晴耕雨読

淡々と日々の暮らしを立てるために働き続け、木々の緑、雨音、枯れ枝に架かる雪を密かに楽しむ。
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こんな当たり前の人生が許されない世にはして欲しくありません。

 

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投稿者:早雲
あいうえお さま、おはようございます。

熱心にお読み戴いているようで、ありがとうございます。

返事を書くのがいつも遅くなってしまい申し訳ありません。

>問題を捉える枠組みが、空間軸でも時間軸でも違っているようですね。

近代の萌芽を2000年前のセムの商人に、近代を500年前の大航海時代に始まると見ています。

日本は150年前に近代に巻き込まれましたが、つい最近まで(中曽根氏の登場以前)「近代的価値観」に染まりきってはいませんでした。

というような背景で記事をupしています。
始めてこられるととまどう事も多いと思います。

世界は「大宗教戦争」のまっただ中にある
http://sun.ap.teacup.com/applet/souun/msgcate19/archive
カテゴリー辺りから御覧ください。

またお出でください。


投稿者:あいうえお
こんばんは

毎日アップされる記事を拝読していました。
私の想定していなかった内容も多く、驚きと共に戸惑いも感じています。(山本五十六問題他、まだ消化し切れてません)

どうも、私の指摘した内容などは、早雲様からすると「誤差」の範囲の瑣末な事のようですね。

>「マクロ」の視点ではないと思われます。
>ミクロの最適化の集合はマクロで見ると最悪解になることがあります。

私は、多少株式投資を行うのですが、週足チャートと日足チャートが真逆に動く事が多々あります。
問題を捉える枠組みが、空間軸でも時間軸でも違っているようですね。

余談ですが、「投稿者 あっしら」さんも早雲様だと推察しますが、当ブログのこれだけの質と量をお一人で書かれたのでしょうか。

無料で読める幸運に、大変感激しています。
私がこちらを知ったのが先月末の事で、毎日更新される記事を読むだけで、過去の膨大な記事は読めてません。

時間を見つけて少しづつでも読ませて貰おうと思います。





投稿者:早雲
あいうえおさま、こんばんは。

>理屈の上では、生産手段の海外移転によるマイナス分を、海外移転自体又はその波及効果によるプラス分が上回れば良い事になります。

海外移転をしても、現地生産分を現地で販売または、第3国への輸出に当てるのであれば現地雇用による所得向上を通じて日本から(とはかぎりませんが)の輸入拡大に繋がるでしょう。

大きな問題は現地で生産した物を日本に輸入することです。
これは日本国内での「供給」(給与の支払いと考えてください)を減少させ、供給量を増やす事ですから、価格低下圧力を増やすだけです。
個別企業が一時的に利潤を得ることにはなるでしょうが、中長期的には国内の購買力はますます低下してゆきます。

>@国内に残った部門(国内本支社・開発・先端部品生産部門など)の国内投資や給料アップや支払う税金の増加

これが出来ていないことが現在の大きな問題です。

>A、B
についても否定はしませんが微々たるものです。

>上記の仮説の有効性は不明ですが、企業の海外移転をデフレ解消の方向に働かせる事も可能な気がします。あくまで「感」ですが

海外移転で得た収益を日本国内の無職の人々に全て分配するなら別ですが、供給活動で得た給与で消費活動を行っている限りおっしゃるようなことは起こりません。

全体にあいうえおさまのおっしゃっている事柄は個別の経済主体の視点のように見受けられ、国民経済、「マクロ」の視点ではないと思われます。

ミクロの最適化の集合はマクロで見ると最悪解になることがあります。
これを調整できるのは「政策」であり個別経営主体の努力ではありません。
続きはまた後ほど。
投稿者:あいうえお
こんばんわ

