2005/11/30
明日から師走 Life

いろいろの行事が続き、考えもまとまらないまま右往左往して
11月も終わる。
裏の林の木々の葉も風とともに舞い落ちて踏み入ればカサカサと
乾いた音が・・
カレンダーもあと一枚、どれも皆一年の最後を飾る豪華な絵や写真で
埋められている。
もう一人の私が問いかける。
「ああ、このいちねん、私は何をしていたの?」
「・・・・・」答えられない私。
<もうあと一ヶ月> <まだあと一ヶ月>どちらにしても一ヶ月。
そんな思いをよそにススキの穂は次の季節への準備を整えて
フワフワと余裕の顔でそよいでいる。
2005/11/29
旬の大テーブル サロン

にこやかに入ってこられたK氏。
下げてきたミカンの枝を何気なくテーブルに置くと
「ここに飾ってもらうのが一番いいと思って」と一言。
お忙しいお仕事の合間のほんの短いコーヒータイムである。
オレンジも鮮やかな大振りの実が数個、ツヤツヤとおいしそう。
枝つきのものは信州では珍しい。
早速センターにディスプレイさせていただくと
テーブルの上がパッと明るくなった。
ここにお見えになるお客様は女性だけでなく男性も
感性豊かで風流を解される方が多い。
春夏秋冬、折々に自然の息吹や恵みを届けてくださる。
春一番のコブシの芽吹き、夏は一抱えもある雄花や女郎花
そしてアケビの蔓、栗、薔薇の実・・
大テーブルはそのつど季節に彩られる。
幸せな店である。
2005/11/28
グリーンアイス 花

我が家では数少ない鉢植えの花は、シクラメン、クリスマスローズ
そしてシンピジュームとこのかわいい薔薇<グリーンアイス>
オフホワイトの小さな花をいっぱい付けて春から今頃まで咲き続ける姿は
健気でもある。
鉢は夏場に水持ちが悪いし、根が良く張れなくて可愛そう。
シクラメンやシンピジュームは仕方ないとしても
薔薇は地に植えてあげたい。
ガーデンの薔薇はもう殆どが咲き終わって残りバラが
僅かに咲ききらないで枯れてしまった。
私の我侭な希望「冬の間も薔薇が見たい」それだけで<グリーンアイス>は
鉢植えにされている。
かわいそうなような、気の毒なような・・
でもずっと咲き続けられて「幸せ」と思うことにしている。
今朝も花びらの先を薄ピンクに染めて玄関の片隅を
明るくしてくれている。
2005/11/27
リボン サロン

女性なら誰でもきれいなリボンや包装紙は嬉しくて
いただいた物を大事にしまっておいたり、素敵で気に入ったものは
つい買ってしまうのではないだろうか。
わたしもリボン大好きである。
きれいなrose柄のリボンが結ばれたプレゼントをいただいた。
わぁ〜きれい!
薔薇が好きなのを知っていてくださったのか
包まれていた品も私のほしかったもの・・
こんな贈り物は心憎いばかり。
贈り主の日ごろの細やかなこころづかいが伝わってくる。
そしてこういう女性に憧れる。
自分ではなかなか気の利いた贈り方は出来ないが
「少しでも近づきたいな」と思ったお洒落なプレゼントであった。
2005/11/26
嬉し楽しの一日 Life

海野宿より千曲川を望む

<お菓子処花岡>のテラスでゆっくりお茶を・・
こんな素敵な出会いがあるとはつい少し前まで思ってもみなかった。
今日はブログでお友達になった<気ままさん>と<さくらさん>が
新幹線ですみれ屋に遊びに来て下さった。
待ち構えていた<IVYおじさん>も交えサロンでブログ談議に沸いた
楽しい時間・・
お二人ともお洒落で素晴らしいHPやブログを公開なさっていて
いつも楽しませていただいている。
今日は私なりに考えて<海野宿>を中心にご案内することに・・
気ままさんは何度かお寄り下さっていたが
さくらさんとは初対面ながら初めてとは思えないほど打ち解けて
お話させていただいた。
計画下さった気ままさんに感謝したい。
季節の料理を目と舌で味わいながらお話は尽きないが
再会を約束して思い出深い一日が終わった。
2005/11/25
05.11.25の夕日 空

こんな日を小春日和というのだろうか?
朝、ほんの少し入れただけで暖房も付けず一日が過ぎた。
車の出入りに邪魔にならないように
伸びすぎた<赤花マンサク>や<黄金ユキヤナギ>
<コブシ>の枝を落とす。
大きく育てたいのはやまやまではあるが
見通しが効かなくなるのでグッと我慢している。
夕日にゆきやなぎの紅葉が映えて・・
2005/11/24
賑やかに・和やかに Life

すみれ倶楽部Garden2度目の忘年会。
メンバーIさんのお店[古粋]を貸切にしていただきゆっくり贅沢な
時間を過ごさせていただいた。
次々と供されるお料理とお酒に笑い声の輪ができる。
ワインにビール、日本酒、焼酎・・今日は車を置いての無礼講だ。
46度の日本酒<さむらい>口当たりが良く珍しかった。
手品が飛び出したり、ビンゴゲームで盛り上がり、話が弾む。
いいご機嫌になったところで、2次会の席に移動。
のどが自慢のメンバーたち、ここでもそれぞれの18番が披露された。
バラ園という共通の目的を持った仲間たちである。
去年よりも又今年、絆が深まったようだ。
帰り際の満足そうな笑顔が、それを物語っていた。
嬉しかった。
2005/11/23
茜色残照 空

