★Good! / ★★Superior! / ★★★Excellent!
2019/4/24
安積野バイパスの
大槻町辺りを走っていたら
「支那そば」の文字が見えたので
寄ってみた。
昭和40年創業というから
かなりの老舗ではある。
入店すると
後期高齢者と思しき
老夫婦がストーヴに当って
テレビを見てた。
外は25℃の夏日である。
なので、
店内はムッとする暑さ。
正午近くだったが、
客はひとりもいなかった。
お婆ちゃんは
ストーヴに当ったまま
勘定場に座りきりで、
お爺ちゃんの方が接客し、
名物の「からし焼肉支那そば」を
奨められた。
初めての店で、
しかも1.080円もするので、
ラーメン(540)を
お願いした。
麺はシコリとして
スープはアッサリの
紛う事なき「昭和味」。
これはこれで、
いずれ滅び去る
「絶滅系」なので
貴重なラーメンではあった。
ただ、
食後に気付いたが、
よくよく目を凝らしてみたら、
小バエが浮いており、
この点はいただけなかった。
と、同時に、
87才で暴走して
母子を事故死に巻き込んだ
プチ・アルツ老人の事件が
思い浮かんだ。
こうなっては、
やはり、もうそろそろ、
店を畳む時宜ではなかろうか。
かつて、
小野町の郵便局近くに
「つるや食堂」という
創業昭和26年という老舗があった。
過去ログを検索してみたら、
2009年の『グルメ日記』で
86歳のお爺ちゃんと
82歳のお婆ちゃんが
矍鑠として厨房で作っていた。
ただ、
そこでも、ラーメンに
小バエが入っていて、
もう「限界」だろうな・・・と、
感じたが、間もなく閉店した。
本来、クレームを言うような事態だが、
老爺老婆が懸命に営む店では
それもできず、
只ただ
「ごちそうさまでした」
というよりない。




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