アリゾナマニアの知ったか発言集

現地土曜にプレシーズンゲーム第２戦チーフス戦があります。１巡ＣＢロールと４巡ＲＧブラウンが初先発するし２巡ＲＢアリントンもキャリー回数を増やす方針。ケガで先週欠場したＷＲアンクワン・ボルディンとＲＢマーセル・シップも出場する予定。スターターではＣステパノビッチとＲＴロスは引き続き欠場しレッキーとアレンが先発、ＭＬＢヘイズ離脱によりダーリングが先発します。うっかり忘れてたけどチーフス戦ということはカート・ワーナーとディック・バーミールＨＣの対戦でもありますね。


以下は地元紙の記事よりポジション争いの話。ほとんどがオフェンスというのがチームの現状。ディフェンスは大腿確定してます。

□先発ＲＧ
去年開幕直前に加入してスターター昇格とリザーブ降格を繰り返していたジェレミー・ブリッジスがずっとスターター扱いだったけどドラフト４巡エルトン・ブラウンのチーフス戦での先発起用が決まり今週ずっと先発組で練習。才能ではブラウンが上回るだけに実戦での動き次第であっさり決着の可能性もある。

□ＴＥ
もともと実績のある選手がいないどころか全員ドラフト指名されていないというメンバー構成のうえに暫定スターターのエリック・エドワーズがキャンプ開始早々に胸筋断裂で来週やっと練習再開できるという状況。その間にパスキャッチで新人アダム・バーゲン、ブロックでアーロン・ゴリデイが評価上昇。ゴリデイはブロックだけでパスキャッチは下手といわれていたけど練習でナイスキャッチしてるらしい。

□ＦＢ
去年はジェームズ・ホッジンスが開幕前にＩＲ入りしてオバフェミ・アヤンバデージョ１人だけがロースター入りしていたけどホッジンスが復帰したので枠を２に増やすのか強引に１にするのかが焦点。チームの戦術がＦＢを置かない１ＲＢ・３ＷＲを多用するというのも話を難しくしてるけど２人とも残しそうな感じがする。

□２番手ＲＢ
デニス・グリーンはヘルシーであるならマーセル・シップが第２ＲＢと発言しているから一応ＪＪアリントンのスターターは確定ぽい。元ブラウンズ先発ＲＢジェームズ・ジャクソンと解雇再契約を繰り返しながらなんだかんだで過去３年ロースターにいるデイミアン・アンダーソンがこの位置を狙っている（記事にも名前はなくトロイ・ハンブリックは過去の人扱い）。

□４番手ＷＲ
スターターの３ＷＲとの能力差が激しいけど何かあったときのためにも４番手は重要。経験のある新加入チャールズ・リー（前バッカニアーズ）がリードしていて６−４の長身ローレンス・ハミルトンと去年ＮＦＬヨーロッパのリーディングレシーバーのレジー・ニューハウスが続く。記事はそこまで。ドラフト７巡リロン・マッコイの名前が出てこないのがちょっと寂しい。

□リターナー
先週のカウボーイズ戦で加入したばかりのＲＢのＪＲレドモンドがＰＲでもＫＲでも活躍。ＫＲでは過去２年務めたＲＢジョシュ・スコビー、ＰＲではダン・シェルドン、ファビアン・デービス、チャールズ・リー（いずれもＷＲ）も争っていて今年の１巡ＣＢアントレル・ロールや２年前の１巡ＷＲブライアント・ジョンソンもＰＲできるけどレドモンドが両方やることになりそうな雰囲気。

□ニッケル
ＣＢロバート・テイトがリード。１巡ＣＢロールのホールドアウトによる不在のためキャンプ開始当時はＳイフェアニ・オハレーテがニッケルに入っていた。３巡新人ＣＢエリック・グリーンも能力あるし新加入ＣＢレイモンド・ウォールズ（前レイブンス）が好調。けっこう激しい争いになってます。