まず、昨日の「海外移転からの波及効果」に、C世界経済の成長による「石油鉱物資源や農産物のインフレ」を追加します。

>所得再配分がうまくっていれば、バブルも「デフレ不況」もなく・・・

「所得配分」は非常に重要な問題だと思います。

>自由主義経済価値観が多数派で国策もそれを基礎にするものである限り、避けられないと考えています。

世界がこれだけ国際化している中で、貿易立国の日本が自ら単独で「企業行動や資本活動に制約」を掛ける事が果たして可能でしょうか?
ヘッジファンド等の投資マネーの横暴は世界的に問題になっているので、国際的に規制を行う流れが出て来れば可能かも知れませんが。

>それどころか、自由主義経済価値観を基礎にした国家社会の運営は、産業の空洞化すなわち供給力や貿易収支黒字の減少を加速化します。

付加価値の低い部門を海外に移転し、高度技術・高付加価値の化学・繊維素材や電子・精密部品や工作機械などは国内に残す事も可能ではないでしょうか?
今日の産経新聞に、「プレス加工機」(日本とドイツが独占)について、自動車産業の好調で日本の世界シェアが60%に達した事が出ていましたが、これも国内産業です。

>『新生銀行』は日本企業向け融資を拡大していますか?
>瑕疵担保条項がまだ有効な『新生銀行』でさえ、“貸し渋り”と“貸し剥がし”に励んでいるのです。

新生銀行の現状は良く知りませんが、瑕疵担保条項は以前に切れていると思いますよ。
RCCもそうですが、事業に将来性が有り返済が見込める企業から貸し剥がしを行う事は考え難いのですが・・・。

RCCは、再生可能な企業には、返済計画の変更や利息軽減・債務軽減にも応じた筈です。
いきなり法的に不良債権処理をした訳では無いです。
早雲様は公的資金投入で応じるべきだったとのお考えの様ですが、それは不良債権化した企業に「追加融資」を延々と続けるべきだったと言う事でしょうか?

当時、新聞雑誌等でも不良債権問題が取り上げられ、日本が破産するんじゃないかなどと、「社会不安」が広がっていました。
RCCは、社会不安を解消する為のイベント的な要素も有った考えています。
投稿者:あいうえお
こんばんは

新規エントリーのアップを続けながら、コメントに対しても几帳面に返事を下さり有難うございます。

>海外への雇用の転移がいかなる論理でその様な事に結びつくのかその経済論理をお示し下さい。

理屈の上では、生産手段の海外移転によるマイナス分を、海外移転自体又はその波及効果によるプラス分が上回れば良い事になります。

「海外移転によるプラス効果」(競争力アップによる増収増益)

@国内に残った部門(国内本支社・開発・先端部品生産部門など)の国内投資や給料アップや支払う税金の増加
A国内子会社や下請けに対する効果
B人及び商品の移動に伴う物流業への効果
C他にも有りそうだが・・・

「海外移転からの波及効果」

@ブリックスやアジア市場など世界的な景気拡大が続く中で、海外での収益は再投資され海外事業自体が拡大する事で、日本へのプラス効果も拡大する。(市場拡大の余地は大きい)
A事業の海外移転は進出先国の経済成長に繋がり、購買力をアップさせ、又日本文化の浸透にも寄与し、日本の国内産業の増益に結びつく。(アニメやゲーム等のソフト輸出。日本の農産物輸出。中国人観光客の増加〈うれしくないが〉。その他色々・・・)
B特許等の知的財産権や技術料などのソフトビジネスのチャンスが拡大する。

タイムラグはありますが、「波及効果」の部分が日本経済に貢献する余地は大きいと思いますね。
日本国内では技術・ソフト事業に注力する事や、日本ブランドを確立し文化輸出と共に国内限定商品とされて来た物を輸出商品に変える事などが必要だと思います。(お茶や醤油や寿司などのように)

思い付くままに書いてみましたが、私は具体的なデータ等を有しておりません。
上記の仮説の有効性は不明ですが、企業の海外移転をデフレ解消の方向に働かせる事も可能な気がします。
あくまで「感」ですが。

