昨日の夜、回味人生という中華を注文した
ニガイ顔して「美味くないよ」と言われたので、
何?と物を出してもらったらニガ瓜だった
あー、好きだから作ってといい、食べた
確かに苦かった
そーか、人生とは美味くないもの、苦いものなんだ
最初からそう思っていたらいいのか、んー
いいネーミングだ
黄瓜とピータンのスープはうまかった
ホータンは以前とはあまりにも変わり過ぎていた
あのボロイホテルは大きなビルホテルになり
その隣には大きな公園ができて、噴水にネオン
等身大の毛同志までつっ立っていた
サングラスの少年と少女が歩いていた道はピンク街に
テントマーケットも様変わりしていた
そこらじゅうに建築資材と窓枠の溶接をしている人がいっぱい
まだまだ建築ラッシュ
もう12年前のホータンのすがたはここにはない
そんなことはあたりまえのことかもしれない
過去から未来への変化
ボクにとっては失うこととして映る
彼らにとっては繁栄として映るのだろう
それを受け入れているのだから
ファーストフードの店のなかではウイグル人の家族がハンバーガー
を食べていた、ホイットニーが力強く愛の歌を歌っていた
12年前、彼女はこの街にはいなかった
彼女を受け入れたこの街はいったい何を失ったのだろう
誰が、何が、この街を後にしたのだ
あの時もあったあの大きなデパートビルが
いまは小さくくすんだ姿でつっ立っている
お前だけがボクの知らないこの12年を見つめていたんだ
そしていつか消滅する、当然のごとく消えてゆく
乾いた海にもう雨は降らない