2009/11/24
無くなったのは軌道だけじゃなかったストロー現象・・・ 火曜:街ぶら・街ネタ
ストロー現象というのを御存知だろうか。
1980年代頃までは商業施設が大都市周辺の衛星都市にも普及し、鉄道・私鉄沿線のおおむね通勤圏として30分以上1時間以内の範囲には数々の商店街や大型商業施設が整備された。
あるいは地方の場合だと県庁所在地や中核都市などから30kmから50kmくらいの距離にある中小都市の商店街の整備や大型店の出店が相次ぎ、その時代に日本の各地を旅した者ならその充実振りには何とも言えない期待感と頼もしさを感じたはずだ。
ある意味、一番日本の街が生き生きとしていた時代かもしれない。
やがてそのパワーはバブル景気で一気に押し上げられたそうだが(実際に景気が押し上げられた時期はアメリカに居たのでわからない。帰国したらバブル全盛期だった)、有頂天になったらしっぺ返しが来るわけで、90年代後半になると全国の街の中心地に不可思議な「コインパーク」が妙な隙間と空しさを点在させるようになった。
それで終わるかと思いきや、21世紀に入ると物事なんでも「メガ級」の再開発にしか注目が集まらなくなって「器」だけ立派で中身が薄いからすぐに飽きられるタイプの開発が全国のあちこちで行われるようになった。
その後、今度は「勝ち組」「負け組」と区別される如くに、街の商業機能が狂い出した。
何とその牽引役となったのが「便利さと快適さ」を追求した結果というのだから本末転倒だ。
例えば、かつては移動に電車で30分かかっていたところが列車のスピードアップやサービスアップ(例えば料金不要の高速列車などの充実)で20分を切るようになった。
あるいは、かつては混雑する一般国道で50km移動しようとすれば一時間は必要だったところに高速道路が出来ると半分の30分で移動できてしまう。
すると、それまで近所だった身近な街の中心部へ向う人の流れが近隣の大きな都市へと流れ始める。極端な例では大きな買い物は激安チケットの飛行機を使って東京で済ます、という地方都市の人も多い。
便利になると良いこともあるが、一度流れ始めた「勝ち組施設」への流出は誰にも止められない。
その「勝ち組施設」とて恒久的ではなく、さらに上回るものが出来るとすぐにそちらに吸い取られて行く。
ストロー現象とはそういう事を言い、今の日本なら全国何処にでも見られる現象だ。
その一例としてこのブログを始めた頃に書いた『ストロー現象と軌道敷跡に心は痛みつつ』(2006年4月25日のブログ)で取り上げた岐阜市に約三年半振りとなる先月末にライブで訪れた。
そのブログを書いたちょうど1年前の2005年4月に出演した岐阜は柳ヶ瀬のライブハウス『BAGU』に出演した前夜に岐阜市内を走る路面電車が廃止された。正式には名鉄が運営していた名古屋鉄道・岐阜市内線の事だ。
ブログではその一年後の姿を書いているが、まだ市内中心部の道路上には軌道敷きがそのまま残り、折からのライトレール・ブーム(同じ頃話題になった富山のライトレールなど地球環境からも全国的に路面電車を見直す気風がある)もあって、いつでも復活させられるようにという保存運動があったと聞く。
その約三年半後の姿には仕事とは言え行く前から少なからず興味があった。

この日は最近日本海側まで全通した東海・北陸自動車道を走り岐阜県入り。
しばらくすると前方には・・・・

遊園地の観覧車??
いえいえ、これは川島サービスエリアのレクリエーション施設。
出来た頃に一度入ってぴっくりしたものだが、もうすっかりとこの光景が当たり前になった現在ではどうなのだろう?

ちょっと休憩と思ってサービスエリアに降りたら駐車場は満杯。
今日は連休初日の土曜日。
しかし、ココで観覧車に乗って油を売っていても仕方ないと思うのだけど、なかなかの人気だった。
他に何があるといえば水族館がある。
サービスエリアと言うよりも、立派な目的地かもしれない。
でも、それってなんだか中途半端。
そう思ってしまうのは僕だけか?
すぐに岐阜インターで降りて市内を目指す。
岐阜のパイパスは車で大混雑だ。
かなりのノロノロ運転でJR岐阜駅前に到着。
この時に急きょ翌日の夜東京からの寝台特急券を買う必要があったので駅前パーキングに車を入れた。

JR岐阜駅 こちらは裏口側になる
この前岐阜駅に来たのは2005年4月だから4年半振り。
高架工事は完成していたが、まだ駅前は整備中で従来の表側はどのようになるのかさっぱり想像が付かなかった。こちら側(裏口)が一足先に完成していて、その時のライブで楽器を借りた三重のヴィブラフォン奏者・山下真理ちゃんと待ち合わせたのがココだ。
みどりの窓口で切符を買ってから、整備後の表側に出てみる。

三階のホームから降りて改札口が二階となるのでココからそのまま駅前にデッキが出来てバス・ブースやタクシー・ブースに直接降りられるようになっている。
新幹線ホームの無い拠点駅でこのスタイルは珍しい。
かなりの力の入れようと見た。
前にライブで来た時に、駅前のホテルまで車で送ってもらった共演者の名古屋のピアニスト中嶋美弥ちゃんと岐阜の駅前でUターンしようとしてグルグル迷路にハマッたあの夜の珍事も昔話だ。(笑)

デッキから地上に降りる大階段の一部は閉鎖してイルミネーションの準備が進められていた。

点灯を見たわけじゃないので想像でしかないが、きっと夜は綺麗だろうね。

駅の右手には中京地区の代名詞、赤いボディーの名鉄電車が健在。

でも、最近は全面赤一色塗りの電車も減ってラインだけ赤とか味気ないステンレスボディーの新車も増えた。

駅前広場には噴水と共に・・・・

金ピカの織田信長像!?
デーりゃー、光っとるでよー。
ううん・・・全身金ピカとは・・・・ははは、(笑)
そうそう、真っ赤な名鉄電車が向う「新岐阜」駅は目と鼻の先。
いくら近くてもJR駅には統合させないポリシーが心憎いね。
名鉄しかり、阪神・阪急しかり、南海も、近鉄も、中小でも静岡鉄道しかり、伊予鉄道しかり、JR(旧・国鉄)の中心駅を無視して自前の私鉄ターミナルを持つ電鉄会社は頼もしい。
と、その新岐阜駅の方向を見て驚いた。
以前は中層の「新岐阜百貨店」の建物が重圧感を与えていたのに何やらスッキリとその先の「LOFT」まで見通せる。

前に来た時にはデパートは閉鎖され、改札口の先の階段だけが使われていたが、どうやら建物自体を取り壊したようだ。
さっそく名鉄の「新岐阜」駅前に行ってみる。

名鉄・新岐阜駅
JR岐阜駅ほどではないが、こちらもすっかりと建替えてイメージを一新。
ガラスを多用してとても開放的な建物に生まれ変わっている。

このように、4年の間にJR、名鉄、双方の駅と駅前は、以前とはすっかり一新されて快適な空間に生まれ変わっていた。
それはとても良いのだけど、、、
肝心の街中が前にも増して淋しい印象に。。。

かつて軌道敷があった駅前通りもこの通り、舗装されてしまった。真ん中の色が違う部分が路面電車の軌道敷きだった。

路面電車の替わりに路線バスを充実させたとの事だけど、道路を走るとバスに挟まれて走るような感覚でちょっと威圧感がある。
それに、低炭素社会を目指すにはどうも旧式のバスが目立つような気がする。
これなら、昔あったトロリーバスのハイブリッド版にでもすれば良かったのではないか?
路面電車の架線をそのまま生かす事も出来ただろうに。

この交差点で軌道は大きくカーブして一部分岐もしていた。(2006年4月25日のブログと同じ場所でのカット)

駅前方向を見る
曲がった先の道路も同様に軌道敷は舗装されてなくなっていた。

軌道敷がなくなると何となくスッキリはするが、物足りなさもある。
やはり残してほしかったなぁ、、、
と、、
交差点の大きな建物を見て驚いた。

つい最近までは名鉄メルサだったようだけど、あえなく閉店との事。

確か路面電車が廃止になった時にも駅前の大型商業施設が閉店になる、と騒がれていた。
それから4年。
今度は中心部の百貨店が閉店。しかも1990年に建てられた比較的新しいメルサが閉店というのはちょっとびっくりだ。
これで岐阜市内の百貨店は高島屋が残るのみ。
JRも名鉄もサービスアップ、スピードアップで快適性を増して来たが、それが岐阜の街の商業施設から名古屋へと人の流れを吸い寄せてしまった。
便利になるという事は悪いことではないが、便利になる前にやるべき事を実行しないと衰退を止められないと痛感させられる一つのケースだと思った。
だって岐阜市は人口41万人の立派な都市なのだから。
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チェキラ!
2009/11/23
ぞろ目と欲耳・・・・ 月曜:ちょっと舞台裏
運営している音楽・動画配信スペースのMySpaceはリンク希望のリクエスト(MySpaceではフレンド・リクエストと呼ぶ)が届くとメールで知らせてくれる仕組みになっている。
便利なツールである事と海外のミュージシャンともダイレクトに繋がるので重宝している。
リクエストはかなりの数がくるのだけど、ある程度は相手の音楽観がわかるものや直接的なメッセージが添えられているもの以外は外している。
海外の事情は様々だけど、中にはレコーディングに誘ってくれるものから、今度日本へ行くので共演しようというお誘いなど真摯なメッセージから、自己顕示欲の固まりのような自己宣伝のものまで、本当に様々。悪意がなければフレンドにはなるが・・・。
その内にMySpaceを通じてそれぞれのパソコンで音源を回して録音したセッション・アルバムなんて物も出来るんじゃないかと思う。
面白いね。
世界各国のミュージシャンがそれぞれの国でレコーディングに参加するんだ。
まぁ、ビジネス的な課題さえクリアーになれば、いつでも開始出来る時代になりつつある。
しかし、
かなりの数のリクエストが届くのである期間に区切ってリクエストを覗く事にしている。
届く度に覗いていたらそれだけで時間が無くなってしまう。

日々届くリクエスト通知が約一週間溜まったのでMySpaceにアクセスすると・・・
おや!

