ML-1Lを導入してから、自宅で過ごす時間はオーディオに淫する時間が続いている。高域のノイズ感はケーブルを付属してきたスーナーのものからPADに交換する事でかなり改善した。ケーブルによって機器の音調がここまで変化する事も驚き。デジタルアンプとの相性もあったのかもしれない。CDP→ML-1Lの接続が未だスーナーを使っているので、これを交換すれば更に好みの音調に変更できるだろう。
ML-1Lになりスピーカーの特徴が露になり、不満を感じる事が多くなった。もともと使用中のZingali OCN 106はJBLにユニット供給を受けていた、コンプレッション・ドライバー/ホーンで、その明快で音離れの良さが特徴的であり、主にJAZZファンをターゲットにしたSPであったと思う。その当時良く聞いていたハウスを良くならすには、帯域バランス的にも目的に叶っていて、パーカッションの音色やボーカルの声などに独特の豊かさとリアリティがあって、気に入っていた。MF A3.2との相性もなかなかで、MFの少し解像度は低いが、中域に癖のある、まろやかでウォームな音調が良いマッチングを見せていたと思う。
ML-1Lになり上下のレンジ感が伸びた事で、スピーカーの高域の物足りなさが強くなった。シンバル以上の帯域がすっぱり切れたように感じてしまい、丁度台形のようなサウンドバランスになってしまう。聞いていても自然と試聴位置は下に下がってしまい、気がつくとソファーにベッタリ沈み込んで聞いてしまっていたこともあった。
この一週間、スピーカーを変更する為にいろいろとネットや書籍を調べていたが、こういったビンテージ・レヴィンソンファンの定番であるJBL 4343が目に留まった。現在、確かにZingalliのホーンSPを使ってはいるが、同じホーンSPの代名詞であるJBLには、実はいい印象を持っていない。数年前ダイナミックオーディオで聞いたJBL+マッキンの音色が余りにも鈍く、解像度が低く落胆した覚えがあるからだ。その時聞いたアバンギャルドの音は同じホーンながらも驚くほど新鮮でクリアな音調であったのに。
同じZingaliとJBLは親戚関係といえるにもかかわらず、それ以来JBLのSPは興味を全く感じなくなっていたのだが、昨年実家のオーディオ機器を新調するにあたり、訪れたオーディオショップで、JBL4338がアキュフューズのプリメインでドライブされていた音を聞いて考えを改めた。そのシステムでは、以前のアバンギャルドを彷彿とさせるような解像度の高さと、切れの良い低音が鳴り響いたのだ。また量感豊かな低音は38cmウーハー独特の世界である事も感じた。
現代にブラッシュアップされたJBLのスタジオモニターの世界を、30年前のビンテージJBLで再現するのは不可能かもしれないが、アルニコ・マグネット使用のユニットは現代スピーカーのユニットより、高解像度という話もあるし、低域の制動がしっかり効きつつ、高域までしっかりと伸びた音を今のレビンソンシステムで目標にしてみたい。
というわけで、今のZingaliとMF A3.2は下取りの為に旅立つ事となりました。。。。
オーディオにハマるきっかけを作ってくれた彼ら(既に擬人型)に感謝。(MFは彼女かも・・。)。昨日最後の聞き納めをしたのだが、なんか心無しか寂しいですね。つうか、昨日の夢で、見ず知らずの人たちが沢山我が家に、しかも深夜大勢押し掛けて来て、居座ってしまう夢を見ました。愛着のあるスピーカーとの判れと、新しいスピーカーへの不安を象徴しているのでしょう。あたらしいオーナーの元で大事にされるといいな。ウッドホーンの質感とか、本当にいいですよ。

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