「為替介入の貢ぎ先:米国→為替などの投機家→対米輸出国→日本輸出企業」
小泉政権の足跡
過去最高の4兆4500億円=9月の為替介入、年初来13兆円超に−政府・日銀 (時事通信)
財務省は30日、8月28日から9月26日までの1カ月間に外国為替市場で実施した為替介入総額が、月間ベースで過去最高となる4兆4573億円だったと発表した。この結果、今年1月からの累計は13兆4828億円に達し、年間最高額を更新した。
市場では今月の介入額を2兆円強と予想していただけに、景気への影響を考えて政府・日銀が「隠密」型の円売り・ドル買い介入を繰り返し実施していたことが裏付けられたことになる。 (時事通信)
[2003年9月30日21時34分更新]
>おいおい!この4兆4573億円ってどなたに貢いでいるの?
>年初からだと13兆4828億円も貢いでいるよ。
>13兆4828億円もの金額があれば、日本中の闇金・街金・サラ金からの借金で苦しんでいる人を全員救い出せるんじゃないか?この金額でも、もしや足らない?
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貢ぎ先:米国→為替などの投機家→対米輸出国→日本輸出企業投稿者 あっしら 日時 2003 年 10 月 01 日
13兆4828億円は、日本の貿易収支黒字どころか経常収支黒字額さえ超えるものです。
対米貿易収支黒字は7兆5千億円ほどですから、その範囲であれば、ローンと同じように、買って欲しい人がお金を持っていないのでお金を融通してやっているという説明も可能です。
(米国が対外債務を完済するという条件ならばですが、IMFが対外債務過剰国に対して強制している処方箋や対外債務過剰国の実態に照らせば完済は不可能ですね)
「どなたに貢いでいるの?」という問いは、
直接的には、米国政府になります。
米国政府の安直なファイナンスは、米国民の税負担軽減や米国金融市場の金利抑制に貢献したり、政府支出規模の維持(増加)に貢献します。
これも直接的な貢ぎですが、外国為替市場で投機を行っている人たちに利益を与えることになります。
G7以前は、為替介入により、115円を抵抗ラインに115円〜121円の円ドル相場が形成されていましたから、115円近辺でドルを買い、120円近辺でドルを売るという投機を行えば、その後の相場変動で利益を手に入れられるというものでした。
さらに、120円近辺でドルを売って得た円で株式投資を行い115円近辺で手仕舞いしドルに転換すれば、株式投機の利益にプラス為替差益が得られます。
(ミニマムのメリットは、為替が株式投資のヘッジになることです)
間接的には、対米輸出国にも貢ぐことになります。
量的な恩恵であれば、最大の対米貿易黒字国である中国がトップです。
米国政府が安直にファイナンスできなければ、米国民の税負担が増加したり、米国金融市場の金利が上昇したり、政府の支出が減少することになります。
日本の安直な対米ファイナンスは、米国の購買力(輸入可能力)を高めることで対米輸出国の経済活動を支えてあげることになります。
もちろん、このなかには日本も含まれます。
しかし、日本は、中国など他の国に較べれば、そのメリットは小さくなります。
円ドルレートを円安にするということは、日本の輸入価格が割高になることでもあります。
輸出採算がよくなる一方でコストが悪化するのが円安です。
日本は、原材料を輸入して加工品を輸出するというかつての構造から輸入品の70%近くが製品という“国際水平分業”構造に身を置くようになっています。
このような構造では、輸入財価格を国家統制でもしない限り、短期はともかく、円安で輸出採算が大きく改善することはありません。
中国など他の国は、円安で日本からの輸入が有利になり、米国の購買力維持(増加)で対米輸出も有利になるという、まるまるのメリットを享受することになります。
(中国と日本は対米輸出では棲み分けなので、円安による日本企業の国際競争力上昇は中国にほとんど影響を与えません)
仮に、円安でトヨタなど輸出企業の利益が増大するとしても、それで得た利益を賃上げや国内新規投資に使わないのですから、日本経済全体にはほとんど貢献しません。
日本政府が、どれほど愚かであるか、もしくは、どれほど売国的であるかがわかる政策が為替介入です。
※ 13兆4828億円もの為替介入を行っても財政や経済に目立った歪みをもたらしていないという現実は、通貨というものの性格を考えるに当たって重要な意味を持っています。
以前に書きましたが、通貨そのものには“価値”はないのです。
為替介入が問題のない政策なら、「日本中の闇金・街金・サラ金からの借金で苦しんでいる人を全員救い出せるんじゃないか?」という国内政策にも応用できます。
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エンセンさん:
あっしらさん、毎度分かりやすいご説明をどーもです。
>13兆4828億円は、日本の貿易収支黒字どころか経常収支黒字額さえ超えるものです。
あらためてどれだけ大きな金額なのかが理解できたように思います。
「どなたに貢いでいるの?」に対するお答えには想像通りでした。いやもっと深かったようです。米国政府に貢いでいる、というのは私にでも想像のできることでした。
外国為替市場で投機を行っている人たちに貢いでいる、というのも想像していました。
対米輸出国にも貢いでいる、というのは勉強になりました。想像していませんでした。
>中国など他の国は、円安で日本からの輸入が有利になり、米国の購買力維持(増加)で対米輸出も有利になるという、まるまるのメリットを享受することになります。
(中国と日本は対米輸出では棲み分けなので、円安による日本企業の国際競争力上昇は中国にほとんど影響を与えません)
特にこのご説明には、日銀・政府はこのことを理解しているの?という感情がこみ上げてきました。
まあ、さすがに理解していないはずはありませんよね。
>日本政府が、どれほど愚かであるか、もしくは、どれほど売国的であるかがわかる政策が為替介入です。
確信犯なのかな?愚かなのかな?
どちらであっても私に言わせりゃ、アホですね。
>為替介入が問題のない政策なら、「日本中の闇金・街金・サラ金からの借金で苦しんでいる人を全員救い出せるんじゃないか?」という国内政策にも応用できます。
貧乏人(失礼)は見捨てて、ある集団には無尽蔵に貢ぐという日銀・政府はやはりこれっぽちも信用ができませんね。
困ったもんだ。
8/12/11

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