ぞろ目だ!
ネット創世記には「キリバン」と呼んでアクセスしてぞろ目だったら「キリバン踏みましたー」コメントを残す習慣があった。(笑)
ただの数字なのに、並ぶとなぜか嬉しいと思う人もいるはず。
欲耳(よくみみ)と言う落語を中学生の頃にテレビの番組で観た。
誰が話家で、オチがどんなものだったかも忘れるくらい前の事だけど、その中のシチュエーションを妙に覚えていて教訓にしている。

要するに、自己顕示欲を耳で表した笑い話なんだけど、自分と他人の行為を比較して「自分よりも他人が優れている」と思えるものは物凄く優れたもの、「自分と同じレベルに聴こえる」と思えるものは自分よりも相手が優っている、「自分よりも劣って聴こえるもの」は自分と同じレベル、というランク付けのお話しだ。
祭りの太鼓か笛かそれとも唄だか、その話の中での比較対象が何だったのかさえも忘れてしまったが、このシチュエーションはそれ以降頭に残っていろいろな場面で自分をコントロールしてきた。

若かりし頃、それまで自分と同じ楽器の同年輩の奏者と出会う事などなかった環境から東京に出てきた時に、いったいどんな人がいるのだろう・・・と、都内のライブハウスに出演しているヴィブラフォン奏者を聞き回った。
全員ではなかったが、ある程度の奏者を聞く事が出来た。
そういう話をすると、すぐに「どうでしたか? あの人は上手でしたか? ヘタでしたか?)的な事を聞いて来る人がいるのだけど、まったくそういう気持ちは無く、田舎から出てきて同じ楽器の奏者を観れる事が楽しくて仕方なかった。

それまでに生で観たヴィブラフォン奏者と言えば高校の時に大阪・サンケイホールで観たゲイリー・バートンと、高校時代偶然にも実家のある松山で演奏活動をしていた藤井寛さんの二人だけ。
そういう環境から一気に複数の同業者がいる世界に出てくると、どんなアイデアをもって演奏しているのか興味津々で、比較対象などにはならなかった。
欲耳というのが自分の中で生まれた時期、というのがある。
しばらくしてライブ活動を始めた頃に、ヴィブラフォンではなくオリジナル曲に対して妙な自信を持った事からだ。
「この音楽は自分と同じくらい」「この音楽は自分よりも劣る」等など・・・・
まったく欲耳の示唆する通りで、何十年も経ってからその頃のミュージシャンと会うと笑い話として一様に言われる。
「キミはあの頃自分にも厳しかったが他人にも厳しかったね」とか、「あの頃は勉強の虫だったね」とか。
欲耳がそうさせていたんだろうね。
ヴィブラフォンで欲耳が出たのは、事もあろうか師匠のゲイリー・バートン氏に習った直後だった。
世の中の半分の習い事経験者が欲耳の持ち主だと言ってもいいだろう。
生意気盛りがあってもいいし、ある意味で欲耳的に自己形成を行ってもいい。
ただ、それをいつかは卒業してフラットな耳を持たない限りプロとしては生きて行けない。
バークリー時代のある一時期、僕も師匠に対して欲耳を持った事があった。
しかし、それは自分がステージやレコーディングを繰り返す内に消えて行った。
そんなシーンで改めて師匠の偉大さを思い知るからだ。
そんな数々の経験を「血気盛んだったんだなぁ。。。」と思い出すと今でも笑ってしまう。
バークリーを卒業する頃にはすっかりフラットな耳に戻り、帰国しての演奏活動が始まった。
すると・・・
「ナニナニさんとナニナニさんはどーのこーの」・・・
うん? また人の比較か?

どうやら欲耳というのは最近の日本固有の文化であるように思えてならない。
自分と同じと感じたら、それは相手が一枚上手である、と戒めなさい。
マスコミがいけない。
欲耳を「普通」というレベルに据えつけて人の興味を煽る。
さらに、欲耳を今の政府に当てはめてみたらどうなるんでしょうねぇ。。。
欲耳文化もほどほどに。
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チェキラ!
2009/11/20
マレット・キーボードの魅力について・・・ 金曜:vibist,marimbist day
毎週金曜日はvibraphoneやmarimbaをやっている人向けのお話し。
金曜第百五十三回目の今日は『マレットキーボードの魅力について考えてみよう』です。
いやはや、前回の金曜日レギュラー・プログラムが9月25日の第百五十二回でしたから10月のツアーでお休みしていたら、もう今年もあとひと月ちょっと! そろそろ来年の事を考えながらマレットキーボード・プレーヤーも過ごす時期になりました。
みなさんもそうでしょ?
ヴィブラフォンとマリンバを代表とするこのマレットキーボードの世界。
パーカッションの世界にありながらパーカッションとは少し違う進化を続けています。
しかし、世の中の傾向というのはだいたいみな同じ。
例えば少し前のパーカッション界での流行は「マルチ・パーカッション」。
トコロ狭しと、ありとあらゆる「鳴りモノ」を並べて叩くのがクラシック・コンテンポラリーを中心に流行っていました。
しかし、徐々に変化が起こり、「マルチからアンサンブルへ」と指向が変わってきました。
特定音程のないパーカッションでのアンサンブルよりも、スティールドラムのように音程のある打楽器でのアンサンブルに世の中の流れが移って行きました。
これは「新しい」というほどの事でもなく、何十年周期かで人々の指向が変わって行くものと受け止めておけば良いでしょう。白や黒のモノトーン色の車が流行った後には必ず赤や青の原色の車が流行るのと同じ。
特定音程のあるマレットキーボードとなると、その最たるものがヴィブラフォンやマリンバとなるわけです。

しかし、これらヴィブラフォンやマリンバはパーカッションとしての発展よりも鍵盤楽器としての発展を遂げているのでピアノやオルガンの世界に共通する知識と技術が必要なのです。
この金曜特集も、そう言ったマレットキーボードを演奏する為に「いつかは必要となる」鍵盤楽器としての知識の一部分を公開しているものです。
当たり前の事ですが、特定音程を持つ楽器同士が一緒に音を出そうとすれば、そこには単旋律以外の音を奏でる知識が必要となります。
それがコードやハーモニーの必需性に直結し、その分野では一番需要があるジャズ・セオリーを取り込みながら進展するのは、時代の流れ以前に演奏者が演奏する音の「音色以外の勉強」に目を向けるチャンスともなり、やがてはそれらの知識を生かしてアレンジや作曲も行う演奏者の育成へと繋がるわけです。
2009年という時間を、youtubeやmyspaceなどで世界中から発信されている動画や音源で見ると、先に述べた事が世界的な兆候として本流となりつつあるのを実感するでしょう。
しかし、、、
本当に注視して観たり聴いたりすると、ヴィブラフォンはジャズやポップスの世界で進化した過程があるので気にならないのですが、マリンバの世界はまだ大きな変化が起こる前のようです。
おや? っと「気になる」音源や動画に登場するプレーヤーは100%がヴィブラフォンの教育を受けた奏者である点も見逃せません。
僕はヴィブラフォンを専門に演奏してきましたが、高校時代はマリンバにも親しみました。
自分ではとてもマリンバを追求して行く意識が持てずヴィブラフォンに専念しましたが、いつもマリンバの事はピアノに次いで気にしてきました。
ヴィブラフォンから見るとマリンバは魅力だらけの楽器なのです。

昨日は久し振りにマリンバとヴィブラフォンでセッションしました。
本番とは関係の無い(つまりはリハーサルではない)セッションは久し振り。
マリンバは御馴染みの松島さん。

と言っても途中で楽器を交替で演奏してみたりなのでいたってラフです。

似非(えせ)マリンビスト(つまり僕)と似非ヴァイビスト(つまり松島さん)ですから笑うシーンもありますが、なかなか発想が換わっておもしろいものです。
マリンバを自分で弾くとアイデアがどんどん出てきます。
なぜならヴィブラフォンには無いものがマリンバにはたくさんあるからです。
一番近くにいる楽器(つまりヴィブラフォン)奏者が言うのだから間違いありません。

素朴な中高音・・・・・木の音色は本当に素朴でいい音がします
魅力的な低音・・・・・5オクターブに拡張されてからは低音の魅力が増しました
伸びやかな中音・・・・・元からあるマリンバのマリンバたる証しの音
僕が思うマリンバの魅力とはこんな感じ。
しかし、
ではマリンバ専門の演奏者のアルバムでこれらの音に巡り会えるかと言うと、、、
ううん。。。。
そこが・・・・・・・・・・
むつかしい。。。。
専門の演奏者の演奏はモータースポーツのF1の世界のような感じがするんですね。
モータースポーツの最たる形。
そういう形は進化の為には絶対に必要なものです。
しかし、では街中を走るのにF1マシンが必要か?と言えば答えはノー。
300km/h走行は新幹線に任せれば良いし、街中でコーナー(つまりは曲がり道)を高速で攻める必要もない。
では、まったくF1は僕らには必要無いか?
そんな事はない。
追い越し車線で安全に確実に追い越すエンジンの出力や、雨の日のブレーキングなど、F1で開発された快適性能は日常の運転には欠かせない形でアシストしてくれている。
ちょっとそこのスーパーまでダイコンを買いに軽を飛ばすオバチャマの車にだって、ちゃーんと「ABS」の文字が見える。
僕のマリンバへのアイデアの一部分は現在のところ二つのアルバム『SYNERGY』(VEGA)と『TIDE GRAPH』(同)で表してみた。(情報:発売元のベガ・ミュージックエンタテインメントのサイトでは只今特別会員セールでこれらのアルバムが半額で買えるゾ!)
また、その一部は曲集『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン』としても出版した。

