2006/4/23

トゥルー・ストーリー(’96)  イラン

アボルファズル・ジャリリ監督作品。改めて型にはまらないイラン映画の醍醐味・・というか、以前キアロスタミ監督の、イラン地震の後自分の映画に出てくれた子供達が心配で見に行く様子をドキュメンタリーにした「そして人生はつづく」も、これで1本の作品に!という何でもあり的な感慨でしたが・・

ある作品用に素人の少年を探していた監督の目に止まった、パン屋で働くサマド少年。父はなく母、兄弟と別れて暮らし親戚宅を転々・・15歳にして11の職歴の苦労人でおまけに足に放置すると危険な古傷が。

そこで予定の作品を変更して、少年を援助、その治療、手術までをドキュメンタリー作品に、という人道的行為をそのまま商業作品に、という悩んだ末の監督の決断。再生場面もあるようですが、境は曖昧。その過程で、医師の撮影拒絶等困難もそのままフィルムに、というある意味電波少年的大胆さも。

これもネットレンタル作品で、前半は正直、また地味な作品・・とあまり乗れなかったものの、少年が監督やスタッフ達に心を開いて変化していく表情、大人びた影の合間に見せる笑顔が(やらせではないと思いますが)この作品の”心”だったかも。終わってみると規定外の面白み+温か味で悪くない後味。(http://www.bitters.co.jp/true-spring/true/kaisetu1.html少年と砂漠のカフェ(’01)ぼくは歩いていく(’98)ダンス・オブ・ダスト(’98)「ハーフェズ ペルシャの詩」

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