2006/7/30

キッチン(’89)  日本

吉本ばなな原作、森田芳光監督作品。先日見た「マナに抱かれて」のヒロイン川原亜矢子のデビュー主演作だった、と、ビデオで見たはずながら記憶薄れており再度DVDで。

特典映像での解説で、ロケ地は函館だったそうで、監督談では、透明感があり生活臭がしない雰囲気が作品に合っていると思ったからとの旨。未踏の地ながら、確かにそういう無国籍的情緒がある街かも。

18才だった河原亜矢子のやはり演技力云々というより独特な髪型、話し方。漂々とした相手役松田ケイジ。性転換した母親えり子役の橋爪功の倒錯の存在感。淋しげな風情に似合う淡々とした音楽、ひと時孤独が寄り集ったただっ広い雄一のマンションの、クールさと温もりが混じったようなアンバランスでシュールな映像。

良くも悪くも森田色で切り取った”桜井みかげ”とばななワールド。もう時が経ってしまったけれど吉本作品「TSUGUMI」映画化の市川監督等、他の様々な切り口でも見てみたかった作品。

懐かしくて久方に「キッチン」「うたかた/サンクチュアリ」の本を取出し、「キッチン」最初の方、そしてその後に入っていたインパクト残っていた「ムーンライト・シャドウ」、「サンクチュアリ」を読み返す。

人から見れば平凡な暮らし、平凡な幸せ。でもそれを取り戻すため孤独で必死の日々の積み重ねが必要な場合もあり、その見えない貴重な価値。そういう生々しさは淡々とした描写の表面には出ない。包み込むようにさり気なくゆっくりと風景に溶かし込まれる、喪失からの心の再生の物語。(http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=150911kitchen キッチン(’97)

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2006/7/29

男はつらいよ 寅次郎夢枕(’72)  日本

山田洋次監督のシリーズ第10作目。近くの公民館での上映会で母と鑑賞。マドンナは若き日の八千草薫。このシリーズは随分久方で、最後に劇場で見たのは鑑賞券入手出来た鳥取砂丘等舞台の現アレジの妻、後藤久美子がマドンナ編だったかと。

この10作目は、シリーズ中マドンナが寅さんに割と明確な好意を示す珍しいケース。離婚後美容院で働く幼なじみの彼女と再会、何くれとなく世話を焼き、自分達の恋の成就は想定外、彼女への片想いの病に落ちる居候の東大助教授との仲を取り持とうとする寅さんとの、亀戸天神での戸惑いの告白シーンがなかなか絶妙。

大学教授役の若き日の米倉斉加年も朴訥としたいい味で、久方の柴又のあのメンバーの雰囲気、寅さんに振り回されあきれながらも互いの不器用な温か味が漂う、ホッとするような懐かしさ。(http://www.asahi-net.or.jp/~vd3t-smz/eiga/all48/torasan-no10.html

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2006/7/24

マナに抱かれて(’03)  日本

井坂聰監督作品。「マナ」は、太平洋の島々の原始的な宗教で神秘的な力、また元素とされる概念、とのことで、「超自然の力」「エネルギー」「魂」等を意味するハワイの言葉。

会社にも恋人にも別れを告げた30代のOLが、価値を信じる民族衣装パレオを辿ってハワイへ。いわゆる心機一転”自分探し”の旅で、モチーフとなるパレオのデザイン・色彩の温か味や、そこでの人々とのゆったりした交流が、細かく言えば突っ込み所もあるのでしょうが、ギスギス感のない再生ストーリー。

ヒロイン川原亜矢子の演技力さておき端整でいて伸びやかな魅力が、ハワイの自然とマッチして、ゆっくりと馴染んでいく過程が清々しい。ラストの、有里知花がカバーするサザンの「TSUNAMI」(←メロディ付)リリカルな魅力で、逸品。(http://www.toho.co.jp/movie-press/mana_press/welcome-j.html

