日本は90年代からの不況のままなだれ込んでいますが、現在進行中でまもなく広く認識されることになる「世界同時デフレ不況」は、近代(資本制経済システム)の論理(手法)では解消できないものになると考えています。
端的に言えば、「近代」の終わりが始まっていると考えています。
@村山節という方は800年周期で西洋と東洋の覇権交替があり、2000年からは東洋の時代と説いておられます。この説についてはいかがお考えですか。
まず、価値観区分として西洋と東洋という対立軸がふさわしいものかどうか疑問です。
ケルトやゲルマンの宗教や共同体性に照らすと、覇権という考えが地理的西洋に古来からそれほど強くあったとは思えません。
西洋世界に論理を基礎とした覇権意識を広めたのは、東洋の西の端を起源とする勢力だと考えています。
西アジア起源の価値観や論理が、およそ2000年をかけて世界に広まっていった過程と見ることもできます。
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Re:超々金持ちの経済支配 投稿者 あっしら 日時 2002 年 10 月 07 日 01:03:23:
遊牧及び商業といった経済基盤は覇権意識を強め、農耕経済基盤は王道的意識を強める傾向を持っていると思っています。
西洋と東洋というより、遊牧・商業生存基盤と農耕生存基盤の対立と捉えたほうが明瞭ではないかと考えています。
(東洋の西の端で7世紀に広まったイスラムは、遊牧・商業生存基盤がもたらす覇権の“毒”を弱めようとした価値観だと見ています)
Aもし、東洋の時代がこれから来るとした時もやはり現在の超々金持ちの経済支配は続くのでしょうか。
行き詰まった「資本制経済システム」を改編する手がかりは、東洋の共同体的価値観を基礎とした王道的支配の見直しにあると思っています。
論理を基礎とした覇権的価値観に対抗する一つの考え方として、共同体的価値観を浮かび上がってくるはずです。
>そんなことで、超々金持ちはそろそろご退陣頂けないものかと思っています。今回の不況がこれを実現してくれそうな気もしているのですが。
私もそう思っているというか、そうしなければ解消できない「末期の不況」に陥っていると考えています。
保有(支配)する通貨量の多さを誇る「超々金持ちの経済支配」こそが、彼らには解消できない「世界同時デフレ不況」をもたらした要因ですから、「東洋の時代」がくることにより「超々金持ちの経済支配」は消えます。
(贅沢な生活ができる人たちとそこそこの生活に甘んじる人たちの区分はあると思っています)
しかし、自動的に「超々金持ちの経済支配」が消え去ることはありません。
今生きている人々なのか次なる世代の人々なのかは別として、生きている人々が新たな仕組みを作り上げて乗り越えていくことでしか、「超々金持ちの経済支配」を消し去ることはできません。
商人の宗教は変容を余儀なくされる 投稿者 あっしら 日時 2002 年 10 月 07 日
>イスラムがかつてのアッバース朝などのように世界でもっとも強い覇権国になることは将来ありえるとお考えですか.イスラムの行方は?
イスラム世界が覇権を押し出すことはないと考えています。
イスラムは、ムハンマドが終末論的に予測したように、混乱期を経て別の価値観体系に揚棄されるのではと思っています。
(ムハンマドは、キリスト教の終末論以上にリアルなイスラム不信心状況を見通しており、イスラムが提示する“論理的な抑制力”が個々人に維持され続けることの困難性を自覚していたと思われます)
ユダヤ教を乗り越えた“世界”商人の宗教であるイスラムが現実の変化のなかでどのような変容を遂げていくかは、世界の今後に大きな影響を与えるはずです。
>マルクスの予見したとおり遠い未来全人類が宗教を古いものとして割り切る日がくるのでしょうか.(そのときこそ平和がおとずれるような)
宗教を価値観&共同体形態論の体系として考えたとき、宗教がなくなる世界は考えられません。
(民主主義・自由主義経済・人権意識・共産主義・儒教なども形態が異なるだけで本質は宗教だと規定しています)
ユダヤ教(キリスト教)→イスラムという発展を見せたバビロニア起源の商人=貨幣崇拝=超越神宗教は、別種のものに変容していくと予測しています。
近代産業国家として頂点を極めた日本は、商業の宗教であるユダヤ教(キリスト教)・イスラムに対置できる価値観を提示できる存在だと思っています。
米英の「中東軍事介入政策」が、ユダヤ教(キリスト教)・イスラムに変容をもたらすことになるのではないかと勝手に推察しています。

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