「福島事故全情報開示を〜木村俊雄氏、10日都内で会見」
原子力・脱原発問題
今日は高知新聞の朝刊をぱらぱらとめくった瞬間、吸いつけらるように一つの記事に目が留まった。「これだ、木村さんが言っていたこと!」
タイトルは、「
福島事故 全情報開示を」、サブタイトルは「
土佐清水移住の元社員木村さん 東電調査に疑義」。
実は、7日の高知県母親大会・分科会の講演で、「近々、ある発表をします。期待していてください」ということだった。
メディアの方が講演会場にいた関係で、内容は伏せられていたが、何か爆弾発言があるかのようなニュアンス。それ以来、いつかいつかとワクワク・ドキドキしながら動向を注目していた。
して、何があったかというと、木村さんが昨日、東京千代田区の日本プレスセンターで会見を催したとのこと。
内容は、東京電力が原発事故直後のデータを一部(3分の1ぐらいか)しか公開していないので、全面的な情報開示を、というもの。以下、高知新聞の記事を書き起こしますから、ご一読くださいませ。
すみません、藤島さんのツイキャス聞きながら、ブログ書いてますので(今、八尾市で一人ポスター貼りながら、街頭演説中!)、頭がとっちらかって、よくまとまらない。
では、早速!なお、こんな会見模様を記事にしている新聞社は高知新聞社以外、ネットで検索する限り、なさそう。そりゃ、そうだよね、これじゃあ!
土佐清水市在住で、東京電力福島第1原発の元炉心設計技術者、木村俊雄さん(49)が10日、都内で会見し、2011年3月に事故を起こした同原発の事故直後のデータについて、東電は一部しか公開していないとし、地震の揺れによる原子炉プラントの破壊はなかったとする同社の調査結果に疑義を呈した。木村さんは同日付で同社に質問状も送った。
木村さんによると、同原発の中央制御室には、1から3号機に設置された観測センターで原子炉内の水位、温度などを計測し、データをハードディスクで保存する「過渡現象記録装置」がある。
しかし、木村さんは12年6月に公表された同装置のデータは「全体の3分の1ほどしかない」と指摘。配管の破断の程度を示すデータは公開されていない、とした。
木村さんは同装置について「航空機で言えばボイスレコーダーに当たる」と説明。地震直後、原子炉内で水位の低下などが生じているが、部分的なデータでは全体を時系列で見ることができず、原子炉内で何が起きていたのか、現象の説明がつかないという。
木村さんはデータの全容開示を求め、「これだけの事故を起こした当事者がこの程度の(調査)内容で『(揺れに対しては)大丈夫でした』と言っていることにがくぜんとした」「津波に対する防御さえすれば原発は再稼働できるというストーリーで新規制基準が動き始めている。フライングスタートではないか」と述べた。
木村さんは新潟・柏崎刈羽原発などを経て1989年から12年間にわたって福島第1原発で勤務し、炉心の設計、管理などを担当。中途退職し、震災発生を機に2年前から、知人のいる土佐清水市に移住している。 (石井 研)
これぞ、日本版ディスクロージャーだ。これから、何が起きても、暴露されてもおかしくない。いよいよすべてが白日のもとにさらされる日が来ている。皆さま、それまで十分、英気を養っておきましょう。

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