最近のあっしらさんの書き込みで、”彼ら”(国際金融家)の求めに応じて「新型社会主義」が到来する可能性が高いという趣旨のものがあったと思いますが、そのことについて質問させて下さい。
確実に利益のあがる生活必需財(電気・ガス・水道など)部門は、民営化(つまりは国際金融家所有)され、利益をあげにくい必需財以外の部門は、国営化されていくという概略だったと思います。
(もし、間違ってたら訂正して下さいね)
前段の生活必需財部門が、国際金融家(寄生者)に所有され、庶民の労働成果が不当に吸い上げられることは、大いに問題ありと、すぐ分かるのですが、必需財以外の部門が国営化された場合の具体的不利益がよく分からないのです。
わたしの基本的スタンスは、生活水準は現状維持程度で良くて、今後の生産性上昇の成果は義務的労働時間の削減にあてて欲しいというものなので、こういうことを追求するのって、実は、国営企業の方が望ましいんじゃないの?(笑)なんて思ったりもするのです。
個別企業の経営者が、自らの生き残りを賭けて、社員にサービス残業させたり、賃金下げたり、解雇したりするから、世の中、悪くなっているわけじゃないですか?
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それなら、いっそ、個別企業なんか無くして、全部、国営化してしまえばいいのではと思うのもそれほど、おかしなことではないような気がします。
あっしらさんの考える「新型社会主義」下における、庶民にとっての”災厄”とは、具体的にはどのようなものなのか?お聞かせ願えれば幸いです。
Re: 「新型社会主義」について投稿者 あっしら 日時 2004 年 11 月 25 日
最大多数の最大幸福さんのような受け止め方がけっこう広まると想像しているので、「社会主義」は歓呼の声で迎え入れられる可能性が高いと思っています。
【最大多数の最大幸福さん】
「前段の生活必需財部門が、国際金融家(寄生者)に所有され、庶民の労働成果が不当に吸い上げられることは、大いに問題ありと、すぐ分かるのですが、必需財以外の部門が国営化された場合の具体的不利益がよく分からないのです。」
「あっしらさんの考える「新型社会主義」下における、庶民にとっての”災厄”とは、具体的にはどのようなものなのか?お聞かせ願えれば幸いです。 」
「新型社会主義」の国有企業は、郵政や旧国鉄のような国営という感じの企業体ではなく、政府が赤字補填や追加投資を国庫金で行う違いはあっても、現在と同じような“効率追求型”企業体になるはずです。
主要企業が赤字で政府支出が増加するわけですから、政府が行う赤字補填や追加投資の資金は公的債務(国債)で賄われることになります。
(税金で国有企業を維持(発展)させる財政状況にはないとイメージしてください)
個別国有企業は政府に返済義務を負わないとしても、政府は公的債務を履行します。
政府の債務履行は税金によって賄われるものです。
このような状況であれば、
● 国有企業経営者は、できるだけ赤字を少なくする責務を負うので、従業員の労働条件の悪化を求めることになります。
(私的な利益追求ではなく、国家のためという名目があるので、「社員にサービス残業させたり、賃金下げたり、解雇したりする」のも“説得力”が高まる恐れがあります)
● 政府は、国有企業の維持のために借り入れたお金を返済しなければならないので、税金や社会保険料の負担増を求めます。
(現在でさえ、財政危機を緩和するために公的負担が増加するのは致し方ないという人たちがけっこういるわけですから、国有企業の維持のために要したお金のためなら致し方ないと思う人がもっと増えるでしょう)
「新型社会主義」は、要するに、金融家が貸し倒れのないかたちで金融利得を手にする方策でしかなく、庶民にとっては国有(国家)という美名のもとでより過酷な労働と生活を強いられるものでしかありません。
(個別民間企業に貸し出しをしても回収ができなくなる歴史的段階だから、国家(政府)にまとめて貸し出してきちんと回収できるようにするというのが「新型社会主義」の第一義的な狙いです)