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2006/7/21

日本沈没(’06) AOLブログトークスレッド  日本

「日本沈没」

 スレッドマスター:- BLOG
アクセス数:11683
投稿日時 2006/7/21 0:50:46
更新日時 2007/2/3 22:19:44

先週末公開された「日本沈没」(←関連サイトです)、試写会には都合つかず行けませんでしたが、年頭に今年とりあえず気になる作品として挙げており、先日からボチボチ用意もしていたのでスレッド立てておきたいと。

原作小松左京、’73年に藤岡弘、いしだあゆみ、小林桂樹等の顔ぶれで映画化され、劇場鑑賞したと思いますが、詳細記憶薄れており、終盤大陸を走る汽車のシーン等断片的に浮かぶのみ。

今回、草なぎ剛、柴崎コウ、豊川悦司らの顔ぶれで33年振りにリメイク。大地震を発端に日本列島を襲う異変。調査した地球科学者は1年で日本列島が沈没すると発表。パニックの中、潜水艇パイロット(草なぎ)とレスキュー隊員(柴崎)との間に生まれる愛情。

環境汚染、国際情勢等不穏な時代を反映してのリメイクかもしれませんが、いつ関東にも大地震が襲ってもおかしくない、という状況らしいものの、阪神大震災から月日も経ち、日々の生活の中で危機感を覚えるということは稀で、人間ドラマ的には未知数ですが列島を沈めるスペクタクル、鑑賞しておきたいと。

ご覧になった方の感想・批評、コメントある方等自由にどうぞ!(投稿でもメールでも結構です。後者で返答不要の場合その旨記入下さい)




17 >9,11「日本以外全部沈没」、「世界沈没」

投稿者:- 投稿日時 2007/2/3 22:19:44
更新日時 2007/2/3 22:40:46

「日本以外・・」は先日新作DVDリリースになり見ましたが、本家に比べて災害シーンCG映像は簡素、外人達が押し寄せたことによる日常レベルの日本の混乱、対策組織の混乱ぶりも、おちゃらけた田所博士初め、悲壮感はなくあくまで漫画的。

日本だけが頼りになった状況下のブラックジョークが目玉で、(安泉)総理にへつらう各国首脳、そんな中でも謀反を起こす北朝鮮代表。世界的スター達が日本の安っぽい時代劇に出たり、エキストラ扱いだったり身を落とす芸能界。英会話学校は潰れ、デーブ・スぺクターが社長役の日本語学校が台頭。

本家と比較する災害パニック映画、というより、日本人の深層の外人コンプレックスが絶対的な優位に立ったことで、様々な形で発散、コミカルな皮肉さ満載の微妙な怪作(見方によっては問題作)、でしょうか。

また、同じコーナーに、「日本沈没」関連での製作なのかは不明ですが、こちらは大災害の可能性を探る真面目なドキュメンタリー作品のようで「世界沈没」という作品も見かけました。



16 興行収入で邦画が洋画を逆転

投稿者:- 投稿日時 2007/2/3 22:05:59
更新日時 2007/2/3 22:32:57

日本映画製作者連盟によると、昨年の興行収入(=ダイレクトに内容の充実の反映、という訳ではないとは思いますが)で、日本映画が外国映画を21年ぶりに上回った、という記事があり、「日本沈没」は話題作の1つでしたが邦画の4位にランクインでした。

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/ghibli/cnt_eventnews_20070130d.htm

http://www.eiga.com/buzz/070130/11.shtml



14 日本沈没第2部

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/8/6 22:10:26
更新日時 2006/8/6 22:10:26

本作に直接関係ありませんが、先日新聞広告で気付き、小松左京・谷甲州著(執筆は谷氏だったようで)「日本沈没第2部」が出版され、すでに10万部突破したとのことです。列島沈没、世界各地に散らばった日本人達の25年後の様々な葛藤を描いているようで、また今後、映画化企画されたりするかもしれませんが、いずれ読んでみたい気が。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4093876002/503-9609213-0123145?v=glance&n=465392



13 旧作「日本沈没」

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/8/6 22:01:56
更新日時 2006/8/6 22:01:56

ようやくDVD在庫発見で旧作見直しましたが、やはり結構原作(も読んだとは思いますが記憶薄く)への忠実さもあってか新作に比べ、異変の経過や対応姿勢等厳密に描かれ硬派な構成。