『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン/赤松著』(ヤマハ出版)
かつて僕が高校の頃に親しんでいたマリンバのサウンドは曲集の“Sophisticated Lady”のイントロに生かしている。
久し振りに今日セッションをしていて、2010年に向って、もう一度僕なりにマリンバの魅力とその音楽について何が出来るのかを考えてみたいと思った。
セッションの途中で閃いたアイデア。
それはそれはマリンバがカッコよく聞こえたんだもの。
マリンバがカッコよくなれば、ヴィブラフォンとのデュオももっと聴き易くなるはずだ。
そして、それを普通に聴いてくれる人が増えるはず。
ねぇ。
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チェキラ!
2009/11/19
スティーブ・キューンは待ち伏せの名人・・・ 木曜:Jazz & Classic Library
ピアノという楽器は大好きだ。
おそらく小学校の五年生からジャズを聞き始めて集めたこれまでのアルバムで最も多いのがピアニストのアルバムであるのは間違いない。
ピアノという楽器には親近感がある。
ヴィブラフォンを使って人前で純粋な即興演奏に挑戦出来るようになったのは最近の事だからかれこれ楽器を始めて30年以上の時間を経ているけど、ピアノを使って人前で純粋な即興演奏を弾いたのは高校の頃だから3歳でピアノを始めてから約10年で到達した。それだけ自分にとってピアノという楽器は魅力的だし、身体の一部分だし、憧れの楽器だ。
一緒に演奏したいピアニストの条件はすごく単純。
自分よりもピアノが上手で魅力があればいい。
そんな中で唯一自分でカテゴライズして聞きいているのが「ソロで聴きたいピアニスト」と「ピアノトリオで聴きたいピアニスト」。
この二つは一見大きな違いは無さそうに見えるかもしれないけど、まったく別のもの。
40年近くジャズを聴いてきて、この二つのカテゴリーを容易く飛び越えてしまうピアニストは僕の中では二人しかいない。
キース・ジャレットとフィニアス・ニューボンjrだ。
チック・コリアも容易く飛び越えていたけど、最近の傾向をあまり知らないので加えなかった。
おや?
今日はスティーブ・キューンじゃないのか?
話がそれているぞ?
いやいや、いいんです。
ピアニストにはそういう細かいカテゴライズを当てはめて聞くのが僕の主義なんです。
「●●で聴きたい」と言うのは、その形が僕は一番楽しいからなんです。
では、本日のスティーブ・キューン。
彼はどーなるのでしょう?
最近になってやたらとスティーブ・キューンを聴いています。
運転をする時から、リフレッシュする時なども、、、
賛否両論あるかもしれませんが、僕はキューンを「ピアノトリオで聴きたいピアニスト」のパイオニアだと思うのです。
もちろん形式的にはビル・エバンスのトリオスタイルも好きだし、ブラッド・メルドーがトリオでやっている事も楽しんで聴きます。
しかし、あえて言うならば、スティーブ・キューンのピアノトリオは形式的なピアノトリオとは趣きを異にしています。
そこには「ピアノの面白さ」が技法としても溢れているし、ダイレクトに喜怒哀楽を表しているようにも聴こえるし、自由奔放さでは他に類を見ない事をずーっとやっているのです。
そんなスティーブ・キューンはピアノトリオで聴けば聴くほど、面白くて、感動的で、感情の代弁者で、エネルギーを感じます。
前置きが長くなりましたが、今日紹介するアルバムはコレ!

『REMEMBERING TOMORROW/Steve Kuhn』(ecm/1996年)
僕個人のスティーブ・キューンお薦めのアルバムは1990年の『OCEANS IN THE SKY』(owl/09年6月4日のブログで紹介)と、初期の1969年発売の『CHILDHOOD FOREVER』(byg/07年1月11日のブログで紹介)。
おや? 君は長年ECMのファンだと言っているのに、74年のあのキューンの名作『TRANCE』(ecm)を挙げないのはおかしくないかい?
そう思われるかもしれませんが、それには訳があり、「TRANCE」は別のカテゴライズの中でのお薦めなんです。
今日のアルバム『REMEMBERING TOMORROW』はベースがDavid Finck、ドラムがJoey Baronで近年はこのメンバーがスティーブ・キューン・トリオのベースになっているようです。
聴くと、なぜこのメンバーをレギュラーとしているのかが僕にはわかったような気がします。
先に挙げた推薦アルバムもそうなのですが、キューンはドラマーとのバランスが出来、不出来を左右すると言ってもいいでしょう。
前出2作の間には約20年と言う時間が経過しているのにドラマーは偶然にもアルド・ロマーノ。
ベースは「CHILDHOOD FOREVER」がスティーブ・スワロウで、「OCEANS IN THE SKY」はミロスラフ・ヴィトウス。
しっかり主張のあるベーシストに対して、ドラマーは特に技巧派でもビッグネームでもないロマーノ。
しかし、このロマーノがアルバムの上では重要なポジションにあるのです。
今回のアルバムでもベーシストはかなり技巧派なのに対してドラマーはある意味少々緩め。
しかし、その「緩め」がこのアルバムを二倍にも三倍にも面白く仕上げているのですから、このスティーブ・キューンのバランス感覚には注目せざるを得ません。
つまり、あまり技巧派のドラマーとは組まないほうがキューンの音楽が生きるのです。
僕もそれと同じような事を若い時から考えていました。
ドラマーとの相性は音楽の方向性を決定する上でとても難しいのです。
誤解しないでほしいのは、僕はロマーノやバロンが下手などと言っているのではありません。
彼らのスポンティニアスなドラミングには感受性の強さを感じます。美意識も相当のものです。
そして何よりも注目なのは彼らのドラミングにはスペースが残っていることです。
この事は音楽をワイドに表現する上で一番大切な事です。
キューンのピアノは「待ち伏せ」の名人です。
この人ほどレコーディングで同じ曲を取り上げる人も珍しいでしょうが、それはキューンが「待ち伏せの名人」である証しと、いつも演奏していの曲でも突然メンバーも予期しないようなハプニングを「楽しみに」演奏しているからでしょう。
スティーブ・キューンは曲というフォーマットを使ってピアノから考えられる限り出せる「面白い」音を描こうとします。
ここに挙げたアルバムでは、それらが面白いように成功しています。
最初はアルド・ロマーノというドラマーが不思議なリラクゼーションを放っているからだと思っていましたが、このアルバムのバロンも同じようなリラクゼーションをドラミングで放っています。
そして、それが時にキューン「待ち伏せ」に触発されて、思いも付かぬほどのスリリングな瞬間やパワフルな時間を描くのです。
これが完璧なドラマーだとその瞬間に至るまでに作り上げられてしまう事を、彼らは不完全な形を負いながらもキューンに触発されてそれまでの二倍にも三倍にもインスパイアされた演奏が「瞬間的に」生まれ、それがレコーディングに記録されているのです。
もうキューンが考えている事がおわかりでしょう。
「瞬間」なのです。
何よりも優先すべきがその瞬間に「やりたい事」をやる、何かの流儀や形の中での小さな価値観を忘れるような「瞬間」が来るような演出。これがキューンの演奏の醍醐味でしょう。
このアルバムの中に“も”、実にたくさんの「驚き」と「瞬間」が記録されています。
キューンが仕掛けたもの、ドラマーが反応したもの、ベーシストが踏ん張ったもの、いろいろ。
そのいろいろが毎回どれだけ「楽しめる」かを、キューンはいつも「待ち伏せ」しながら演奏をコンダクトしているわけです。
こんな面白いピアノトリオはありませんよ。
でも、それが本来のジャズの姿なんです。
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チェキラ!
2009/11/18
冬ダレ始まりました・・・! 水曜:これは好物!
先週は風邪がなかなか抜けず、どうにも免疫力が低下した状態でバテ気味に。
(君は少しぐらい免疫力が低下した程度でちょうど良い、とおっしゃる向きもあるが・・・)
10月の激走7000キロツアーの疲れも残ってたんでしょうね。
戻ってから休む間もなくバタバタと二週間が過ぎ、やっと今週休みがある!
免疫力も低下した事だし、こうなるとやはり免疫力の補充をせねば・・・
っと、ワケのわからぬ事を理由に家人を誘惑して一路夕暮れの高速へ。
こうなると向う場所はただ一つ。
調布インターから中央道を経由して圏央道、そして関越道と、周囲の木々が紅葉の鮮やかさを増す晩秋の武蔵野台地。その中を秋風を切って快調に走ること約60キロ・所要1時間。
免疫力の回復にはこれしかない!
まいどー!若旦那! エネルギーぎれじゃー!

『うなぎ・小川菊』埼玉県川越市
我が家お薦めのうなぎ専門店の小川菊。
今日は普段よりもちょっと到着する時間が早かったなぁ、、などと思いつつ入口を開けてびっくり!@@;
夕方の4時台だと言うのに店内は満席!
かろうじて最後の座敷席に滑り込む。
凄い人気だ!
前から昼食時は混雑していたが、この何とも中途半端な時間帯に満席、いや、僕らがギリギリセーフで席に在りついた直後に入ってきた客達は待ち席だ。
「ごぶでした若旦那。しっかし凄い人気だねー、凄い、凄い。いいぞ!」
と声を掛けると「某局の連続ドラマですよ」と。
僕は観てないけど、そうなんだー。
しかしそれだけじゃこんなに客は来ない。
「いやいやー、謙遜、謙そん。やっぱり旨いからねぇ、口コミでどんどん広がってるのさ」。
他から食べに来ている人はどうかは知らないけど、川越の街で「うなぎと言えば?」と聞けばほぼ全員が「小川菊でしょー!」と答える。
僕も最初は観光ガイドに載っているような有名店にしか入った事がなく、まぁ、こんなモンか、と思っていたが、ジモティーの紹介でこの店を訪ねて以来、全国津々浦々の有名店で「うなぎ」を食した後に、どうしても小川菊に立ち寄りたくなる衝動を抑えられない。
この20年近くそんな時間が続いている。
まずはコレから!