■ロースタームーブ
ＭＬＢレスター・タウンズ（２７歳、６−１、２４４、ワシントン大）と契約。2000年のパンサーズのドラフト７巡指名で４シーズンで通算５５試合（３０先発）に出場して２２７タックル、５ＦＦ、１ＩＮＴしてスーパーボウルでもプレーしたけど去年は所属チームなしでした。先発ＭＬＢジェラルド・ヘイズの半月板損傷を受けての処置。代役のダーリングは問題ないけどハフは先発ＷＬＢで起用する方針だし今年のドラフト５巡のランス・ミッチェルはまだスターターは無理とのこと。
枠を空けるためＤＴデボン・クレイブルックスを解雇しました。キャンプ開始直前に契約したけどすぐ膝を痛めてまったく練習に参加してませんでした。

新人ＯＧエルトン・ブラウンは今週のチーフス戦でＲＧでプロ初先発することになったけどキャンプ開始からずっとコーチ陣の評価が高かったみたいです。デニス・グリーンのコメントから拝借すると彼はスマートガイだ、アスレティックだ、フィジカルガイだと。デカいけど運動能力も高いし容量もいいって、ほんとなんで４巡まで残ってたんでしょう。といわれるぐらいの活躍をして欲しい。まだ学ばなければならないことがたくさんあるけど周りのベテランが引っ張ってくれるだろうとグリーンが言ってるけど両隣はＣもＲＴも本来のスターターは欠場ですぜ。とにかくこのまま先発に居座れるかどうかまずはチーフス戦に注目。

今週契約したベテランＣビル・コナティはロングスナッパーもできるということでも評価されてます。正ＬＳにはこのためだけに雇っているネイサン・ホーデルという優秀なスナッパーがいるけどチーム内でほかにＬＳできるのは先発ＴＥエリック・エドワーズだけでそのエドワーズはキャンプ序盤に胸筋断裂でずっと練習に参加できないからＳＴの練習で困ってたそうです。

ＴＥの争いだけど暫定スターターのエドワーズがずっと練習できなくて一応は２番手争いという形だけどパスキャッチではノンドラフト新人アダム・バーゲン、ランブロックではローウェン新ＯＣがチーフスから連れてきたアーロン・ゴリデイが抜けてきた感じ。ＮＦＬヨーロッパで活躍したボビー・ブリザードはこの２人の後塵を拝してるようです。

先発ＦＳを務めることになっている新加入Ｓロバート・グリフィス（前ブラウンズ）が太腿打撲で木曜の練習を休みました。土曜の試合に出場するかどうか不明。

今シーズンから先発ＭＬＢに昇格することになっていた３年目ＬＢジェラルド・ヘイズが膝の手術を受けて復帰まで少なくとも８週間。カウボーイズ戦の試合中に負傷したんだけど去年のボルディンと同じ箇所といってるのでたぶん半月板の損傷。靱帯は切れてなかったのが不幸中の幸い。戻ってくるまではジェームズ・ダーリングがＭＬＢで先発します。

今週土曜のチーフス戦にＷＲボルディンとＲＢシップの両スターターが出場します。プレー時間は未定。ＲＧもドラフト４巡新人のエルトン・ブラウンがジェレミー・ブリッジスに代わって先発します。月曜からファーストチームで練習してます。ブリッジスは先週のカウボーイズ戦でランが進まなかった責任を取らされた格好。

３２歳のベテランＣビル・コナティ（６−２、３００、バージニア工科大）と契約。１９９７年のルーキーＦＡとしてビルズと契約して６年間で６８試合（１８先発）に出場。一昨年はカウボーイズに在籍、去年はバイキングスで８試合出てます。正式なＣが２人しかいないのにステパノビッチが負傷中ということで経験がありしかも去年マイク・タイスのチームにいたということでシステムに馴染むのも速いだろうという判断だと思います。現在レッキーに次ぐ２番手Ｃ登録のハイヤーがでん部の負傷で水曜の練習を休んでたりするんでいきなり出場の可能性もあり。ロースター枠を空けるためＦＢケイシー・ムーアを解雇。６月にハロルド・モロウ（これも元バイキングス）が加入してＦＢの４番手になってたので速かれ遅かれ開幕前に解雇されていた選手。