夕方のお客様は夕日が楽しみでいらっしゃる。
「コーヒーが冷めてしまいますよ」とお伝えするのも憚られるくらい
空をず〜っと眺めておられる。
柔らかいベビーピンクから茜色へ、いつの間にか変わっている空の色。
蓼科山も八ヶ岳も今日はすっきりと見渡せる。
そしてハラハラと舞い落ちる枯葉・・シャンソンが似合う窓辺。
誰もがチョッとセンチになる夕暮れ時なのだ。
窓枠は額縁、さまざまな空のドラマが描かれていく。
2005/11/22
赤い実較べ 自然

鈴なりの艶やかな赤い実。
そもそも「南天」という名はどうして付けられたのだろう。
「難を転じる」といって縁起のいい実と言われているらしいが・・
毎年のようにたくさんの房を付けて家の入り口を飾ってくれている。
生前の義母が畑のあちこちに株分けした南天が見事に背を伸ばし
しな垂れるほどいっぱいに実を付けている。
ことしは少し手を入れたので実も大きいようだ。
冬の赤い実は<サンキライ><クリスマスホーリー><ナナカマド>
<ガマズミ><ナンテン><センリョウ>etc
ナンテンはクリスマスには飾らずお正月に。
一方、サンキライとクリスマスホーリーはクリスマスに彩を添える。
同じような小さな球、でもなぜか雰囲気が違う。
それが面白いと思った。
暮れには、たっぷりの枝を大きく活け込むという楽しみが待っている。
2005/11/21
ふくろうとコスモスと サロン

「温かい風」がテーマの木彫展がひらかれている。
樹齢何百年の一枚板を使ったものやアカシアの樹を彫ったものなど
木目や色もそれぞれでお話を聴いていると楽しい。
兄、倉澤満さんのふくろうと弟、鈴木良知さんのコスモス・・
会場は懐かしく暖かな雰囲気に包まれている。
「作品は人そのもの」5回目になる今回の展も人柄が滲み出た
すばらしい作品で埋まっている。
堅い一枚の板から無心にコツコツと彫り出していく、気が遠くなるような
根気の要るお仕事である。
樹という神聖な対象に心静かに対峙する。
それだけに観る人の心を打つ.
2005/11/20
陽だまりの日曜日 サロン

キンキンに凍みた朝も、サロンに入るとフワッと暖かい感じがする。
昨日のお日様の光を溜めた暖かさか・・
日曜日のお客様の出足は遅い。
いつもお顔を見せてくださるお客様Hさんと木彫展を開催中のS氏を交え
朝のコーヒーをご一緒する。
先日買ったばかりの赤いシクラメン・・
茎をピンと立て気持ち良さそうに咲いている今朝の窓辺。
2005/11/19
アイビーのリース サロン

オープン当初ほんの1株か2株庭に植えたアイビーが今では
伸びやかにどこまでも覆って、旺盛な繁殖ぶりを示している。
次から次へとランナーで根を出し止まらない勢い・・
少しずつ整理するつもりで思いきって蔓を刈った。
今日見えたIVYさんがリースにするからと少し持ち帰られた。
「そうだ、リースを作ろう」思い立ったらすぐにでも作りたいのが私。
早速裏から拾ってきてくるくる巻いて5、6個作る。
赤い実は<ヒヨドリジョウゴ><ローズヒップ><クリスマスホーリー>
ひとつはサロンに飾り、あとはお見えになったお客様にプレゼント・・
身の回りにあるもので楽しむのが私流・・といえば聞こえはいいが
シンプルな物が好きなだけ。
まだまだアイビーがあります。
よろしかったらお持ち下さい。
2005/11/18
キラキラと霜柱 自然

寒い朝。
ふと見ると高さ3センチほどの霜柱ができている。
きれいにスクッと立って・・
まだ誰も踏んでない新雪の上に足跡を付けるのが楽しみなように
そのきれいな柱を壊してみたくなる。
一片を手のひらに載せると冷たさが頭の芯に突き刺さる。
「あぁ、ことしも本当の冬が来た」そんな思いだった。
2005/11/17
砂糖菓子のように 花

ここ2、3日厳しい冷え込みが続いている。
ピーンと張りつめた空気の中、厚着をして朝のバラ園へ・・
昨日まで健気に咲いていた赤い薔薇も今朝は霜が降りて
まるで砂糖菓子のように凍りついている。

今年初めての薄氷が張り、まるで鏡のような水鉢。
静まり返った<バラ園>ことしもたくさんの楽しみをありがとう。
2005/11/16
暮れゆく05.11.16の街 自然

一日中暖かい陽に満たされていたサロン。
本を読んだり、談笑したり、窓辺は背中が気持ち良さそう。
外は落ち葉が舞う寒い日でも、ここは<別世界>なのだ。
少し前から暖房を入れ始めたが
そろそろ床暖房と暖炉も考えなくては・・
「パチパチ」と薪の爆ぜる音が聴けるのも間近い。
急に寒くなる夕暮れ時、オレンジ色の景色に救われる思い。