遅い時間になりましたので、後は後日に廻します。
投稿者:早雲
>資産デフレをそのまま放置していれば、金融機関の破綻から連鎖倒産を招く恐れがありました。

『新生銀行』は日本企業向け融資を拡大していますか?瑕疵担保条項がまだ有効な『新生銀行』でさえ、“貸し渋り”と“貸し剥がし”に励んでいるのです。
このことは、たとえ「不良債権処理」を行っても、銀行の貸し渋りが解消されない可能性が高いことを示唆してします。
自分自身が銀行経営者であれば、現在のような経済政策下に置かれている日本企業に対して融資をしたいとは考えません。融資するとしたら、担保物件を持っていることが条件で、しかもその担保物件の現在価値の半分の金額までにします。
おそらく、日本の銀行の多くが、BIS規制がないとしても、不良債権を増やしたくないと考えて、日本企業向けに融資を拡大するよりは、国債取引でわずかばかりの差益を採ったり、EU諸国の債券を購入したり、中国向けの取引を拡大したいと考えるでしょう。
「不良債権」が銀行の活動を縛っていることは間違いありませんが、だからと言って、「不良債権」を処理すれば、企業向け融資を通じて実体経済領域での日銀券の流通が拡大され、実物への需要が拡大するというわけではないのです。
投稿者:早雲
あいうえおさま、

>現実的対応として、海外生産は不可欠だったと考えます。

個別企業(経済主体)の利潤獲得活動を称揚する自由主義経済価値観が多数派で国策もそれを基礎にするものである限り、避けられないと考えています。

それどころか、自由主義経済価値観を基礎にした国家社会の運営は、産業の空洞化すなわち供給力や貿易収支黒字の減少を加速化します。

この間の日本経済のようにGDPが縮小する状況が続けば、個別企業(経済主体)は、自分のところの利潤をなんとか確保しようと、労賃が安い外国に生産拠点を移す動きを強めます。
日本で生産すると2000円のコストの商品を10000円で販売でき利益を3000円上げていた(販売促進費を加味)が、デフレの進行でコストは変わらないのに9000円で販売せざるを得なくなり利益が2200円になったとします。
このとき、個別企業(経済主体)が、それなら製造コストが1000円(輸送費込み)にところに生産拠点を移そうと思うのは“自然”(個別資本の論理)です。
計算上は、9000円で販売しても、3200円の利益が得られることになるからです。
しかし、これは、自由主義的価値観に囚われた思考力が生み出す錯誤です。

なぜなら、日本で生産するときに掛かるコストである2000円がGDPの循環から消え去ってしまうことになるからです。
コスト2000円の製品を年間100万個生産していたとすれば、10億円の需要が消えてしまいます。
だから、1000円で製造した商品を輸入して販売しても9000円では売れず8500円になり、目論見通りの利益を上げられないのです。

生産=供給活動に投下したお金が、需要となって戻ってくるという基本的な経済論理が理解できずに、自分の供給活動に投じるお金はコストだからできるだけ少なくし、需要だけはひとのお金だからと大きなものを期待してしまう思考の歪みが現実を見えなくしています。

(米国のように、国際基軸通貨国で、膨大な財政赤字と経常収支赤字を抱えていてもIMF管理下に入ることなく、世界中とりわけ日本からドルを還流させることで消費に狂奔できる国だけが、“錯誤”を現実のものにすることができます)

需要は、自立的に単独で存在しているわけではなく、供給(供給活動にお金が投下されること)によって生まれるという鉄則がないがしろにされているのです。
投稿者:早雲
あいうえお さま、こんばんは。

 90年代に日本企業海外生産分の生産財と製品の輸入比率が増加し、円安が利潤増大や国際競争力の強化により結びつかない貿易構造になっています。(農産物や魚介類の輸入も増加しています)

 輸入財であれ、国内供給財であれ、需要者に通貨がなければ増えません。
 余剰通貨が投資・給与・徴税というかたちで、使われなかったことが最大の問題だと考えています。

 また、貿易収支を赤字に転換させるほどの輸入の増加は、国際基軸通貨が自国通貨である米国でさえそうですが、国内の供給基盤を蝕んでいくため、長期的には国民全体が豊かになることはありません。