キャンプ開始直前に加入したＲＢのＪＲレドモンド（アリゾナ州立大出身）は先週のカウボーイズ戦でＰＲで２２ヤード、ＫＲで４８ヤードのロングリターンで一気に株が上昇、デニス・グリーンはレギュラーシーズンでもＰＲとＫＲ両方レドモンドにやらせよっかな〜と言い出しました。ＳＴでカバーもできるし一応ＲＢもできるしパスキャッチも上手いしーってＲＢとしての能力はあくまでおまけって感じだけど。レドモンドの存在に最も危機感を感じているのは間違いなくジョシュ・スコビー。

1on1ドリルでまたＷＲフィッツジェラルドとＣＢロールがマッチアップしてました。ドラフト直後のミニキャンプのときからしょっちゅうやってます。当初はプロで１年経験を積んだフィッツジェラルドが圧倒してたけどロールもだいぶ馴れてきました。今日のはフィッツジェラルドがサイドライン際に行くフェイクをしたあとスラントで内側に切れ込んだけどロールは引っ掛からずに付いていき、１歩分の差があったけどジャンプしてパスに飛び込んで取り合いになり結果的にインコンプリートになったそうです。フィッツジェラルドだった決して足が遅いわけじゃないけどこのぐらいのスピードならロールは封じてしまうということ。でもＮＦＣ西地区にはフィッツジェラルド系のＷＲがスタータークラスには少ない（笑）ということは付け加えておきます。

ロールはカウボーイズ戦での動きが評価されてはやくも今週土曜のチーフス戦でスターター昇格。ロバート・テイトはニッケルバックに回ります。デニス・グリーンは「ＪＪアリントンもエルトン・ブラウンもスターターになるチャンスがあるし他の選手も堅実なバックアップになるチャンスがある」と今年のドラフト勢の実際の動きに満足してます。今年いきなりスターターになれそうなのはこの３人だけってこともいえるけど。

先発ＭＬＢジェラルド・ヘイズの膝の負傷は軽傷だ軽傷だといわれていたけど手術（arthroscopic surgery）を受けることになったので２週欠場します。その間はジェームズ・ダーリングがスターターを務めます。オーランド・ハフ（去年までシーホークスの先発ＭＬＢ）は完全にＷＬＢに専念させるようです。それにしても困ったときのダーリングですね。ほんと便利屋にされてます。先発ＲＢマーセル・シップは先週も医者からはオーケーが出ていたけどコーチ陣が年には念を入れて欠場させたそうで開幕に照準を合わせてます。先発ＲＴオリバー・ロスも復帰も間近。

カウボーイズ戦でセカンドチーム相手ながら２サック、３タックル、１パスデフレクトの働きをした３年目ＤＥカルビン・ペースの特集記事がありました。１タックルはＲＢマリオン・バーバーを後ろから追いかけて捕まえたらしい。かなり危機感を感じてて「正直言うと望んだ場所にいるわけじゃない。でもオレは毎日練習しなくちゃいけない。でもチケ（オキーファ）とバート（ベリー）という数多くの成功を収めた人物が自分の前にいるのは幸運だ。すべての人から学ぼうとしている。自分はベテランだけど昨日ここに来たような感じだ」。オキーファや臨時コーチのデマルコ・ファー（元ラムズＤＴ）に頻繁に質問しているそうだしベリーを見て学んでるらしいです。オフに１２パウンド増量して２７０パウンドになったけどスピードは落ちてなく、クイックネスがあり多彩なパスラッシュムーブを見せてるとのこと。