「うざく」
このスッキリ感はなかなか他では味わえない。
酢はきつ過ぎず、甘さは強過ぎず、うなぎは香ばしく微塵の臭みもない。
それが、ごく当たり前に一つの器の中で最上のハーモニーを奏でている。
っんまい!
思わずそう声に出してしまう。
もちろん器の中身は最後の一滴まで美味しくいただく。
僕は元来酢は苦手なんだけど、これは不思議と飲めてしまう。
そのくらい旨いのだ。
胡瓜と出汁と鰻の風味のハーモニーを「ふうーっ」と飲み干すと、何だか胃が清められる思いだ。
免疫力回復!
次はコレ!

「うまき」
いつも特別にお願いして焼いてもらっている。
このフワフワに焼けた玉子にうなぎの旨味が合わさって、もう、、、たまりませーーン。
大根おろしを合えると、グッと奥行きが増すから不思議です。
それにしても今日のうなぎはいつもにも増して香ばしく食欲をそそる・・・
などと、家人相手にウンチクを垂れていると・・・
キター!@@*
いらっさいますぃーー

「うな重」
いつもお任せで頼む「うな重」。その時のベストを選んで食べさせてくれるのだから、素人があれこれ言わないほうがいい。

重箱の蓋は下に敷いて食べるのがうなぎやでは流儀。
知っておくといいですよ。
昨日から急に秋を飛び越えて冬の気配が冷たい風に乗って感じられるようになってきましたが、この時期になると小川菊の蒲焼のタレは冬ダレになります。
代々続く秘伝のタレをベースに、日々気温や湿度の変化に合わせて若旦那が味を調整していますが、大きな季節の変り目を過ぎると僕らでもわかります。
今日の香ばしさ、そして甘みが心地良く入った冬ダレがうなぎを一層美味しくしてくれます。
表面はしっかりと焼けているのに、箸を入れるとホコホコに柔らかい小川菊の鰻。
夏ダレは甘さを抑えたスッキリ系のタレですが、冬は甘みと深みが増します。
かと言ってベタベタと甘ったるくないからいくらでも入っちゃう。基本はスッキリ系。
いくらスッキリでも「辛い」のはごめんだ。

うなぎは臭いから嫌い、なんて言ってる人。
是非一度、川越に出かけて小川菊でうな重を食べてごらんなさい。
ちゃんとうなぎの下処理をして、きちんと調理をしたうなぎを食べれば、あっと言う間にハマってしまいますよ。
鰻は「喰わず嫌い」じゃなくて「知らず嫌い」が多いですから。
これで免疫力も復活。
大満足で若旦那に礼を言って店を後にしたのに、時刻はまだ午後5時台だった。
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チェキラ!
2009/11/17
2009ツアー・旅の途中で・・・津山そぞろ歩き/その2 火曜:街ぶら・街ネタ
先月(09年10月)のツアーで久し振りに高校・大学時代を過ごした第二の故郷とも言える岡山県の津山市を訪れました。10月2日夜は津山市内のライブハウス『もり田』で恩師や友人達と30年振りのセッション・ライブ、翌3日は奈義町の現代美術館Nagi MOCAでヴィブラフォンの初ソロ・コンサートでした。
高校・大学時代の恩師や共演ミュージシャン、たくさんの友人達と会うことが出来た事もありますが、両日とも津山市内のホテルに宿泊したので演奏前の時間に懐かしい津山の街を歩きながらいろんな事を考え、そして本番が迎えられたことは普段とはまったく違う精神状態を生む事となり、特に奈義町現代美術館でのソロ・コンサートは自分でも過去に成しえなかった形の純粋な即興演奏へのステップを踏み出したと自負しています。
そんな切っ掛けを僕の中で形成した街、津山を二回に分けてそぞろ歩き。
前回は3日の本番の前の午前中に津山のランドマークでもある鶴山(かくざん)公園の西側に広がる商店街付近を歩いたルポでしたが、今回はNagi MOCAでのコンサートの翌朝に鶴山公園の東側を中心に歩いた様子を。
僕にとって鶴山公園の西側は主に高校時代の思い出が、東側は主に大学時代の思い出が多いことに気がつきました。偶然とは言え二日間に分けて歩くにはちょうど良いボリュームでした。
きっと観光客には無縁なそぞろ歩きコースでしょうね。

スタートは鶴山通りの一番街アーケードの入口
ここから津山駅方面にちょっとばかり南下します。

前日に歩いて知った「ごんご通り」という名称の通り
高校時代は徒歩でウロウロしたものですが、大学になると自転車、やがて車へと移動手段は変わりました。津山の商店街の思い出が高校時代に色濃いのは徒歩でウロウロしていたからに他ありません。
すぐに吉井川に出ます。この川を渡るとJR津山駅のある駅前通り。

吉井川に架かる今津屋橋

高校時代に行った映画館などの建物はあるが・・・
今津屋橋の中程にこんな物が・・・

“今津屋橋”の由来が書かれていました。僕らが居た時代にはこんな由来がある橋とは知りませんでした(笑)
駅からこの今津屋橋に出るとランドマークであるはずの鶴山公園よりも目立つのが僕の通った作陽学園の校舎でした。

二つの山の上に音大と高校がそれぞれ建っていましたが、音大を含む大学は倉敷市に引っ越して現在は津山にはありません。

旧・音大側の山。校舎はそのまま残っているものの大半は使われていないそうです。

こちらは高校側の山。校名を掲げた校舎のちょうど道路標識で隠れた部分が高校時代オーケストラの授業と夜は僕の練習室と化していた視聴覚教室。この横に屋上へと続く非常階段では毎日夕陽に向って昨年亡くなった江古田「ティッティー」のマスターこと同級生の“清ちゃん”がトランペットを吹いていた。
さて、今回は東側と言うことなので再び今津屋橋を戻ります。
それにしても吉井川は綺麗です。

橋の欄干の間から覗いてもこの通り。

岡山方面から続く国道53号線は駅前から今津屋橋を渡ると直角に右折します。
それに沿って学校側とは対岸の吉井川沿いを進みます。

現在の国道は堤防沿いに造られたので家並みとは一段高い位置を走っています。
ちょっと脇を覗くと・・・一昔、いや二昔前の姿が見えてきます。

対岸にはJAの建物が昔のまんま。後ろの山はよく散歩で歩き回りました。とても紅葉が綺麗だったのを覚えています。

NHKの送信所の向こうには鶴山公園、あれ?津山には城は無かったはずだが・・・・?
どうやら数年前に鶴山公園に津山城(鶴山城かもしれない)の一部が再建されたそうです。見慣れない姿にちょっと違和感がありましたが、まぁ、元々はあったのですから文句はありません。
この国道、僕が高校音楽科の冬季講習会に来た頃はまだ拡幅されていなくて吉井川沿いには昔ながらの旅館がたくさん並んでいました。
入試の時に泊まったのは邪美館の近くで現在も営業している旅館「あけぼの」でしたが、冬季講習会の時はこの吉井川沿いにあった「浅野旅館」というところでした。
当時津山市内にはJTBと協定しているホテルが無く純和風の旅館泊まりが当たり前でした。
朝起きるとうっすら雪化粧した津山の街は南国育ちの僕には異次元。吉井川の川面から立ち登る湯気のような霧に完全にノックアウトされました。
一晩中蛇口から水を出しっぱなしにするという、これも南国育ちには理解出来ない光景(凍結防止策)も新鮮でした。
大学になる頃には国道も拡幅され、この辺りにあった旅館はほとんど無くなってしまいましたが、そんな時代の名残がまだココに・・・!

『花月旅館』
花月旅館の付近から材木町に入り旧・出雲街道に抜けてみます。

この辺りには高校時代からいろんな思い出がありますが、果たしてどのくらいその面影が残っているでしょうか・・・?

L字型に曲がったこの道に見覚えがあります

割と目立たなかったけれど津山は意外と水路が多かった

この石橋、むかしのまんまです
夜になると少ない街路灯に照らされて趣きのあった道です。石橋の近くに柳木があったような記憶がありますが、思い違いかもしれません。。
ここを渡ると出雲街道・・・・のはず。。

細いこの道は出雲街道に抜けました。両脇の建物が更地になっているので空間が間延びした感じですが、確かにこの道はよく通った道でした。

旧・出雲街道
数年前にフラリと津山に泊まった時に、この近くの出雲街道沿いに昔のまんまのとんかつ屋を見つけて飛び込んだのですが、店主と話をすると僕が知っている店主ではなくてちょっとがっかり。

右の看板の店、残念ながら店主は別の人でしたが、外見はむかしのまんまでびっくり。

では出雲街道を東に向って宮川まで進みます。

この先の宮川を渡ると、この出雲街道の古い町並みの保存地区で観光地でもあるんですが、僕はその手前までが馴染みです。
この道沿いの建物は低い二階と奥行きの広い造りに特徴があり、これは全国の宿場町に共通した造りのようです。

間口は狭くとも無茶苦茶奥行きがある建物・・・

旧街道沿いの建物は昔と少しも変わりませんが、学生時代にこんな街並みの中で生活していたのが嘘のようです。

鶴山公園の東側を南北に流れて吉井川に合流するのが宮川です。

天邪鬼だったからか、高校時代の音楽科の寮が大学の敷地内にあった為の反動か(笑)、はたまた変人の悲しい性か(爆)、大学時代の最初数年間は津山市の山北という地区に住んでいて、これが学校から自転車で30分は掛かるという場所。
しかし、そこに住んだおかげでこの町のいろんな場所に思い出が出来ました。
宮川沿いのこのコースは自転車通学時代の懐かしいコース。それこそ30年以上も足を踏み入れる事などなかった道です。
今回、津山に連泊した事で卒業以来初めての再訪となりました。

宮川沿いに鶴山公園の東側を北上する
この角度のこの光景、実に懐かしい。それと同時に殆ど変わっていない事に驚きと安堵が同時に湧き上がってきた。

よく見ると、あの赤い欄干は・・・・・
なんと、むかしのまんまで赤い欄干なども見えています。逸る気持ちを落ち着けて宮川沿いを歩く、歩く。。。

この先には城壁によじ登るように取って付けたような急激な上り坂。まったく変わりありません。

石垣は津山城(鶴山城)のもの
この坂を登ると・・

その先に広がるのは・・・・

おお・・!
まったく変わりません。この光景!

