「無能で反国民的な「国民経済研究協会」と「日本経済新聞社」」
小泉政権の足跡
国民経済研「不良債権の景気下押し限定的」
『国民経済研究協会は10日発表した中期経済予測で、銀行の不良債権の最終処理を進めても「景気への直接的な影響は限定的」との見方を示した。
年30兆円を最終処理しても、直接には失業率を0.18ポイント押し上げ、実質国内総生産(GDP)成長率を0.04ポイント引き下げるにとどまると試算している。最終処理額が年50兆円でも失業率を0.3ポイント押し上げ、GDP成長率を0.06ポイント引き下げる程度という。
2002―06年度平均の実質GDP成長率は年0.9%と予測。景気対策としての財政出動は想定せず、不良債権処理の本格化に伴って当初は停滞。その後は構造改革の成果から持ち直し、2006年度は2.0%成長を予想する。』 「NIKKEI NET」2002 年 10 月 11 日
> 不良債権処理は大方株価には反映されてきているようなので(株価は不良債権処理を先採りする意味で)、それに伴う失業への雇用対策と不良債権の処理の本格実施が急がれるところでしょう。
> それと、この不況を生み出した政治と行政の改革(結果として各省庁のバブル的歳出予算を大幅に削減するような)の早期実施が望まれます。この不況の痛みを民間に押しつけるだけでは済まされません
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無能で反国民的な「国民経済研究協会」と「日本経済新聞社」 − 分析結果が合理的であるならこれまでの政権の責任が問われる − 投稿者 あっしら 日時 2002 年 10 月 11 日
誰の資金で運営されどういう意図で発表したかはわからないが、「国民経済研究協会」は、マクロ分析において無能で名前を裏切る反国民的な組織である。
記事見出しは「日経」が斟酌して付けたものか、「国民経済研究協会」が文章にしたものかはわからないが、「不良債権の景気下押し限定的」と「景気への直接的な影響は限定的」はまったく意味が違う分析(表現)である。
● 「不良債権の景気下押し限定的」
これは、国民経済(マクロ)の低落が限定的という極めて重要な見通しである。
この分析結果が厳密な手法で行われており、多くの経済研究機関が追認するならば、不良債権処理をこれまで行わなかった政府の責任が問われることになる。
(だらだらと10年以上不況を引き延ばしてきた罪は大きい)
分析結果が合論理的であれば、今のような世界経済及び日本経済状況ではなく、世界経済及び日本経済が安定した時点で実行すればいいことになる。
● 「景気への直接的な影響は限定的」
これは、不良債権処理を行うことで生じる企業破綻が直接国民経済に与える影響は少ないというもので、その直接的な影響が、産業連関的にどう波及するかについては触れていないものである。
>年30兆円を最終処理しても、直接には失業率を0.18ポイント押し上げ、実質国内総生産(GDP)成長率を0.04ポイント引き下げるにとどまると試算している。最終処理額が年50兆円でも失業率を0.3ポイント押し上げ、GDP成長率を0.06ポイント引き下げる程度という。
年30兆円を最終処理:
「失業率を0.18ポイント押し上げ」るということは、失業者数として11万人の増加を予測していることになる。
しかし、これから、(GDP)成長率を0.04ポイント引き下げるにとどまるという結論はでない。
なぜなら、世界経済の見通しのなかで貿易動向が触れられていないこと、失業率は5.4〜5.5%で推移しているが就業断念者がこの1年間で90万人以上増加しているように就業者数そのものが減少傾向にあること、11万人の失業者増加が需要の減少を引き起こし企業の収益を圧迫したり新たな失業者が発生すること、流通の過剰債務処理であれば納入企業(とりわけPB商品製造者)に大きな影響が出ることなどが考察対象になっていないからである。
貿易や産業連関を無視したかたちで、「(GDP)成長率を0.04ポイント引き下げるにとどまる」という結論は、マクロ経済学の基礎さえ無視した“政治的意図”に基づくレポートと断じざるを得ない。

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