いままでペースにさんざん厳しかったデニス・グリーンからもようやく認められつつあります。「我々のディフェンスはスピードが頼り。スピードはカルビンの一番の強み。彼は走れる」。ペースの前年の１巡指名ＤＴウェンデル・ブライアントが解雇されてペースが一層プレッシャーを感じているのではないかという質問に対しては笑いながら「いいや、カルビンは自分でもＮＦＬで通用する能力があるとわかってる。プレータイムも与えられるだろう。ウェンデルのような立場じゃないよ」。ＷＲブライアント・ジョンソンといい一昨年の１巡コンビが恐怖の３番手になりそうな雰囲気。この年のドラフトは２巡ＷＲボルディンはいわずもがなだけど、６巡ＯＴウェルズは去年スターターＬＧになったし３巡ＭＬＢヘイズは今年から先発するし６巡ＤＴキングもケガさえなければ控えながらいい活躍しそうな感じだしマッギニス前ＨＣの最終年に指名した選手たちが上昇気配。


先発Ｃアレックス・ステパノビッチは今月いっぱいアウト。はっきりした復帰の日時が決まってないんで９月２日のプレシーズン最終戦（ツイブロンコス）も欠場するのは確実。デニス・グリーンのコメントからだと開幕戦に間に合うかどうかすら不透明。彼はＯＧもできるとコメントしてたりするから復帰しても完治するまではＯＧやらせるかも。ということはステパノビッチの試合感のためにＲＧのジェレミー・ブリッジスとエルトン・ブラウンを両方リザーブに可能性もあるってことなんでしょうかね。とにかく今は経過を見守るしかないです。先週ルーキーＦＡのＣチャド・バンディエラと契約したけど２番手Ｃは引き続きＯＴアダム・ハイヤーが務めるとのこと。

１巡ＣＢアントレル・ロールは先発せずカウボーイズのセカンドチーム・オフェンス相手にかなりいい動きだったそう。３プレー連続タックル（うち１つはオープンフィールド）したり、エンドゾーン内に投げ込まれたパスを叩き落としたり。デニス・グリーンはロールが契約合意したときにミニキャンプにはずっと参加してたんだからキャンプ合流４日目でもプレシーズン初戦に出場できると信頼のコメントしてたけど、月曜に「あんなに良いプレーするとは驚いた」とコメント。ＤＥにすごいのが２人いるはＣＢも２人いいのがいるってなったら相手ＱＢにかかるプレッシャーは計り知れないですね。
２巡ＲＢのＪＪアリントンは先発したもののわずか４キャリー１２ヤードに終わったけどデニス・グリーンは走路が少なかったと擁護。


月曜の練習ではパッドは装着してたけど試合の２日後ということでヒットなしのポジションドリルが中心だったそうです。ＷＲボルディンとＲＢシップは練習には参加してます。シップは炎症がなければ今週土曜にチーフス戦に出場できるとのこと。ＤＥゼルナー（膝ねんざ）がようやく復帰。先発ＲＴロスは今週中に復帰できるみたい。ＲＢジャクソンは軽傷でＭＬＢヘイズもただの打撲らしい。

■ケガ人
先発ＲＴロス（膝）、先発Ｃステパノビッチ（右手）、先発ＴＥエドワーズ（胸筋）、先発ＭＬＢヘイズ（膝）、ＤＴクレイブルックス（膝）、ＲＢハンブリック（脚）、ＲＢジャクソン（右肩）、新人Ｓシェイザー（ハムストリング）が練習せず。

スポーツセンターのハイライトでワーナーからフィッツジェラルドへの３１ヤードＴＤパスやってくれると期待してたんだけどブレッドソーが２本パスを通すところとサックされるところ（したのはＤＥベリー）の３シーンだけ。ブレッドソー中心でワーナーは無視でした。注目価値は同じくらいのはずなのになんでこんなに差がついちゃうかな〜

テレビといえばＧＡＯＲＡのサイトをみると第３週シーホークス戦がなんと生中継♪。さらにＧ＋の来月分の月間予定表をみたら開幕週のジャイアンツ戦をやってくれます（こっちは録画放送）。９月の３試合のうち２試合放送なんてなんて幸先いいんでしょう。第２週ラムズ戦もすごく面白そうだけどＮＨＫ-ＢＳでやらないかなーというのは欲張りってもんですね。


