シャロームデイサービス・アンクルン訪問の今日、いつも参加してくださる
Sさんが、終わってから父の居室を訪問してくださいました。
すっかり元気のなくなった父に「あなたの長生きしている姿を見ることが
私の生きる事への励みになっているのだから、長生きしてくださいね」と
言ってくださいました。私が「何の楽しみもないホームでの父の毎日は、
父にとって幸せではないのでは?」と言うと、彼女は「花を美しいと感じたり、
光がさわやかだと感じることは生きていないと出来ないことだから、
そういう感動を味わう事が出来ることに感謝して私は生きています」と、
おっしゃいました。そして父に「毎日一つ小さな事でいいからいいなと思う
ことを見つけてね。」と言われました。
頸椎骨折で歩くことも身体をまっすぐにすることも出来ない彼女、更に白血病とも長年闘っている彼女は毎年車椅子でみなとみらいのコンサートに来てくださいます。今年も一緒に行ってくださる介助者の都合がついたらおいで下さるそうです。
お互いに黙って握手をする2人の手に思わずシャッターを押していました。


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