2006/9/25

オリバー・ツイスト(’05)  ヨーロッパ

最新のロマン・ポランスキー監督版。やはり制作費80億円、「戦場のピアニスト」同様最新技術での19世紀のロンドンの街並みの再現、郊外の平原の伸びやかな風景、登場人物の衣装等、映像的な見応え十分。

オーディションで選ばれたらしいオリバー役のバーニー・クラークは、デビッド・リーン版の少年よりも現代的な利発さが漂い、終盤、元親分の悪人フェイギンの中の人間味を察してか謝意を表わすシーン等もリーン版にはなかった切り口で、今回のサー・ベン・キングズレー演じるフェイギンの方がリーン版のアレック・ギネスよりも善悪、強弱の振幅の大きい人間、として描かれていたような。

原作は未読、そもそも産業革命のあおりで貧富の差が広がった当時、貧しい者を抑圧するシステムへの糾弾が根底にある作品らしく、主人公の少年が受身過ぎ、という声もあるようだけど、彼がそういう声を持てない弱者の象徴、と思えば自主性を持てず、ある意味運に身を任すしかない描写も妥当に思えたり。(http://www.olivertwist.jp/main.htmlオリヴァ・ツイスト(’48)

クリックすると元のサイズで表示します
0



トラックバックURL

トラックバック一覧とは、この記事にリンクしている関連ページの一覧です。あなたの記事をここに掲載したいときは、「記事を投稿してこのページにお知らせする」ボタンを押して記事を投稿するか(AutoPageを持っている方のみ)、記事の投稿のときに上のトラックバックURLを送信して投稿してください。
→トラックバックのより詳しい説明へ



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