ＷＲフィッツジェラルドの３１ヤードＴＤレセプションはパスに飛びついて空中で体を回転させながら掴んでそのあとすぐ立ち上がってエンドゾーンへ走り込んだそうでＱＢワーナーも「グレートキャッチだった。プレーは崩れてＢＪ（ジョンソン）に投げようとしてたんだけどラリーがすごいプレーをした。しかもすぐに起きあがってエンドゾーンまで到達した。彼個人のグレートプレーだ」と賞賛。さすが大学時代に連続試合ＴＤレセプションの記録を作っただけのことはある。

ディフェンスはかなり良かったようでファーストチームは３シリーズともスリーアンドアウトに仕留めてます。許したヤードは合計でわずか１ヤード。２Ｑ後半から出てきたセカンドチームも失点なしでファーストダウンを更新されたもの１回のみ。去年はラン守備が課題だったけど前半は１０ヤードのみに封じました。

ステパノビッチの代役で先発したＣニック・レッキーはチームに正規のＣがほかにいないという事情もあってほぼフル出場。これだけ長く試合に出るのはカンザス州立大にいたとき以来約２年ぶりだそう。ＱＢサックこそ許さなかったものの相手のファーストチーム・ディフェンスに２回ＱＢにヒットされたこととランが前半たった７ヤードしか進まなかったことを残念がってました。２番手Ｃに登録されたアダム・ハイヤー（本来は控えＯＴ）もＣで少し出たそうです。

試合中にＲＢジェームズ・ジャクソン（右肩）とＦＢジェームズ・ホッジンス（足首）が負傷したけどいずれも重傷ではないとのこと。

［１３−９］で終盤にＰプレイヤーのパントがブロックされてセーフティで２点取られて詰め寄られたけど相手の５３ヤードＦＧ失敗でなんとか逃げ切り。その直前にＤＥカルビン・ペースのサックと相手の反則罰退で計１４ヤード後退していたのが幸いしました。結果、ワーナー(#13)からフィッツジェラルド(#11)への３１ヤードＴＤパスで大きく勝利を引き寄せたわけなんだけど最終スコアもそれを象徴するかのような［１３−１１］でした♪

スターターはディフェンスはケガ人もなく予定通り。左ＣＢだけはホールドアウト明け間もない新人ロールではなくテイトでした。オフェンスはスターター級が５人欠場。ＲＢは２巡新人アリントン、ＴＥはエドワーズ欠場でバーゲンではなくゴリデイ、ＦＢはアヤンバデージョではなくホッジンスでした。ＦＢは少し意外だったけどいずれも予想の範囲内。試合開始時は１ＲＢ・３ＷＲ・１ＴＥだったけど途中で突然ノーバック・０ＴＥの５ＷＲにして相手ディフェンスを混乱させたそうです。縦へのミドルパスとすばやいタイミングパスを織り交ぜていたそうです。キース・ローウェン新ＯＣも上々の滑り出しをした感じ。

ＱＢワーナー「パスを通そうとだけ考えてダウンフィールドに投げていた。我々は良くなり続けている。新しいオフェンスの初日なんだから文句はない」。このオフェンスは快適だともコメントしてます。鼻の骨折で欠場していたＷＲボルディンはレシーバー陣がシフトやモーションによりミスマッチを生み出してオープンになっていて、自分のルーキーイヤーのときにパス戦術がよく似ていると言ってます。去年はちょっと味気なかったとも。

観客は最終的に36,787人だったそうです。次のホームはプレシーズン最終週のブロンコス戦だけどここでも同じくらい入れば本物だけどやっぱ２万人台に逆戻りっぽい。



ＱＢはワーナーが２Ｑ終盤に退いたあと(2)マカウン(3)ナバールの順。マカウンは１ＩＮＴしてしまったけどワーナーと一緒に両先発ＷＲも下がってしまったことも加味しないといけない。