パニック場面は、新作は全国各地満遍なく、という感でしたが、旧作はほぼ関東(主に東京)地域に絞られ、新作の方がCG効果等のスケール感はありましたが、意外に旧作の噴火、街のパニック映像も臨場的な生々しさが伝わってきたような。

新作での草なぎ&柴崎の使命感が結ぶラブストーリー、という味付けはなく、藤岡&いしだもパニックに翻弄されてしまう市井のカップル、という現実性があり、人間ドラマ的にはやはり旧作の方が丹波哲郎の総理、小林桂樹の博士、新作にはいなかった影の老人の存在等、各自の苦悩や憂いの深みが。新作は政府要人に大地真央での華やぎも加え、比較的あっさり、という所でしょうか。

(ネタバレでもいけませんが)結末も新作はダイレクトな衝撃を避け希望を残して、に対して旧作はまあ沈没事態が起こったとしてありのまま、というかやはり記憶に残っていた大陸を走る列車シーンが象徴的だったでしょうか。

>12 「日本沈没」がリメイクされるような時勢、色んな意味で不穏な時代を感じます。宜しければ新旧作品の鑑賞の感想や何らかの作品に関するコメントもお寄せ下さい。



12 07年日本沈没が目前に迫った!その前には…

投稿者:前田 進  投稿日時 2006/8/6 1:50:12
更新日時 2006/8/6 1:50:12

07年日本沈没が目前に迫った!その前には…

 それは、ESA(欧州宇宙機関)が発表した08年太陽爆発へ向かう地球の
大地殻変動の一環だ。小泉もブッシュもひた隠しだが、東電はスパコンのシミ
ュレーションで確認した。オフレコの研究会の出席者から情報が漏れた。
07年日本沈没の前には、本年東海・東南海・南海連動大地震、そのあと間もな
く、東京直下大地震が起る。英国も沈没する。北米大陸は…↓

 必見:http://gold.ap.teacup.com/tatsmaki/25.html



11 >9 便乗パロディ版

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/8/2 22:59:13
更新日時 2006/8/2 22:59:13

(こちらの方がintさんのご興味ひかれたようですが)本作以上に設定は奇想天外ですが、映像スケール的にはどうなのか?とかちょっと面白そうでもあり、本作のよしみで気が向けば見に行くかも、という所でしょうか。。比べてどう、という趣でもないかもしれませんが。

原作は「日本沈没」と同時期に書かれ、筒井康隆氏は「酔っぱらっている時に星新一さんの提案で書いて小説になった」、とのことで、今回本作リメイクに便乗の形で映画化決定、本人も特別出演、また旧作とTV版にポイントの(小野寺青年)役で出演の藤岡弘と村野武範が総理と防衛長官役等、という配役も話題のようですが。

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=7116



10 「日本沈没」と地球科学に関するQ&A

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/8/2 22:42:01
更新日時 2006/8/2 22:42:01

本作製作にも協力した東大の地震研究所のスタッフが、映画で起こっている事態に関連の地球科学や防災について、本作で地殻の動きに興味を持ったらしい子供からとか、シーンの突込み的なものも含め、様々な素朴な質問に科学的に真面目に答えている期間限定のサイトがあり、ちょっと面白く興味深かったりしました。

http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/filmnc06/eri_qa.html



9 「日本以外全部沈没」

投稿者:int 投稿日時 2006/8/2 18:02:58
更新日時 2006/8/2 18:02:58

個人的には、こちらの方が断然面白そう(笑)
今年の秋公開とか。

筒井康隆の小説を奇才・河崎実が映画化した抱腹絶倒のパニック映画。



8 [日本沈没を科学する」・合同インタビュー

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/7/31 18:30:24
更新日時 2006/7/31 18:30:24

東京限定トピックですが、品川の船の科学館で、日本海溝直下の大規模な地殻変動によって日本列島沈没、という事態が実際起こりえるのか?様々な説や研究の展示解説の展覧会が8月31日(木)まで開催中で、ちょっと硬め・渋めのイベントですが、作品の非常事態の信憑性を科学的に探る趣ありそうです。