 所得再配分がうまくっていれば、バブルも「デフレ不況」もなく、日本企業の製造拠点海外移転も穏やかなものになったと考えていますので、生産財や製品の輸入増加も、現実よりは増加ペースが緩やかだったでしょう。


>一時的にデフレ不況が深刻化しましたが、海外事業の好調により国内従業員の給料も上がり、中小の下請企業への波及効果も徐々に現われ始め、デフレも解消に向かっています。

実態を誤って認識していると思います。また、海外への雇用の転移がいかなる論理でその様な事に結びつくのかその経済論理をお示し下さい。
残りは後ほどupします。

投稿者:あいうえお
お早うございます。

≫大企業中心に海外事業で高収益を上げ始めた事は、幸いだと思います。
>これが、日本がデフレから脱却できない大きな原因です。

海外に生産拠点を移す為に、国内の生産手段の圧縮が行われました。
工場の売却や従業員のリストラは、確かにデフレ要因です。
また、海外の安価な労働力を活用して生産した商品の逆輸入もデフレ要因でしょう。

しかしながら、従来通りの国内生産を続けていればどうだったか、が問題です。

人件費の安い旧社会主義国や途上国に対して、先進国は投資と技術導入を行い、安価な製品を世界に供給する体制が出来ました。
日本企業だけが国内生産に拘っていたら、戦わずして国際競争に敗れる事になったと思います。
現実的対応として、海外生産は不可欠だったと考えます。
一時的にデフレ不況が深刻化しましたが、海外事業の好調により国内従業員の給料も上がり、中小の下請企業への波及効果も徐々に現われ始め、デフレも解消に向かっています。

ちなみに、グローバリズムの流れに乗る事は国際金融資本の戦略通りで、その危険性の問題が生じるのでしょうが、そこまで踏み込むと現段階では十分な答えは用意出来ません。

>使用価値に見合った価格に出来るだけ早く落ち着かせるべきで、結果として赤字国債の発行で賄う「株式買取機構」や「RCC」は愚劣で批難さるべき政策です。

資産デフレをそのまま放置していれば、金融機関の破綻から連鎖倒産を招く恐れがありました。
早雲様も確か、公的資金投入を示唆しておられましたが、これも赤字国債で賄われるはずです。
全てを公的資金投入で処理する事は、銀行の「恣意性」に委ねる事になり、銀行に不都合な問題は全て隠蔽されます。
大型案件については、RCCを使う方が公正かつ合理的に思えますが如何でしょうか?

株価に関しては、バブル時に高くなり過ぎる様に、暴落時には適正価格で止まらず、「下がり過ぎる」のが一般的です。
(落ちて来るナイフを掴むな。地面に突き刺さってから買え、です)
中途半端な水準での買い支えは無駄ですが、下げ過ぎ状態での買い支えは、ショックを緩和する意味で必ずしも無意味とは思いません。
特に、外資に安値を拾われるよりはマシかと。
実際、株式買取機構が取得した株式は、現段階では含み益が出ているのではないでしょうか?
投稿者:早雲
あいうえお さま、こんばんは。

「公共部門の合理化」の必要性については、特に異論は有りません。
ただし、これはデフレ対策とは別の問題で、切り離して考えるべきです。

>「資産デフレは放置すべき」は概ね賛成ですが、「株式買取機構」や「RCC」などはそれ程批判される政策とは思いませんが。

使用価値に見合った価格に出来るだけ早く落ち着かせるべきで、結果として赤字国債の発行で賄う「株式買取機構」や「RCC」は愚劣で批難さるべき政策です。

>また10数年と言う年月は少し長すぎましたが、あれだけのバブルの清算には、企業も国民も変化に対応する為の時間は必要だったと思います。

バブルの精算ではなく、資産バブルに隠れ顕在化していませんでしたが密かに進んでいた「デフレ」こそが問題でした。

>信用創造のスパイラルを抑制する政策(不動産担保融資の担保掛目制限の厳格化など)を早期の段階で行うべきだったのです。

不労所得への課税強化で対処すべきだったと思います。
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