「“虎の威を借りている”とは言えFRBはなかなかだったと思っています」
日銀(中央銀行)と国債関連
FRBは日銀より無能であるから続きます。
「匿名希望」氏が既にレスしていることもあって遅くなりました。私も、金融政策の有効性が限定的になっていることを認識しなければならないと思っています。
グリーンスパン氏を頭とするFRBは、米国経済が置かれた状況のなかで、国益とは言いませんが、支配的経済価値観の利益に沿った政策を実行してきたと思っています。
貿易収支が赤字になったのは30年もの昔ですが、経常収支が赤字になってからの17年間は難しい舵取りを迫られたはずです。
経済論理的なレートを超えたドル高と金融活動の果実のもとであるドル金利を相対的に高めに維持するというテーマと米国という国民経済のそこそこレベルでの維持を両立させるのは難問中の難問です。
それを支えてきたのは、最強の軍事力はともかく、ドルが国際基軸通貨であるという“虎の威”を基礎に、経常収支赤字の大元でもある貿易収支赤字の巨大さを逆手にとって政策だと思っています。
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“虎の威を借りている”とは言えFRBはなかなかだったと思っています 投稿者 あっしら 日時 2002 年 8 月 19 日
1990年頃には、FRBも、「連邦政府は対外債務を完済できない」と認識したと思っています。以降は、この認識をベースにしながら、どうやって支配的経済価値観の利益に沿った経済状況をつくり出すかに専念したと考えています。
ポール・クルーグマン教授は、「FRBが金利引下げを先日行わなかったことを非難している」そうですが、利下げは、非金融企業の収益を下支えするのは確かですが、インフレ率が同じであれば金融企業の収益を圧迫することも確かです。
(このようなことから、デフレが進めば、FRBは金利を下げると考えています)
また、利下げは、デフレ的競争条件にあれば、企業の金利負担を軽減することでデフレをさらに加速させるものです。
金利引き下げは、「デフレ不況」を防止できる政策ではありません。
「デフレ不況」を防止するためには、借り入れ金利負担や固定資本償却をスムーズにこなしていけるだけの需要を確保するしかありません。
需要は、供給(量ではありません)を拡大するか、政府支出を拡大するかしかありません。政府支出の拡大は、余剰通貨を持っている層に対する増税か、政府債務に頼るかになります。
このような領域に入ってくると、FRBの課題ではなくなります。このような意味で、金融政策は「デフレ不況」に対してそれほど有効性をもたないのです。
>1.FRBは日銀より無能である。何故なら彼らは日本というバブルの前例が目の前にあったのに自国のそれを阻止できなかったからだ。
グリーンスパン氏は、現在及び先行きの米国経済をある程度まで見通していたと思っています。
先延ばし策でしかないとわかっていても、支配的経済価値観の利益に沿った政策を採ってきたということでしょう。
通貨をたっぷり保有している経済主体や個人は、「デフレ不況」は悪いものではないと高を括っている可能性もあります。
>2.かつてグリーンスパンは速見を白痴とののしったが、アメリカ経済は永遠に繁栄を続けるというニューエコノミーを議会で認めたグリーンスパンは速見より無能であるか傲慢であるか経済学の知識が私以下かどちらかである。
ざっくばらんに言えば、“詐欺師”と言った方がふさわしいでしょう。
支配的経済価値観の利益に沿った政策を現実化するための詐欺です。
このように考えると、無能ではないと言えます。
産業活動に利益を基礎を置いている日本が米国流経済政策を採るほうが無能だと言えます。
>3.80年代、確かに日本は自国の生産システムを自慢したが、世界に見ならえとは言わなかった。アメリカは自分たちの企業統治・会計システムを自慢しそれを世界に押し付けようとした。アメリカは偽善の国である。
支配的経済価値観の利益に沿った政策(国益という人もいますが)を押し付けようとしたということでしょう。
それを武力ではなく押し付けたとしたら、競争尊重者や市場主義者は“お見事”というしかないのでしょう。
私は、自分自身に関わることなので究極的には騙された方が悪いと思っていますが、米国並びにIMFは詐欺師同然だと思っています。
>4.宮沢などが何度もアメリカにバブルの警告をし対処を求めアドバイスをしたにもかかわらず株、不動産、企業不祥事という日本と全く同じバブルを繰り返したアメリカ当局は無能か学習能力がないか傲慢かどちらかである。
>どちらにせよFRBが日銀より無能であることは疑いようがない。
グリーンスパン氏自身が、自分の時代は終わりを迎えたと認識しているはずです。
しかし、彼が辞任することは株安やドル安の契機にもなりかねないことですから、タイミングを図るのはたいへんでしょう。
私でさえ「デフレ不況」と「株価瓦解」を警告したのに、それを曖昧にしたままのグリーンスパン氏の今年2月・3月の言動は、犯罪に近いものがあると思っています。
もちろん、パニックを起こさないためにああいう言動をしたという好意的な解釈もできますが...。
米国でも、日本と同じように、金融主義なのか産業主義なのかという対立が生まれると思っています。
米国の経済学者のほうが、日本の経済学者よりも、まともで真摯であることは間違いないと思っていますから、米国でそのような動きが早く出ることを期待しています。
楽観派さん:
ある意味では私の想定したとおりの回答
レスありがとうございます。まず私はこのフォーラムでの自分の役割を”トリックスター”と位置づけています。ですから波紋が広がり議論が深まることがまさに私の望むところであり私の意見が正しいかどうかは正直にいうと気にしていません。
グリーンスパンは詐欺師であると実際に入力して、あまりに”刺激的”なために消去しました。これは事実です。証明できませんが。
ですが詐欺師というのも実は適切な表現ではないと思います。FRBに限らず、アメリカで要職にある方々は常に”戦略的”に動いています。ですから必要なら偽情報(ディスインフォメーション)も出すでしょう。
ここが実はアメリカと日本の最大の違いであり、アメリカは常に国益優先・戦略的に動くという印象を私は持っています。
FRB、あるいはアメリカの経済学のレベルと日本のそれと比較すればその差は歴然としています。それは日本のほとんどの学者・マスメディアがアメリカの意見を紹介することで生存しているという事実を確認すればすむことです。
さて近日中に日本はいかに国防・経済・国家運営において戦略的に動くべきかその具体的提案をアップしたいと思います。その際は忌憚ない意見をお聞かせください。
結論だけ先に言えばやはり幸せの経済学を採用するしかないと考えます。

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