また本作の合同インタビュー記事があったので。特撮監督の一人である本作の樋口監督は旧作「日本沈没」(’73)を見て映画界を目指すようになったとのことで、思い入れもあったかと。1作目「キング・コング」に触発され映画監督の道を選び、ピーター・ジャクソン監督が念願のリメイクしたこと等重なりますが。



7 >6

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/7/29 0:02:22
更新日時 2006/7/29 0:02:22

柴崎コウ役のレスキュー隊員の背景に、阪神大震災も組み込まれていましたね。やはりあの大きな傷跡を残した災害も踏まえての、今の時代の日本列島パニック作品リメイクという意味もあるかと思いますが、関西地方で直接被災された経験お持ちの方々は、この作品に他地域の方々とは違ったニュアンスの感慨を感じられるかもしれないとも思いますが。

旧作ストーリーを見てみると、一応藤岡弘といしだあゆみの恋愛も組み込まれていたようで私もこの2人がメインかと思っていましたが、小林・丹波(博士と総理)が主役でしたか。今回もパニックに対応する中心人物的には、草薙・柴崎より、トヨエツ(博士)がメインでしたが、今回の石坂浩二よりは旧作の丹波哲郎の総理役の方が、内面が掘り下げられていた感でしょうか。davisさんは旧作DVD、買われたようですが、やはりちょっと比べてみたいですね。



6 33年の歴史

投稿者:daviskawa 投稿日時 2006/7/28 22:45:51
更新日時 2006/7/28 22:45:51

 やはりどうしても見たくなったのでDVDを買ってしまいました。
旧作は原作にほぼ忠実に(後半ははしょってますが)作られていたと思います。(ぼくは読んでいないので)
現代の若い人はマントル等の地球物理学の話は無意識の常識になっているでしょうが、ぼくらは明らかにこの作品で(竹内教授に)知った事です。
旧作の目玉は東京の大地震ですが、不謹慎な例えになりますが、この映画の20年後の阪神大震災の状況を恐ろしいぐらい予言していると思われます。
33年後の現在では被害状況は違ってくるのでしょうが、それでも災害対策本部のやり取りを聞いていると、いまなお現実味がありすぎますね。
 改めて気づいたことは、脚本が橋本忍だった事と、主役は藤岡弘といしだあゆみだと思っていたら、小林桂樹と丹波哲郎だったんですよね。
作風全体は、姿無きゴジラ映画だと考えていますが(日本沈没という事実が現れるまでの緊迫感と地震以降の破壊ぶり)、前にも書きましたが特に首相の苦悩が残る内容となりました。
 旧作品に偏った内容ですいませんが、やはり今回のリメイク版は旧作以降のもろもろがあった上にできているように思われます。
(どちらの結末が良いかは個人の好みですね)

 ただ、旧作はいま見直しても、一気に見終わってしまいますよ。



5 パニック・ラブストーリー

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/7/28 19:21:59
更新日時 2006/7/28 19:21:59

見てきましたが、パニック作品としては、CGでの各地の地震や噴火や津波等、個々の大災害シーンは迫力あり劇場鑑賞価値はあったと思いましたが、オリジナルは記憶おぼろげながら、もう少し暴動や列島自体の変動とか、沈んでいく日本の悲壮なパニックぶりの迫力があった気が。ラストもまあ、そこそこ救いを残して穏和に、というか。

かなり原作とも違うようで、パニックシーンの中にラブストーリーが組み込まれ、中途半端、という評もあるようですが、草薙&柴崎の間に生まれる非常事態下で使命感を持つ者同士の純愛が描かれていたのが、前作にないソフトな味わい部分でしょうか。

丹波哲郎は、多分あれだった?という所で「何もしないほうが・・」の科白も折り入れられてました。トヨエツのややエキセントリックな博士や、大地真央(やはり原作になく、小池百合子をイメージ、のようですが)、吉田日出子等人情味あるいい味だったのでは。

