュワブ通商代表は、昨日の市場アクセスの抜け穴に焦点を当てた議論は、「多くの先進国と途上国が野心的貢献を回避する方法を探していることを明らかにした」と言うが、米国がこのような立場を変えないかぎり、何度交渉しても無駄であろう。
まさにIATPが言うような「多角的貿易ルールの考案に取りかかるべきときだ」だ。

0