ＲＢはシップとハンブリックが欠場で新人アリントンも１Ｑのうちに下がったからハンブリックに代わって３番手を狙おうという選手たちのアピールの場になって面白くなってるけどスタッツは伸びず。(2)スコビー(3)レドモンド(4)ジャクソン(5)アンダーソンの順でスコビーは１キャリーしかしなかったけど３キャッチしてサードダウンバックとしての適正をアピール。レドモンドもパスキャッチで貢献。それよりもＰＲで２２ヤードとＫＲで４８ヤードというロングリターンはかなりのアピール材料。ジャクソンは今回は結果が出ず。アンダーソンは終盤に２２ヤードランを記録。

ＷＲはフィッツジェラルドが５回８１ヤード１ＴＤ、Ｂジョンソンが３回３６ヤード（すべてワーナーからのパス）で順調。とにかくＢＪが一皮むけた印象。これにボルディンが加わるなんて贅沢な話。４番手争いはチャールズ・リーが２キャッチで元々１歩出てたリードを２歩にした雰囲気。７巡新人リロン・マッコイは３軍での出場でパスキャッチはなしでした。同じく３軍のＦＡ新人ダン・シェルドンはＰＲで２回平均１０ヤードとなかなか。マッコイは開幕ロースター入りピ〜ンチかも。ＴＥはアダム・バーゲンがＴＥ勢唯一のパスキャッチ（１８ヤード）を記録。

ディフェンスでは両先発ＤＥのベリーとオキーファが序盤に１回ずつブレッドソーをサックしてるけど、後半には一昨年の１巡ＤＥカルビン・ペースが２サック。今年の１巡指名のＣＢアントレル・ロールは水曜にトレーニングキャンプに来たばかりで４日目だったけど４タックルというスタッツが残ってるしちゃんと自主トレ積んできたことを証明したようです。ＤＬやＬＢでも何人かロスタックルとかノーゲインにしたりとか頑張ってたみたいです。タックル数トップは控えに降格されたＯＬＢダーリングの７、２番目は４番手Ｓのハリスでした。

前半終わって１０−３とリードしてます。ＱＢワーナーが２Ｑの２ミニッツ直前まで出ていたからファーストチームはほとんどそれまで出ていたと思います。序盤はＲＢアリントンのランが進まない、パスはショートパスしか通らない、相手のカウボーイズのオフェンスも進まないという低調な展開からＫラッカーズの４１ヤードＦＧ成功で先制。

２Ｑになって自陣１５ヤード地点からの攻撃でフィッツジェラルドへの２０ｙ、新人ＴＥバーゲンへの１８ｙ、Ｂジョンソンへの１２ヤードのミドルパスがポンポン通って最後はフィッツジェラルドへの３１ヤードＴＤパス成功。そのあとカウボーイズが４７ヤードＦＧで３点入れました。

ワーナーは１４／１９、１５１ヤード、１ＴＤ。成功率は７３．９％。ミドルパス以外はスクリメージ上への近距離パスで地道にオフェンスを進めてました。ボルディンいなくてこの成績は今後にかなり希望がもてます。新人ＲＢアリントンは４回１２ヤードで早々に退きました。最後７ヤードゲインしたときファンブルやらかしてます。ＲＢは誰が出てきてもランが進みません。ＯＬは先発が２人いないしカウボーイズのＤＬは強力だしってことでなかなか厳しいかも。それでもＱＢサックは許してません。

ディフェンスではベリーとオキーファの強力ＤＥコンビが１サックずつ。ＳＳウィルソンもロスタックルするなど好調。ＫラッカーズはＦＧ成功したしキックオフはここまで３本ともエンドゾーン内に蹴りこんでます。

カウボーイズはオフェンスが調子出てないんだけどＰのマクブライアーというのが５回蹴って平均５７．６ヤード（最長６７ヤード）というおばけスタッツを記録中。これがなければもっと点取れてた。

