2006/6/26

サヨナラCOLOR('04)  日本

原田知世がヒロイン役、とのことで気になっていた竹中直人監督作品。病気のヒロインを元同級生の医師が支える、というお話的には有り触れている気がして後回しにしていましたが、意外なラストでもあり、舞台の海辺のムードも残る優しい後味で、同監督の「東京日和」より好感触で星4つ、でした。

やはり、原田知世の魅力が散りばめられた一品で、「落下する夕方」('98)という作品でも、「時をかける少女」のその後の芳山和子、のような趣がありましたがこの作品の方が、硬質な少女らしさから女性へと成熟しつつ、素直な透明感は失っていない姿に、感動。これは「東京日和」での中山美穂のように、竹中直人の原田知世というキャラクターへの憧憬が根底に息づく作品では、とも。

彼女のムードと対極の竹中直人の、濃い独特なノリの医師の彼女への思い入れが、ヘタすればぶち壊しになる所で、小道具の手作りランプ、折にはさまれる啄木の一節等の彩りもあり、コミカルさと情緒が絶妙のバランスを保つ珠玉作、でしょうか。中島みゆきさんが医師のチョイ役で登場、も嬉しかったり。

この作品は、竹中氏が「サヨナラCOLOR」('01)(上の左から3つ目のLYRICをクリックすると歌詞が)という曲からヒントを得たようで、エンドロールでも永瀬タカシ(ハナレグミ)+忌野清志郎バージョンが流れていましたが、どうしょうもない”別れ、から始まる何か”も多くある、というコンセプトに救いというか痛みを包み込むニュアンスがあり、作品のムードとも合っていたのでは。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000EMSLKK/249-0094671-8308344?v=glance&n=561958村の写真集(’03)

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