柴崎コウは「メゾン・ド・ヒミコ」→「県庁の星」→本作、と見てきましたが、まあ旬の女優、という所で、草薙君はやはりまさにヒーロー、という人物像でなく普通の青年らしさが似合ってますね。

旧作も復習・確認してみたい所ですが、時期柄か近隣レンタル店ではずっと出払っているようですが。



4 >3

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/7/23 23:27:04
更新日時 2006/7/23 23:27:04

補足、有難うございます。旧作は当時最高の制作費5億円を投じたらしいですが、本作は20億円、やはりCG効果もあってハリウッド風スペクタクル、の仕上がりのようですね。

新旧異なるストーリーの流れ、結末のようですが、時代柄の違いもあってそれぞれ人々の見せる苦悩の重厚さ・雰囲気も違いそうですが、新作の方が人間ドラマ的(最近見たパニック系リメイクでは「ポセイドン」は、脱出時の人々のドラマもあったオリジナルに比べひたすらサバイバルアクション的な味でしたが、その逆でしょうか)、という辺りも見所でしょうか。

また新作キャストは中心の草なぎ&柴崎コンビもですが、映画出演久方の石坂浩二の総理役(丹波哲郎よりオーソドックスな総理役、という気もしますが)その他大地真央、吉田日出子etc個性的顔ぶれ、丹波哲郎登場シーンにも注目したいですね。



3 補足します

投稿者:daviskawa 投稿日時 2006/7/23 1:09:22
更新日時 2006/7/23 1:09:22

 ネタバレになりそうで(それほどの事でもないかも)詳しく言わない方がいいと思いますが、旧作と新作では原作が同じというだけで、人物設定も物語展開もはっきりいって全く違います。
結果もまるで違うので、その良し悪しは個人の好みでしょうね。
新作は「ディープインパクト」とか「コア」みたくハリウッド風です。
(とはいうものの下町の庶民は純日本ですが)
前レスで新作は人間ドラマっぽいと書きましたが、旧作の山本首相(丹波)
田所(小林)の苦悩の場面は、SF・特撮でおさまるものではないですね。
新作だけならけっこうさっぱり見られると思います。
ただ、旧作のその場面を覚えている人(忘れてる人はいないと思いますが)は
「なにもせんほうがええ」という一言に感じるものがあるのでは。
場面・状況は全く違え、この言葉は出てきます。
 今回は吉田日出子さん達が苦悩ではないですが、庶民の哀しさをしみじみ出していますね。ミッチーは言われなければわからないくらい地味です。
説明不足でしたが、丹波さんはほんの1カットなので、そのつもりで見ていないとわかりませんよ。
 それから出だしの東宝マークですが、日本もそろそろハリウッドみたく会社のロゴから地球に変わって物語に入るぐらいの洒落があってもいいように思いますね。(せっかくそこまで気を使うならね)



2 >1

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/7/22 22:14:49
更新日時 2006/7/22 22:14:49

davisさん久方に有難うございます^^;。私も旧作は見たものの記憶おぼろげですが、その懐かしさから興味引かれました。あの頃はCGもなくいわゆる”特撮もの”で、東宝特撮ものはゴジラシリーズや、「日本沈没」翌年、未見ですが「ノストラダムスの大予言」等もあり、1ジャンルを築いていたんですね。

丹波哲郎は今回地味な役で登場のようですが、旧作の総理大臣役だったんですね。某レビューサイトに、その日本が沈んだ場合の日本民族の将来についての総理大臣と島田正吾の渡老人とのやり取りが載っており、

(丹)
「何もせんほうが・・えぇ・・・・?」

(老人)
「そうじゃ
何もせんほうがえぇ。このまま日本とともに海に沈むことが
日本及び日本民族にとって一番いいことじゃ。」

(丹)
「ワタリさん・・・・・
それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(涙)」

ということで、その欄では丹波氏の絶望と苦渋の混じった名演、との評価で地味ながらハイライトシーンだったようですが、新作ではこういうしみじみした部分、どうなんでしょう?



