「外務官僚は本当に領土問題を解決する決意があるのか」
憲法・軍備・安全保障
ムネオ日記
2010年8月22日(日) 鈴 木 宗 男
9時から根室市納沙布(ノサップ)岬で第29回北方領土ノサップ岬マラソン大会開会式に出席し挨拶する。
このマラソン大会は北方領土返還運動の世論啓発の一環として社団法人北方領土復帰期成同盟が主催し、外務省と内閣府が後援する大会である。
今年驚いたのは、その後援の一方の責任者である外務省から誰も来ていないのである。
聞くと、昨年も来なかったという。
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私の知る限り、一昨年までは外務省の一官僚が来て、心のこもっていない外務大臣の挨拶を代読していた。
国家主権に関わるイベントに、しかも外交交渉は外務省の専管事項と言いながら命がけで取り組むのではなく、形だけのやったふりをする外務官僚の実態にあ然とした。
官僚政治打破を訴えて政権交代し、政治主導と言いながら岡田大臣は官僚の手のひらに乗っている。
いや乗るしかないのか。
元島民の思いや、北方領土問題が解決しないで著しく疲弊した根室の経済をどう考えているのか。
腹立たしく思っているのは私だけではないことを、外務省ロシア担当官僚は知るべきである。
この姿を見ただけでも、外務官僚は本当に領土問題を解決する決意があるのか。
先般のムネオ日記でも触れたが、岡田大臣は、「北方領土問題について、ソ連の時からロシアになっても何も変わっていない」と発言された。
ソ連時代は、領土問題は無しと言ってきたが、ゴルバチョフ来日から、そして自由と民主のロシアになってから「スターリンの残滓(ざんし)、島の名前を挙げて未解決の係争地域、法と正義に基づき解決すると大きく変化してきたこの流れを、何故正しく受け止め、裂ぱくの気合いを持って交渉しないのか不思議でならない。
外交も人である。やる「気」があるかないか、ロシアは日本の出方を見ている。
いや、見透かされてはならないのである。
9月以後の外務省ロシア担当官僚の動きを見ることにする。

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