■J.J.アリントン #28
RB 2巡44位
カリフォルニア大
身長 5-8 7/8(175センチ)
体重 214(97キロ)
10ヤード走 1.54秒
20ヤード走 2.47秒
40ヤード走 4.40秒
垂直跳び 35インチ(89センチ)
ワンダーリック 14点
1983年1月23日ノースカロライナ州生まれ(22歳)
TSNスーパー99の59番目、RBでは6番目の評価。結果は全体5位までに指名されたトップ3に次ぐRB4番目の指名。高校卒業時にDivision Iの大学で勧誘してきたのがイーストカロライナ大の1校だけで学業成績が足りなくて入学1年目の出場権ももらえないということでカリフォルニア州にあるCollege of the Canyonsというジュニアカレッジ入り。いくつか大学記録を作ってます。
2001 ラン 96回 549y(平均5.7y) 10TD
2002 ラン 135回 769y(平均5.7y) 19TD キャッチ 30回 320y 4TD
2003年にカリフォルニア大に編入。1年目はアディムチノベ・エチェマンドゥ(04年ブラウンズ7巡指名)の2番手で先発は2試合のみ。ちなみにこの年のエチェマンドゥは238回 1,195y 13TD。2年目の昨シーズン先発に昇格すると全試合でラン100ヤード超の大ブレイクで2,018ヤード走って(いずれも去年全米で唯一)ほとんどのAll-Americanのfirst-teamに選出。もちろんAll-PAC-10もfirst-team。ラン獲得ヤードはそれまでの大学記録だった1,460ヤード(1975年チャック・マンシー)を大きく上回り、2,000ヤード超はPAC-10歴代でも1981年のマーカス・アレン(2,427y、USC)、1979年のチャールズ・ホワイト(2,050y、USC)に次ぐ史上3人目。ラン獲得ヤードだけでなくキャリー回数、ラッシングTDも大学記録。カリフォルニア大での2年間はケガなかったようです。
2003 ラン 107回 607y(平均5.7y) 5TD キャッチ 21回 178y 3TD KR2回平均19.9y
2004 ラン 289回 2,018y(平均7.0y) 15TD キャッチ 21回 121y
通算25試合 ラン 395回 2,625y(平均6.6y)20TD キャッチ 42回 299y 3TD
コンパクトだけど筋骨たくましい骨格、分厚い上半身と太い腿、広い尻。爆発的な第一歩と最高水準のスピードでランでもパスキャッチでもボールに触れるときは毎回ロングゲインの脅威になる。ビジョンが良くすばやくディフェンスの折り目を見つけ、走路の取り方が優れ加速力で防御網を抜ける。跳ねるようなジャンプとパワーで小さな穴を抜ける。ストップアンドゴーも優れ止まってもすぐ加速できる。サイズのわりにバランスが良くて足も力強くアームタックルをかいくぐる爆発力がある。アウトサイドへのランではブロックを待つ忍耐力がある。大学ではパッシングゲームではそれほど役割は与えられなかったけどパスキャッチ自体は上手いらしい。ジャンプしても低いボールも捕れるけどボールを手ではなく体で取るし頭より高いボールは苦手だそうです。
サイズがないのでウェイトルームでの強さが常にフィールドで還元されるわけではなくまともにタックルを受けると簡単に倒れる。ボールセキュリティに問題、つまりファンブルが多かったんだけど04年には両手でボールを運ぶようになり改善したそうです。横移動のモビリティはなく捕まえやすいらしくオープンフィールドではそんなに効果的ではないみたい。大学ではテイルバックとして深くセットしててホールに飛び込む前に加速できたけどNFLではスクリメージに近いところにラインナップする必要があるということも不安要素。パスブロックは積極的で進歩してるけど背が低いからディフェンダーは簡単に抜いてしまうだろうと。
小柄で速いけどいわゆるスキャットバックというよりも小さな体に秘めた直線スピードとパワーで一目散に駆け抜ける鉄砲玉のようなタイプのようです。フィーチャーバックではないけど大型RBのいるチームに補足になるということでアリゾナに現在いるパワーとバランスはあるけどスピード不足のシップ&ハンブリックの能力を補ってくれそう。ちなみにJ.J.の本名はどこにも書いてないです。

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