1 ありがとうございます

投稿者:daviskawa 投稿日時 2006/7/22 12:58:18
更新日時 2006/7/22 12:58:18

 だれかがスレッド立てないかな、と期待していました。
やはり旧作をリアルタイムで見た世代により強く感慨があるかなあ、と思っていますが。
 新旧の比較はたいして意味無いので、どうこう言いませんが、旧作、というより東宝特撮ファンの方は始まりの東宝マークが古いバージョンになっていた事には当然気づかれているのではないでしょうか。
 それから必ずなんらかの形で出てくると思われた、丹波哲郎さん、期待にたがわずいらっしゃいましたねえ。(もしかして旧作の島田正吾さんの役かなと思ってたけど、それよりも控えめでした)

 内容的には、前作がいかにもSF(特撮)作品っぽいのに対して、今風の人間ドラマに変ったかなという感じですが。(緊急災害時の自衛隊の対処は旧作の方が詳しい)

 ただ今もって、世代的には旧作の時の「何もせんほうがええ」のあの響きが残っています。
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2006/7/14

大停電の夜に(’05)  日本

原田知世も出演とのことで気になっていた源孝志監督作品。イブの夕方、突然大停電に見舞われる東京での、さまざまな物語の同時進行。「ナイト・オン・ザ・プラネット」「きょうのできごと」等思い出す構成。

田畑智子のレトロ風のロウソク店や、近所の豊川悦司のジャズクラブで揺らめく様々なロウソクの炎がまったりしたムードを漂わして、交錯するそれぞれの人間模様を見守るような。「東京タワー」もこの源監督でしたが、同じ東京舞台ソフトな映像的には重なる感触も。

絡みはなかったものの、ジャズクラブですれ違う吉川晃司と原田知世の因縁も思ったり。特殊な状況のほの暗さの中で、明かされる秘めていた真実や思い。偶然出会ったカップル達の孤独を埋める一時の触れ合い。意外と後味悪くなかった癒し系の一品で星3つ半位。DVDに製作者達のコメンタリー入り本編もあり、それも見てみる予定。(http://www.daiteiden-themovie.com/村の写真集(’03)サヨナラCOLOR(’04)

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2006/7/10

ホワイト・プラネット(’06) AOLブログトークスレッド  その他

アクセス数:5955
投稿日時 2006/7/10 23:35:06
更新日時 2007/5/14 12:03:19

昨年の夏は「皇帝ペンギン」を見ましたが、上映中の北極に生きる動物達の姿を追う「ホワイト・プラネット」(←関連サイトです)いずれ見てこようと。カナダとの合作ですが、「WATARIDORI」「皇帝・・」に続くフランスからの動物ドキュメンタリー。

温暖化現象により、毎日数千トンもの氷が海に沈み、70年以内に消滅してしまうかもしれないと言われる北極大陸。マイナス50度の過酷な自然条件の中、たくましく生き抜いている動物達、ホッキョクグマ、イッカク、カリブー、ジャコウウシ、アザラシ等。

「皇帝・・」でも、冷気の中ヒナを生み健気に守り育てるペンギンの姿がありましたが、本作ではホッキョクグマやアザラシの必死の子育ての姿が見られるようで、ペンギンのヒナの様子が愛らしく印象的でしたが、ホッキョクグマの子供も結構可愛いとか。

また「皇帝・・」同様、季節柄、雄大な白い大地の風景が暑気冷ましにもなりそうです。

☆鑑賞の感想・批評、コメント等自由にどうぞ!(投稿でもメールでも結構です。後者で返事不要の場合その旨記入下さい)



9 星野道夫展

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/8/1 21:50:16
更新日時 2006/8/1 21:50:16

東京限定トピックで、本作と直接関係ありませんが、明日8月2日(水)〜14日(月)、主にアラスカで活動、10年前ヒグマの事故で他界したカメラマン星野道夫の展示会が松屋銀座8Fで開催、未発表写真を含む代表作230点、アラスカの四季を撮影したハイビジョン映像等展示されるようで、この人の展示会は以前、やはり百貨店で開催中見かけ立ち寄りましたが、北の地で生きる動物達の色々な姿・表情を捉えた作品群が印象的で、ポストカード等買った覚えがあります。