さっきの赤い欄干は・・

川沿いにある千代稲荷の参道なんですが、これがまた昔のまんまです。

何度も架け替えられているのでしょうが、よくもまぁ、この薄っぺらい鉄板の橋が現存していることでしょうか。
でも、よく考えたら、いつもチャリでこの道を走っていましたが、この鉄板の橋を渡ったことがありませんでした。対岸に用事があるわけでもなかったし。。
で・・

渡っちゃいました!(笑)

対岸から見るとこんなんなってたんですねー

偶然にもこの千代稲荷の看板が書かれた日付、昭和五十二年1月は僕がこの道を走らなくなった時期と一致してしまいます。
ちょうどその頃に免許を取って自転車から車へと移行してこの前を通る事が無くなったのでこの看板は見覚えが無かったんですね。
毎週末に岡山市にあるテレビ岡山のスタジオまで車にヴィブラフォンを積んで出かけ始めた時期で、学生ながら僕のプロ生活のスタートでした。
と・・・
そんな事を思い出している最中の視線に写ったものにびっくり@@*

こ、、こ、、これは・・・
なにが?って思うでしょうね。
事情がわからないと。
でも、こ、、こ、、これは・・・
と、思わず唸ってしまいました。

僕の注目の先は・・・

道沿いの今にも朽ちそうな欄干
そう、この欄干。
他の物は似たものに取り替えていても、この欄干だけは代えようが無い。
色は錆付いて無残なものだけど、形はそのままだし、どう見ても30年以上もそのまま残っているほうが奇蹟だ。

今にも朽ちそうな欄干に狂喜しながらカメラを向ける男の横を時折自転車に乗ったおばちゃまが「アホちゃうか!」と言う視線で通り過ぎる。
いいんです。
僕にはこれが何よりもココで記憶に残っていた造形物なんですから。(笑)

当時は白いペンキが定期的に塗られていたと記憶するこの欄干。
この川沿いの細い道と不思議に調和する構図を作り出していたと思う。
道のそのまま残っていても、まさかこんな“やわ”な欄干がそのまま残っていようとは、想像もしていなかった。
体裁の良いフツーの欄干や柵にとって変わられていたとしても責めるつもりもなかった。
が、しかし。
やはり朽ちた哀れな姿であっても、やはりこの細い道にはこれが一番似合うような気がする。
他の立派なガードレールよりも。

にわかに嬉しさがこみ上げてきた。(←完全にバカです)
その先にもまだ続くこの欄干。
山北の住んでいたアパートまで歩いてみようかな。

三枚橋の先を北上して突き当りを左折、そしてまた細い抜け道を入って衆楽園の入口までここから徒歩で6-7分だろう・・・・
そう予想して三枚橋の横を通り暫くすると、突然見慣れぬ光景・・・

右前方に大きな通りが見える。
こんな道、無かったゾ?
しばらく進むと・・・・
ありゃりゃ・・

その見慣れぬ大通りが僕の直進していた道を横切って寸断している。
ううぬ・・・・
見渡したが横断歩道が無い。
残念ながら山北への道はここでストップ。
この先は別世界になってしまったようだ。
ここまで来たのだけど、無理はせずに折り返す事にした。
鶴山公園の東側。
期間にして約1年半の間の通学路。
30数年振りに訪れてみたが、
やはり素敵な通学路のままだった。

あの欄干も、この赤い鉄板の橋も、素敵な通学路も、
いつまでもイマジネーティブな形に僕の脳裏へ残るでしょう。
ありがとう。
★12月のスペシャル・ライブの予約が始まりました。
■12月13日(日)午後2時30分開演
東京・大田区鵜の木“アトリエひらり”
赤松敏弘(vib)&ユキ・アリマサ(p) SPECIAL DUO
日曜午後のひとときにアトリエひらり(東京・大田区)のスペシャル・ライブをどうぞ。
2009年の締めくくりは、もうすっかりみなさま御馴染みの、赤松・アリマサDUOで決まり!(笑)
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どうかお見逃しなく!
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チェキラ!
2009/11/16
デフレ大臣・・・ 月曜:ちょっと舞台裏
GDP(実質国内総生産)の発表に時間制限がかけられている事をしらなかった経済産業大臣ってどうなんでしょう。
午前8時50分以降に発表する取り決めがあるにもかかわらず、約30分も前に口外してしまうという失態。
大騒ぎになるかと思いきや・・・・
「いやぁ、僕、知らなかったんですよ。ごめんなさいね」・・・みたいな。
まったく危機感がない。
本当にいいのだろうか? この人達に任せておいて。。。
発表の30分も前に口を滑らせてしまう大臣がいるとどうなるのか?
GDPという僕らでも知っている言葉が意味するもの。
それら全てに関わる産業への経済的な影響って計り知れないんじゃなかったっけなぁ。。
10年くらい前に同じような“フライング事件”があって、その時は一分、一秒単位で市場に影響を与えたと記憶するのだけど、、、、
今回のフライング大臣には驚かされたけど、もっと驚いたのが市場の反応の無さ(笑)
10年くらい前の時はすぐに株価が変動して大騒ぎとなったと思ったが、今回はまったく影響なし。
世の中の注目がアジアでは完全に中国へと移行した結果なのでしょうか。
世界の経済界からは「過去帳」入りの日本。
その恐ろしさを一瞬垣間見たようなニュースでした。
賛美両論。
こういう選択の場が公開される事には賞賛するが、内容はあまりにもオソマツで学級委員会にも及ばない。
多分に感情論と感情を伏した感情論の攻防にしか見えない。
肝心の仕分けする側がどう見ても素人まる出しだからだ。
素人の目線で仕分けするなら国会議員はいらない。
素人では見分けの付かない仕分けだから国会議員が必要。
表面的な数値をあれこれ言及するのは素人の証しで、そういった数値では表せない部分に論議が及ばなければ「失策仕分け人」でしかない。
素人の目でもこれはヤバイと思う。
現政権の経済施策にまったく期待も注目もされていないのがGDPのフライング事件で露見しているにも関わらず、まだ危機感を持っていないようです。
そのデフレへの反動策かもしれませんが・・・・
たばこが600円になるようですよ。
取れるところからは何としても取ってやれ、的な姿勢ですね。
僕は忘煙者だから関係ないけど、こんな無茶な増税策はありません。
喫煙する人がどれだけ不便な思いをしているのかを知らない人間だから平気で出来ることです。
別に喫煙者を加護するつもりはありませんが、喫煙が犯罪でない限り有価商品である「たばこ」購入者には喫煙する権利があると考えます。
たばこには「健康の為に吸いすぎに注意」由のト書きはありますが「喫煙指定場所以外での喫煙禁止」を義務付けるような注意書きはありません。全て任意で喫煙者の道徳意識任せ。
そこへ増税という降って沸いたような災難が降りかかるわけですから不平等感が増します。
嫌煙者の権利とのバランスを欠いてしまうのは良くないとしか思えません。
情報が出てこないだけで、僕らが知らないところでいろんな事が決まっているようです。
大体、あまり騒がれては困る法案などが可決される時には、必ず表面的に大して困らなくて話題性の強いものをマスコミに投げるのが通例ですから。
それなら、是非一度「こども手当」を必殺仕分け人に仕分けしてもらいたいものですね。
国民は「無理にマニフェストに従わなくても良い」という判断をしているのですから。
「別にマニフェストに賛同したわけではなく、野党のあんたらに何が出来るのかを一度やらせてみたかった」だけなんです。
それで上手く行けば文句はないし、上手く行かなければ次の選挙で刷新するだけですから。。。。
ただ、この危機感の無さには、ちょっと驚かされてしまうのです。
任せるにはあまりにも素人過ぎたか・・・・・
このまま行くと、後で取り返しがつかないところまで手を出してしまうかも・・・という危機感。
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2009/11/13
Vibraphone & Piano Special Duo 金曜:vibist,marimbist day
本日はお知らせです。
12月のスペシャル・ライブの予約が始まりました。
たくさんの御来場をお待ちしています。
■12月13日(日)午後2時30分開演
東京・大田区鵜の木“アトリエひらり”
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2009/11/12
THIS IS IT・・・ 木曜:Jazz & Classic Library
Michael Joseph Jacksonについては6月29日のブログで触れたとおり、80年代、90年代の記憶と共に残っている。
始終マイケル・ジャクソンを常に注視していなかった僕でさえも、次々にテレビから放出されるその音楽も含めたエンタテインメントの結晶のような映像が無意識の内に飛び込んでくるのが当時の日常だった。
描いたことの完璧を追求すること。
当たり前の事だ。
確信を持てないことは確信が持てるまで検証すること。
これも当たり前の事だ。
その当たり前の姿を記録した映画、それが『Michael Jackson's THIS IS IT』。
惜しくも幻となったマイケル・ジャクソンのラスト・ステージとされた今夏のイギリス公演のオーディションからリハーサル風景をドキュメンタリーとして記録したものの劇場公開版だ。

