2007/8/18

『牡丹灯籠』。  みたもの

志の輔らくご in 下北沢へ初めて行く。
もう14年目になるんだそうだ。

今回演じられたのは『牡丹灯籠』。
休憩10分を挟んで2時間45分、『牡丹灯籠』のみ。

最初の1時間は『牡丹灯籠』登場人物相関図の紹介だった。
…『牡丹灯籠』って、あ〜んなにも登場人物が多くて長い長い話だったのね
お露、新三郎のトコしか知らなかったよ、私。
カランコロンと下駄でやって来るお露さんと、
恋しさのあまり連れて行かれちゃう新三郎の話がメインだと思ってた。
違うのねぇ。。。 むしろサイドストーリーなのねぇ。

ほぼ半分の人物を浴衣姿でトークショースタイルで紹介し終えたところで休憩。
その後、高座で完結までの1時間半余、一気に聞かせてくれた。

凄い。
あれだけの人物が複雑に絡み合い、ひとつの話に繋がっていくのって凄い。
志の輔さんも凄いが、作者の圓朝さんて…凄い。
圓朝作のすべてを演じ終えた後、暗転し、志の輔作のワンシーンが追加されてた。
「これが私の『牡丹灯籠』なんだと思う」と足したのだそうだ。
足されたワンシーンでホッとした。幸せになっていく者がいて、良かったよ。

「お露新三郎の『牡丹灯籠』は怪談じゃない」と言われていたけれど、
なるほど、最後まで全部を聞いてみると怪談じゃあないね。

どこまでも膨らみ、終わりを知らない【人間の欲】ってのは… 怖い。【人間】は怖い。


志の輔らくご in 下北沢 vol.14  『牡丹灯籠』  本多劇場
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