8 ベスト動物映画

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/7/21 13:01:27
更新日時 2006/7/21 13:01:27

動物映画の話が出ていたので、自分の動物映画ベスト10を挙げてみたいと思います。好き嫌いはあるかもしれませんが、自分なりに愛着ある作品です。記憶に残っている近年のものが多くなりそうですが。

1 皇帝ペンギン(’05)
2 かもめのジョナサン(’73)
3 南極物語(’83)
4 モンタナの風に抱かれて(’98)
5 優駿 ORACION(’88)
6 アトランティス(’91)
7 いぬのえいが(’05)
8 星になった少年〜Shining Boy&Little Randy(’05)
9 マダガスカル(’05)
10 クイール(’04)

どなたも宜しかったらベスト〜(ワースト〜)、印象的な動物作品等ご紹介下さい!



7 >6

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/7/18 17:54:56
更新日時 2006/7/18 17:54:56

そう言えば動物メインの作品は「ジョーズ」「ガメラ」等パニックもの、アニメ、実写で主に人との触れ合い物語まで結構色々ありますね。

intさんが挙げられてる中では、「老人と海」は映画は(多分)未見ですが昔へミングウェイの原作は読み猟師と魚との戦い・愛着等骨っぽい印象残っており、「トゥー・ブラザーズ」は引き離された兄弟虎の再会シーン等インパクトあり、実際の兄弟虎での撮影のようでしたが、こういう動物ものは何かと撮影の苦労も多いことかと。「小鹿物語」は放映見逃し残念です。

「南極物語」(たまたま明日同監督の作品放映があり、久方にスレッド投稿しましたが)は、オリジナルは昔、健さん主演+南極舞台の珍しさで見に行きましたが、最新のディズニー版リメイクと比べると、当時の華々しい印象よりは脚色少なくあっさりした構成だった気しました。

近年の邦画では「さよなら、クロ」「クイール」「いぬのえいが」「子ぎつねへレン」等浮かびますが、個人的にはそれぞれ後味はホロリと悪くなかったです(この手の邦画の宣伝の仕方、どうしても”感動”盛り上げ的になりがちでしょうか。。)。

私のベスト動物映画は今の所「皇帝ペンギン」でしょうか。TV番組では、頻繁には見ませんが(動物もの以外でも)ドキュメンタリーはCMのないNHKが落ち着いて見られる気します。動物企画ものは幅広い層にアピールしやすそうで色々あるようですね。



6 動物が主人公の映画

投稿者:int 投稿日時 2006/7/18 13:35:58
更新日時 2006/7/18 13:35:58

ドキュメンタリーではありませんが、動物が主人公の映画は多いですよね。
古くは「小鹿物語」(グレゴリー・ペック主演でautさんも紹介されていました)、「老人と海」(スペンサー・トレイシー)「白鯨」(グレゴリー・ペック)等、懐かしく、思い出に残っています。

比較的新しいところでは「トゥー・ブラザーズ」(虎が主人公)、「オーシャン・オブ・ファイヤー」(野生馬)、「シー・ビスケット」(競走馬)あたりでしょうか。

「南極物語」は例によって「涙なしには見れない感動作」という宣伝文句が嫌気で見ていません。
もちろん、自分なりに”タロとジロ”の話は現実として知っています。

なお、月曜日のNHKの「生き物地球紀行」(?)から延々と続く動物ドキュメンタリーはほとんど見ています。TBSでも動物モノがありますが、スタジオでのくだらないおしゃべりが嫌気なのと、思わせぶりな演出と長いCMにはウンザリですね(涙)

ドキュメンタリーはさらりと、あるがままを伝えてほしいものです。



5 >4

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/7/17 22:09:34
更新日時 2006/7/17 22:09:34

(別スレで本当に半ば冗談でお勧めはしましたが)正直、こういう動物ドキュメンタリーは全くintさんのご趣味ではないと思っており、意外で失礼しました。。未鑑賞でも作品についてのレス自体嬉しいですがせっかく足を運ばれ、終了していたのは残念ですね。私の鑑賞時も観客はまばら。昨年の「皇帝ペンギン」の方が多少賑わいあったでしょうか。スリリングなドラマ性はなく、一般受けしにくいですが壮大な自然、動物の生態は映像的にもスクリーンで見応えもあると思うのですが。。