『THIS IS IT/Michael Jackson』(sony/2009年)
驚くほど僕らはマイケル・ジャクソンの音楽を知っている。
映画を観ながらまずはそう思う。(恐らく僕と同じ世代のジャズファンなら当たり前だ)
そして、これはアメリカの音楽事情を少しでも知っている者なら当たり前の事なのだけど、コンピューターに任せるべき部分と人間が奏でるべき部分が30年前と何一つとして変わらない事に安堵する。
この事が映画で公開されていることがとても大切だ。
全編で流れる音楽が耳に優しく聞こえるのも、全てこの機械が人間の補佐に回っているスタンスが崩れていないからだ。主役は人間、その補佐に機械。舞台装置にしても同じだ。
これだよね、このバランス。
ある時期から「効果」が本論よりも先行する迷走が始まった。
「効果」はインパクトはあるけど、それを永遠に「愛でる」事はないのだ。
だから「効果」だけで惹き付けたものはすぐに手放したくなる。
最近はその度合いをネットオークションに出品される中古品の数で判断すると聞く。
手放す人が多ければ多いほど「愛でる」対象とならなかった作品、つまりはインパクトだけしかなかった作品という事で、いくら売れてもそれでは意味がないということだ。
(但しバイヤー物は違うけど)
最近、映画を観に行って落胆するのが、この「効果」の過剰さ。
特に僕は音楽のバランスに落胆することが多い。
インパクトを与えようとすればするほど「騙す」仕掛けに手を染める。
一度染まったものは二度と元には戻せない。
『THIS IS IT』を観ながら、この空気をどこかで見た事があると思っていたら、耳馴染みのある“Human Nature”が始まった。
そう、この空気は70年代のマイルス・デイビスのバンドを見た時と同じもの。
そして80年代に自分がアメリカで経験した事全ての根底に流れていた空気そのもの。
尊重すべきは尊重し、主張すべきは主張する。
全体を包む空気の根底にこれがなければ成立しない世界の空気だ。
それが少しでも邪念に満ちた好奇の視点で掻き回されたらもろくも崩れ去ってしまう。
マイケル・ジャクソンを崇拝する人間が集まらなければ出来上がらない想像的な世界。
そこでのどんな冒険も、危機も、尊重すべきは尊重し、主張すべきは主張する、があれば乗り切れるというパワーに満ちた世界の記録だった。
それが当たり前で、根底に無ければ何も起こらない。
今の世の中を見てごらん。
おかしな事ばかりが毎日起こっている。
人の過ちがテレビから延々と流されていてもいいのだろうか?
「魔女裁判」のような仕分け作業をして誰が責任を取れるのだろうか?
「効果」だけに頼らないまともなエンタテインメントはどこにあるのだろうか?
決して「映画」を観に行ったつもりではないのに、ここ最近に観たどの映画よりも劇場の空気が穏やかで眠気に誘われなかったのは、シートや音響装置が格段に良かったからではないようだ。
当たり前の事を忘れかけている人、
まともな物に触れたいと思う人、
是非この映画を観ることをお薦めします。
「やっぱりそうだよね」
とマイケル・ジャクソンがスッキリさせてくれますから。
彼は人を驚かすことが大好きなようです。
一緒に映画を観た家人が言った。
「あそこまでやって本番が無かった人がかわいそう」
ううん・・・
僕とはまったく違う方向の感想だなぁ。(笑)
っま、いいっか?
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2009/11/11
駅でも道でも速でもなく・・・ドラ! 水曜:これは好物!
昨夜は久し振りの市川秀男さんのライブでした。
10月はツアーの連続で日程が合わずパスでした。
時々スケジュールが合わないとパスするのですが、なるべく調整して参加するようにしています。
と、言うのも、やはり市川さんの音楽が面白い。これに尽きます。
最近面白い音楽が聞きたいけど見当たらないと嘆いている方、是非一度ご覧あれ。
若いとかベテランとかそういう区別無しに日本で楽しめる数少ない音楽。
やはり、「うぬぬ・・・この人は」と高校時代から目を付けていたのは間違いじゃなかった。
全曲乗り番ではないので、共演者であってリスナーとしても楽しめる市川さんのライブは毎回楽しみにしているのです。

二本柳 守(ds)
降り番の時に先週買った新しいカメラの試し撮り。(笑)

上野哲郎(b)
おお! オート設定でも被写体がブレませんねぇ。
シャッター速度が劇的に速くなったのでしょう。
こういうデジタル技術は正に日進月歩。

リーダー、市川秀男(p)
今までブレブレになりがちだったのでココでクリアなトリオのショットを。

しかし、風邪気味なのがイマイチ回復しません。
集中力が途切れてしまいそうになるのを何とか維持しつつ、ライブは無事に終了しました。
やたらと汗が出ると思ったら、今夜は雨。
いつになく湿気が凄い夜でした。
さて。
最近知って買ったのにこんな物があります。

『みそだれ・やきとり弁当』(埼玉県川越市(株)ひびき製)
圏央道に新しく出来た狭山サービスエリアで販売していたものです。
僕はこういう弁当の事を駅弁ならぬ路弁と呼んでいましたが、高速のサービスエリアでは速弁と。しかし読み方が問題で“そくべん”か“はやべん”なんだろうけど、どうしてもトイレを連想したりお昼前の早弁を連想してしまいイマイチのネーミングと思っていました。
ところが・・・
この弁当のネーミングには思わず納得!

どらべん!
ドライブと弁当で“どらべん”。
これなら高速道路のサービスエリアだけでなく道の駅とかでもネーミングに違和感がありません。
みなさん、これからサービスエリアや道の駅などで買う弁当の事を“どらべん”と呼びましょう!
すると、残るは“空弁”。“からべん”じゃたまんないものねー、何か良いネーミングはないものか。
それはさておき、この“どらべん”、そんなに期待していたわけではありません。
元来駅弁派の僕は空弁で美味い弁当に出会った事がないし、路弁改め“どらべん”でも駅弁を超えるほどの味覚に出会った事がありません。
コンビニのビニ弁よりは旨いかもしれないが、駅弁には到底及ばぬ、そういう位置関係にあると思って下さい。
しかし、今回の『みそだれ・やきとり弁当』は・・・・

見た目は誰でも想像の付く内容で特に驚きも何もない無難なもの。

ねぎま、もも、つくねがご飯の上に乗っかっただけのもの。
しかーーーーし!!
驚きがあったのでーす。

コレ、コレ!

コレ、コレ!
見るからに醤油注しの容器に無理矢理詰め込んだと思われる“みそだれ”。
こいつがバツグンに美味いのですよーー。
ちょいと付けて食べると・・・あんれま!
何の変哲も無かった焼き鳥が超ミラクルな焼き鳥に大変身。
埼玉県の東松山付近に伝わる「みそだれ」はちょいと一味違います。
北陸など日本海地方名産の「かんずり」とも違う、独特の香辛料と味噌と甘味の調合。
この小さな醤油注しの中身が実に旨い!!
凄い!!
最高!!

この“どらべん”をプロデュースした人も書いてました。
駅弁でもウンチクを書いている人です。
今回はこの東松山のみそだれに注目された事に10点差し上げる!!
これは、それだけ大騒ぎしてもよい「みそだれ」なんです。
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チェキラ!
2009/11/10
鉄分多めな街のラッキー電車・・・東京→松山→銚子 火曜:街ぶら・街ネタ
今年の夏の終わりに訪ねたところに千葉県の銚子が。
この時の様子は8月25日のブログ『丸く見える丘と、106改め801・・・挟まれた男』としてまとめています。
軽ーく801のドアに挟まれで喜んでいる本人ですが、なかなか予知にも優れているようで、この時に撮り溜めしておいたショットが、この醤油の町(千葉県・銚子)とみかんの町(愛媛県・松山)が不思議な鉄分で繋がっている事を物語っているのです。

伊予鉄道・古町(こまち)駅。冷暖房完備の待合所(右側)、バリアフリー対応トイレなど地方私鉄としては破格のサービス
実家のある松山の街の西側には二つ鉄分の濃い場所が。
一つはJR松山駅に広がる車両基地。しかしココは鉄道高架工事と共に別の場所へと引っ越してしまう運命にあります。
そこで将来的にも引っ越す予定のないコチラが正に鉄分の濃い町となるわけ。
四国・松山を縦横無尽に走り回る小さな私鉄、伊予鉄道。
最近は路面電車線に実物大の『坊ちゃん列車』を観光用に走らせたり、郊外線の運賃に上限を設けたり、路面電車の均一料金を150円に値下げしたりと、けっこう前向きの施策で客離れを食い止めている優良企業。
その伊予鉄道発祥の地がココ、古町なのですね。
夏目漱石の小説『坊ちゃん』に登場する汽車(つまり坊ちゃん列車)も港とココを結んでいたものでしょう。
何が鉄分多めかと言えば、この駅には伊予鉄道の軌道線(路面電車)と郊外線(私鉄線)の車両基地があり、他の駅とは異なった雰囲気があります。

昭和40年代には駅ビル化(上階は住宅)している
地方私鉄としてはバリアフリー化などの施策に積極的な伊予鉄は基幹駅でもあり街の中心駅でもある「松山市駅」に続いてこの「古町駅」のバリアフリー化を達成。

ココの特徴は、市内線(路面電車・環状線)1系統と2系統のホームと郊外線(私鉄線・高浜線)の3,4,5番ホームを一つの踏み切りに集約して全て地平で行き来出来るように改良し、全てのホームをスロープで結んでいる。
(以前は市内線と郊外線の乗換えは地下道を経由していた)
とてもコンパクトにまとめられ、松山市駅のようにエスカレーターやエレベーター等の大規模投資を行わなくともバリアフリー化出来る良例。
但し、鉄道線が約7分間隔、軌道線10分間隔という列車頻度にもよるが、無駄に上下させられる事がない「昔風」の造りに戻った駅構内はかえって新鮮かも。
駅を南北に高浜線と市内環状線が縦貫し、その線路の東側が市内線の車両基地、西側が郊外線の車両基地に。工場が郊外線側にあるので大型の電車の間に小型の路面電車が混ざっている事も多い。

一番右端が工場入りした路面電車。一回り小さい
さて、ココでも世代交代が盛んで、鉄分の多い人は時々覗くのが楽しみでもある・・・うん? 車庫をですよ。
伊予鉄道は京王電鉄と仲がいいので昔京王線や井の頭線を利用していた人には懐かしい鉄道だと思う。
市内線の路面電車はオリジナル車両が大半で、上は車齢50年に及ぶ50型から最新は21世紀生まれのバリアフリー電車2100型まで。
唯一オリジナルではないのが元・京都市電の2002から2006の5両だけ。