カウボーイズ戦で先発組がどれだけ出場するのかについてデニス・グリーンＨＣはコメントしませんでした。スターターが５人も欠場（ＷＲボルディン、ＲＴロス、Ｃステパノビッチ、ＴＥエドワーズ、ＲＢシップ）するってのもあって流動的みたいです。Ｃニック・レッキーについてはグリーンもＬＧウェルズも経験がないだけでいい選手だからやってくれるだろうとコメントしてます。ＴＥもエドワーズがいないのでゴリデイ、バーゲン、ブロンソンら２番手グループの出番が増えます。ＲＢの３番手争いも激しくなりそうだけどまずは２巡新人ＪＪアリントンがどんなプレーをするかに注目。

すでに35,000枚以上のチケットが売れたそうです。レギュラーシーズンでも半分近くの試合は２万ちょっとしか入らないのにこれだけ集まるってのはファンも今年は期待できそうと手ごたえがあるのか新ロゴと新ユニホームが動くところを見たいからなのかＱＢワーナーほか新加入選手が気になるのか、それとも単にカウボーイズ戦だから（実際にかなり入場者数がアップする要因ではある）なのかってのは気になるところですが。開幕週のジャイアンツ戦はぜひ５万は入って欲しい。それでもブラックアウトだけど（爆）。

先発Ｃアレックス・ステパノビッチは負傷した右手の手術を受けました。ケガの程度や復帰の時期は明らかになってません。復帰するタイミングについても右利きのステパノビッチが、(1)右手でスナップできるようになるまで待つ、(2)完治するまで左手でスナップする、(3)完治するまでＯＧで出場させる、という３つの選択肢があってまだ決まってないとのこと。いずれにしても数試合はレッキーが先発Ｃに入るけどカウボーイズ戦ではいきなりジェイソン・ファーガソンとのマッチアップになります。

昨日書いた８人と新人Ｓシェイザーが欠場します。

土曜のプレシーズンゲーム初戦カウボーイズ戦（＠サンデビル）に臨むため木曜の練習後Embry Riddle Universityの学生寮をあとにしました。金曜日はテンピのチーム施設で非公開練習。試合後またプレスコットに戻るけど今度はホテルに滞在します。ディフェンスはＤＴドケットが「ダラスはオフェンスもディフェンスも良いチームだから俺たちには良いテストだ」と言ってるしＤＥオキーファは11 on 11ドリルで勢い余ってＱＢナバールに後ろからヒットするなど気合い入ってるけど、オフェンスは緩慢な動きでクリューシックＱＢコーチのカミナリが落ちたそうです。

スターターＯＬはＣアレックス・ステパノビッチ（右手）に続いて新加入ＲＴオリバー・ロス（膝）も離脱。ともにカウボーイズ戦は欠場します。Ｃはステパノビッチと同じ２年目のニック・レッキーがプロ初先発、ＲＴは５月に契約した２７歳のイアン・アレンが入ります。アレンはジャイアンツに在籍していた２００３年に１１試合先発して経験があります。スターターを２人欠いた状態でＱＢワーナーを守りＲＢアリントンの走路を開けなければならない・・・と記事にあったけど個人的にはアリントンが先発ＲＢなのね〜という点に気が向いてしまいました（笑）。

ＷＲボルディンが先週金曜に鼻を骨折してからはじめてヘルメットをかぶりました。練習再開するために医者が出した条件に従って保護用のシールド付き。「見るほうはいいんだけど息ができない。これで呼吸するのに慣れなくちゃいけないけどたぶん大丈夫」。練習前にチームメイトに顔周辺にヒットするのはやめてくれと言ったとのこと。カウボーイズ戦には出場しません。


■ケガ人
先発Ｃステパノビッチ（右手）、ＤＥゼルナー（膝ねんざ）、先発ＴＥエドワーズ（胸筋）、ＤＴクレイブルックス（膝）、ＲＢハンブリック（脚）、先発ＲＴロス（膝）が練習せず。たぶんみんなカウボーイズ戦は欠場でしょう。
ＷＲボルディンとＲＢシップは練習してるけど試合には出ません。