古町駅東側に広がる市内線車庫。前から車齢50年に及ぶ50形、昭和40年代の70形、21世紀生まれの2100型
郊外線ではそれが反転して・・・

郊外線唯一のオリジナル車両610系
上記の610系以外は全て京王電鉄から譲受した車両という、いわば京王電鉄・伊予鉄道線。
だから車庫を覗くと懐かしい車両がわんさか・・

左は元・京王の人気車種5000系で伊予鉄道の主流700系、右も元・京王のグリーン車こと2010系で今後引退する800系
そんな古町車両基地の一番西側の係留線。

700系が休むその奥に・・
現役の車両が出入りする奥に・・・

カバーを掛けられた路面電車が二両・・・

静かに休む二両の路面電車
どう見ても新車が届いたわけではありません。
なんとなく悲しい雰囲気。。。

アルミ切抜き文字で「0」、この体格からすると、車番は「60」号と判明します

昭和32年製の「60」号が現役引退
さらに奥には・・・

こちらは車番は見えませんが・・・

昭和37年製でリベットが特徴のオリジナル車と言えば65号から69号のどれかでしょう。
車齢で言えばもっと古い電車が現役で動いていますから、引退のタイミングは新型車両の導入と自動車で言う車検と兼ね合い、それと「調子」によるのでしょうね。
このリベットが特徴の路面電車は軽量で調子も悪くは無かったようですが、バスの工法でリベット接合による組み立て式としたのが仇で腐食が早く、すでに60番台の仲間の大半が2100型の導入によって廃車になっています。
さらには、その横に・・・

襟を正して整然と並ぶ800系823号、822号
他の係留線は他形式が混ざったり、増結用の車両が1両だったりと混然としている中で、一番奥の2線にキリリと襟を正して正規の3両編成で並べられている800系。
さては・・・・
と、予知したのが、この二編成の内の二両ずつ四両が千葉県の銚子電鉄に譲渡されるのではないか・・と。
この写真は9月に撮ったものなのでその時にはまだどの車両が譲渡されるのかは判明していませんでした。

手前の線路の先には廃車となる二両の路面電車がある

京王電鉄 → 伊予鉄道 → 銚子電鉄と生き抜くラッキーな電車。まるで不死鳥。
他の多くの同期車が廃車となった時代に、関東から四国へ嫁ぎ、さらに再び関東へと嫁ぐ「運」のある電車。これをラッキー電車と呼ばずしてなんと呼ぶ!
きっと銚子電鉄では「ご利益電車」とかなんとか、乗ると「運」が付くとか、何でもいいからこの幸運な電車を売り物にして存続の為の増益にしてほしいものだ。
(銚子電鉄は赤字でこの電車の購入資金が不足しているのでサポーターを募集している)
情報によればこの車両を京王線時代のような黄緑一色塗りにするとか・・・
11月6日に、無事に銚子電鉄入りしたとの事。
ちなみに現・銚子電鉄800系も元・伊予鉄道のモハ106号。
みかんの国から醤油の国への電車の嫁入りは二度目だ。
ただし、今回の800系導入により今年度内に106号は廃車となる。
不思議な縁で繋がった伊予鉄道106号と800型の並び姿が見れるのもあと少し。
800型の転出と同時にコチラ伊予鉄道に入線したのは・・・

元・京王井の頭線3000系、現・伊予鉄道3000系
先日まで井の頭線を走っていた車両を今後は30両導入して主流とするらしい。
京王線を走っていた2010系(伊予鉄800系)の車両更新に井の頭線の車両を選ぶところが、やはり伊予鉄道は京王電鉄と仲が良い、という事。
ちなみに松山生まれの僕も京王線沿いで暮らしているのは、何かの縁か?
鉄分多めの京王ファンへの誘い・・・

現・主流の元5000系で古町を出発
発車するとすぐに市内線環状線と斜めにクロッシング

古町駅の南側で市内環状線が単線で複線の高浜線本線上を斜めに横切る

一駅めの「大手町」手前では路面電車との複線同士のダイヤモンド・クロスと必ずすれ違う対向車(ダイヤ上大手町駅手前ですれ違う設定)。本日の相手は元2010系の800系

一昔前の京王線の雰囲気を味わいながら・・・

さらに一駅で中心の「松山市駅」

古町から2駅、所要6分、ダイヤモンド・クロス二箇所、で、鉄分多めにはお得でお値打ちな150円!(笑)

市駅前は中心街の入口でアーケード街へと続くけど・・・
鉄分多めのあなたなら、駅前からひっきりなしに発着する市内線2番の環状線に飛び乗って・・・

市駅前から6駅、所要15分、ダイヤモンド・クロス二箇所、で再び古町駅へお値打ちの150円トリップ。京王線と井の頭線の電車が同じ線路上を走るのは、おそらく全国でもココだけでしょう。

伊予鉄3000系。現段階ではまだ二編成の元・京王井の頭線の電車。数年の内に十編成が置き換わるので旧京王2010系こと伊予鉄800系が全車引退する。
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チェキラ!
2009/11/9
進化かな? 月曜:ちょっと舞台裏
先週末からどうも風邪気味で、仕事の後は薬を飲んで寝る、に徹していました。
ブログの更新も滞っていましたが、今日からは復活。体調も復活!
長年連れ添ったデジカメくんが引退しました。
それは先週急きょ東海道をいつもの寝台特急で下っていた時のこと。
車内で何かを撮ろうとして電源を入れてスタンバイ状態になったデジカメを、後ろの荷物を取ったひょうしに伸ばした腕に引っ掛けてあらららら・・・
カシャーン!
運悪くベッドではなく床へダイレクト・・・・
今までにも数度落とした事はありましたが、流石にスタンバイ状態で落とした事はありませんでした。
あーーあ、という感じの鈍い音が、寝台特急の車内に響きました・・・
みると、レンズが外れ、中の部品が二点あわれにも床に転がっています・・
ヤッチマッター!
取りあえず部品を拾ってみると、分解はしたものの欠損している箇所はなし。
ならば・・と何だかわからずにレンズまでハメてそれなりに復帰。
ダメ元で電源を一度オフして、再びオンしたら・・・・
何と、復活したじゃあーりませんか。
それで撮ったのが先週月曜日のブログ『なぜか再び・・・』。
よかったねー、無事だったねー、ひやひやしたねー、、、と胸をなで下ろしたのもつかの間、わけわからずに部品をハメてる内にレンズには指紋がベタベタ・・・
拡大すると、その指紋が付いた部分がピンボケ状態・・・
再度分解してレンズを磨くとしても、この部分はとてもデリケートだから業者に出さないと復旧は無理。
そうなると、やはりもう一台。。。。ですかねー。

取りあえず購入して帰りの特急の中で開封。アレこれと試してみる。

寝台特急に乗ってしまうとズームするだけのスペースがないのでそれまでの特急がちょうど良い練習場。
揺れる車内で室内灯でズームしても手ブレ補正が効くのですね。へぇーー。
オート設定でも被写体を捉えるのが随分と早いんですねー。へぇーー。
進化だ、進化。
途中で寝台特急に乗換え。
カメラ片手にちょいとパシパシ。

蛍光灯のような色合いがこのカメラは好きなようです。

但しオートフォーカスのままでも室内灯の照度でブレません。

部屋の中でも走行中にきっぷの活字がブレずに写るというのは凄い。

やはり進化でしょうか。
このまま東京まで寝っ転がってるだけですから、簡単な引退式を(笑)

おつかれさまでした!
思えば2005年春のレコーディングの時、昔使っていたカメラがオリンパスだったという理由一つで先代のファインピックスからチェンジ。
コンパクトながら光学10倍ズームというのは当時かなりの魅力。
まだ使い方もよくわからぬままに、スタジオのスナップ写真を撮ったのがデビューでした。

デジカメでも輪郭が柔らかく写るので多分にアナログ的なカットがたくさん撮れました。
輪郭が柔らかいというのは、今の時代に言い換えると「甘い」という事なのでしょうが、同じ被写体を撮っても他とは全然違うその質感に感動すら覚えました。

「甘い」というのは「艶っぽい」という事でもあり、その魅力的なショットはこのブログでも遺憾なく発揮されました。
オートフォーカスによる偶然のショットにも僕は大いに魅力を感じていました。
2005年から2009年の空気を実によく撮ってくれた事に最大の感謝を贈ります。
さらばオリンパスCAMEDIA!

後を引き継ぐカメラは色もピントもクール

何と家電メーカーPanasonicのカメラ
選択の決定的な理由はこのデジカメのレンズがライカ(LEICA)である事。
ライカはアナログカメラでは“通好み”として一世を風靡しているが、少しばかり少年時代にカメラに興味があった僕は知っている。。。
ライカのレンズはボロいのでピントを合わせても中心以外はうっすらとボケるという特色の事を。
それが不思議と味わいのある写真に仕上がる、というので人気があった。

だからこれから使いこなせばこなすほど、「甘い」輪郭の写真が撮れるのではないか・・と。
翌朝。
熱海付近を走る寝台特急の車窓には・・・

風にたなびくススキと朝焼けの海。
そして、ズームを効かせると・・・・

波までクッキリ・・・・進化したデジカメの威力かな。。。
この日の寝台特急サンライズ瀬戸・出雲は岡山-姫路間で鹿と衝突し現場に30分立ち往生。その後点検の後運転再開したものの東京着は午前7時15分過ぎ。約10分遅れの運転でした。
先頭車(14号車)の二階だったので衝突した瞬間にドスンという襲撃があって、てっきり車と衝突したのかと・・・。
それにしても最近、鹿と列車の衝突が増えているのはやはり地球温暖化のせいでしょうか。
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チェキラ!
2009/11/5
車で聞くジャズ、2009秋ベスト3・・・ 木曜:Jazz & Classic Library
ツアー中に車を運転しながらいろんな音源を聞きました。
移動中の車内は、いわば動くリスニング・ルーム。
多少の大音量でも許される、かつてのジャズ喫茶派には嬉しい憩いのスポットでもあるのです。
仕事とは言え、そんなにいつもジャズばかり聞いていません。
都内の移動ならもっぱらFM派。J-WAVEに固定してジャズのジャの字も車内にはありません。
しかし、流石に数百キロという距離を連続して走るとなると、疲れない音が良くなります。
そんな時にジャズってどーなんだろう?
移り行く自然を目前に、都会のちっぱけな喧騒(つまりジャズ)を切り取って持ってきても仕方がない。
7000キロを走って、聞き続けると、普段とは違ったベストチョイスもあるかな?
そんなわけで個人的なベストチョイスを。
車で走る時のBGMに迷っている方、たまにはジャズもいいですよ!

『OCEANS IN THE SKY/Steve Kuhn』
僕に騙された、と思って買ってごらんなさい。
こんなにジャズが気持ちよく、それでいてオールラウンドな状況にマッチングする音楽だとは思わなかったという驚きがあります。
都会的であり、人間的であり、それでいてちゃんとスペースがあるので運転中に聞いても邪魔になりません。
7000キロ走破で一番多く聞いたアルバム!

『THE WATER IS WIDE/Charles Lloyd』
時間限定。夜の闇にまぎれて高速を走る時、夕暮れの都市高速を走る時、前出のスティーヴ・キューンのアルバムに飽きた時(笑)にピッタリ。
とにかく日が暮れた時間帯に淡々と走る時には最高の精神的な起伏を与えてくれる。ロイドのサックスもだけど、ピアノのブラッド・メルドーが最高。

『NORTHWEST PASSAGE/Oregon』
季節・エリア限定。
とにかく紅葉のシーズンから初冬にかけてのお薦めアルバム。
街の中なら紅葉の見られるところ、郊外ならどこでも、山の中なら尚更、とにかく樹木のあるところならこれからのシーズンはこのアルバムがあればいい。
そんな車で聞くジャズ、2009秋ベスト3でした。
さて、きょうはどれから聴こうかな・・・
もちろん、僕のアルバムもどこで聞いてもマッチング(笑)
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チェキラ!
2009/11/4
さすが本場の・・・めでる 水曜:これは好物!
ツアーで京都に二日間滞在中、京都にある赤松の本家のお招きにあずかり京懐石で舌鼓。
“めでる”という言葉、愛でると書きますが、なかなか普段の生活の中で使う事がありません。
このデジタル文化の時代に、“めでる”事を楽しむ時間を持ち合わせると、面白い事になるんじゃないか、と思いますね。
本家からお誘いを受けたのは宿泊していたホテル(グランドプリンスホテル京都)からかなり近い宝ヶ池にある京懐石の『傅吉庵』。一日昼夜一組ずつしか受けないお店。
人気のお店らしく、本家に7月頃「今度京都へ行きます」とメールしたら「じゃあ、今予約を入れたから本番の後は空けておいて」と。三ヶ月先でも取れない時があるんだそうです。
タクシーを降り、由緒正しく打ち水のしてある玄関を入ると、わくわくしてくる。

京懐石傅吉庵・京都市左京区岩倉宝ヶ池通り東五田町
女将が出迎えてくれるが、もう、この時点で本番の疲れも吹き飛んでしまった。
午前中からのリハーサルだったのでかなりの長丁場だったのだ。
座敷にあがり、本家ご夫妻、従姉夫妻と久し振りの再会。
約二年振りだ。
まずは乾杯、という事で、僕は三重の地酒を。
間髪入れずにお通し。

秋を愛でる・・・・京懐石の始まり、はじまりぃ・・・・
従姉のご主人はカメラマン。
本格的なカメラでバシバシ撮っている。
その横でも俄かカメラマン(つまりは僕)。
こちらもデジカメでバシバシ撮っているから、さぞや女将は声を掛けにくかっただろうなぁ(笑)

秋を愛でる・・・・その言葉通りの盆の上
おおーーっ!
バシャ・バシャバシャバシャッ、バシャ(連写の音)
カシャ、カシャカシャ(僕のカメラの音)
一品運ばれる毎に「オオーー!」という声と共にこのシャッターの音が続く。
0d.jpg
柿の容器の中には和え物

椀物。
貝柱のしんじょがたまらなく美味い!
おおーーっ!
バシャ・バシャバシャバシャッ、バシャ
カシャ、カシャカシャ

次々と運ばれる秋を愛でる味覚。
それに反応する我々。
きっと昔なら運ばれてくる料理を題材に一句詠むところでしょうねぇ。
「ええー、次は銀杏と行きましょうか。」
「銀杏と・・・・」
「ぎんなんとーーー」
「聞いて喜ぶいちょうかな!」
「きいてよろこぶ胃腸かな!」
「オソマツ!酒飲みの句ですな、わっはっは!」
なーーんて、ね。

綺麗にカブを細工しています。もちろんお味も繊細です。
懐石は器と料理の組み合わせを愛でるのも楽しみの一つ。
西洋風の皿と京の味覚のコラボですね。

おや、これは何だかわかりませんぞ・・・
女将が小皿に取り分けてくれます。

薄板の香り焼き!

おおーーっ!
バシャ・バシャバシャバシャッ、バシャ
カシャ、カシャカシャ
「いやいや、おはずかしゅうおすわぁ」
手が写った女将が照れる。
だいじょぶ、だいじょぶ。

おおーーっ!
バシャ・バシャバシャバシャッ、バシャ
カシャ、カシャカシャ

揚げ物も秋・・・

ごはんですよ・・・

漬物にミカケにしん。
ならば僕は滅多に食べないお茶漬けでサクサクっと!

フルーツでデザート

最後はやはりお抹茶とお菓子でめでたく秋を愛でて大満足。
おおーーっ!
バシャ・バシャバシャバシャッ、バシャ
カシャ、カシャカシャ

愛でる心の数ほどシャッターを切る音が響く京の夜。
本家のみなさま、ゴチソウサマデシタ!
愛でても満足、お腹も大満足の京都滞在でした。
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2009/11/3
日本最初の・・・ 火曜:街ぶら・街ネタ
10月はツアーで各地へ行きました。
そんな中でいろんな話題も拾ってきましたよ。
日本最初の・・・・と言うと、実に様々な事に言及しますが、意外と知られていないのに誰でも当たり前にその存在を認識しているもの。
いろんな街にはいろんな「日本最初の・・・」がころがっているものです。

名古屋の中心地、栄に隣接する久屋大通り沿い
名古屋は碁盤の目のように区画整理された都市。
駅を降りると、その街の構造は東北の仙台、北海道の札幌とよく似た印象を持ちます。
もっとも、この中では名古屋の規模は飛びぬけていますが、実によく似た街の佇まいです。
たまたま立ち寄ったのが10月最後の金曜日。
週末からは飛び石連休とあって、久屋大通りの公園ではイベントの準備の真っ盛り。

地元のテレビ局主催によるイベントのようです。

大通りの中にある公園をいくつかのブースに見立てて

三つのカテゴライズがあるようです。

都市公園のある街ならでは、ですね。
街のど真ん中にこのようなスペースがあるのは本当に素晴らしい。
都市計画の段階での先見の明でしょう。

きっとこの週末は大賑わいだったでしょうね
久屋大通り沿いのビルは最近改築されたビルを中心にお洒落です。
古くからのビルはオフィス然としていましたが、ファッションビルが増えて随分華やかです。

今や古株の建物となった三越の先には・・・

街の中の観覧車

最近では全国の主要な街に見かける光景で、今日の「初めての・・・」のネタではありません。
ファッションビル、街中の観覧車・・・・
すっかり日が暮れた週末の街の中で魅力を発揮するものはたくさんありますが、
やはり、
これが一番存在を主張しています。

名古屋テレビ塔
そう、テレビ塔!
このテレビ塔なくしては、この大きな久屋大通りも都市公園もその存在が輝かないのです。
なぜならば、
日本で最初に出来たテレビ塔だから!

テレビ塔と言うと名古屋の他には札幌があります。
名古屋と札幌が似ているのにはこんなところの共通点もあるのですね。
また、「雪祭り」で有名な札幌の大通公園もこの名古屋の久屋大通りと同じ構造です。
厳密にテレビ塔と呼ばれているのはこの二本だけですが、東京タワーもこの仲間です。
観光用の展望タワーと違って、テレビ塔はテレビやラジオの電波を発信するというお仕事塔。だから街の真ん中に建設されたのです。
昭和の日本を象徴する建造物だと思いませんか?
しかも、この名古屋テレビ塔が日本で最初のテレビ塔なのです。
東京タワーの事は最近第二東京タワーの建設が進んでいることや映画などで話題になっていますが、この日本で最初のテレビ塔の事は正直なところ僕も今回改めて知ったところです。
昭和29年に誕生した名古屋テレビ塔は昭和33年誕生の東京タワーのモデルとも言われます。
展望ラウンジの造りなど、確かによく似ています。

昭和の息吹を感じさせるテレビ塔と配下の街並み
“超”が付くと特別を意味した時代。
僕らが子供の頃はみんなそうでした。
新幹線→超特急
高層ビル→超高層ビル
今やそれらから“超”が取れて「普通」になってしまいましたが、最初から“超”など付かなかったテレビ塔は、今でもその魅力が残されているように見えます。

街でテレビ塔を見かけたら、ちょっと展望に登ってみませんか?
PS:
そう思った後で、名古屋名物海老ふりゃーを前にして・・・・

今まで、金の鯱(しゃちほこ)=海老ふりゃー、と思っていたのですが・・・・・
この、一直線に伸びる海老ふりゃーを見ると、これはテレビ塔だったのかもしれん・・・と、、ね。
なーーる。
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