この手の西欧発ドキュメンタリーは弱肉強食等のシビアな描写もあったりで単純に癒し系、とも言えないかもしれませんが、映像、音楽も洗練されていて、陳腐な言い方ですが日々生きる命の尊さ的なコンセプトも感じられ近年好きになりました。この手の邦画では最近「立つどうぶつ物語」というDVDを見ましたが、数自体少ないでしょうか。

普段さして気にせず過す環境問題も、今回3の番組も合わせて、温暖化の影響が地球上最も顕著だという場所で実際ガンガン”解けている氷””消えていく北極大陸”という紹介は具体的インパクトありました。



4 早朝から見に行ったら終わってました(涙)

投稿者:int 投稿日時 2006/7/17 16:42:58
更新日時 2006/7/17 16:42:58

動物モノ大好きなんです。
「環境」とも少なからず関わっており必見の一作だったのですが、先週金曜日が最終だったのです(アホ→自分)
やはり、この手のドキュメンタリーは観客数も期待できず、あっと言う間に終わってしまいますね(涙)

動物ドキュメンタリーは断然ヨーロッパ、と個人的には考えます。
日本の動物モノは何となく見ません。
やたら「感動」を売り物にするし、感動の押し付けはマッピラだし。

あくまで、あるがままの姿をあるがままに伝える。
ヘタに製作者側の感情が入り込まず、あくまで見る者の判断にゆだねるのがドキュメンタリーのあるべき姿だと思っているから。

本意ではありませんが、ツタヤさんに走る事になりそう・・(笑)

(仕方がないから「サイレント・ヒル」を見てきました・・トホホ)



3 生命の海・地球縦断深層大海流を追え!

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/7/17 13:56:14
更新日時 2006/7/17 13:56:14

本作と直接関係ありませんが、日本テレビ系列で毎年海の日に「トヨタECOスペシャル」として地球の環境問題をテーマにした番組を製作、放映しているようで、今回は今日これからPM4時〜、”深層大海流”を追って地球温暖化による環境破壊の実情に迫る企画で、アラスカ〜マダガスカルまでのロケの模様を放映。ナビゲーターは赤井秀和・加藤紀子。

アラスカでは、本作でも触れられていた大氷河の融解と後退が、年々深刻さを増し、大量の真水が海に流れ出している様子、またそれが人々の暮らしに与える影響も。

また南洋の島マダガスカル、ここは昨年同名アニメ作品でカラフルな動物の楽園として描かれていましたが(懐かしい)、その頃放映のドキュメンタリー番組ではここも自然破壊にさらされているようで、そこでの生活への海流の恩恵、影響、やはり蝕まれている森の様子等紹介あるようで、録画チェックしようかと思う番組です。



2 監督談話・音楽

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/7/13 23:28:31
更新日時 2006/7/13 23:28:31

本作のティエリー・ピアンタニダ監督の談話記事があり、パンフでも、マイナス50度、時速100キロのブリザードの中の立っているのも困難な”氷の嵐・砂漠”での撮影の苦労等が見受けられましたが、そういう自然状況や、野生動物撮影の危険と背中合わせの緊迫も伺えます。

また、壮大なスケールの映像にマッチした原始的なイメージの音楽も印象的でしたが、少年の美しいソプラノボイス、教師と少年達との心の交流の珠玉作でフランスでもヒットした一昨年の「コーラス」のサントラで評判の作曲家ブリュノ・クレが担当、「WATARIDORI」等動物ドキュメンタリー音楽も手掛けてきていた人でした。



1 最果ての多彩な自然と動物ワールド

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/7/13 0:04:14
更新日時 2006/7/13 0:04:14

今日見ましたが、つい昨年の「皇帝ペンギン」と比べてしまいますが、北極海は周囲が陸で南極より多様な自然、動植物相が存在、という実態そのまま、様々な動物の生態が見られましたが、全体的にはペンギンに的を絞っていた「皇帝・・」の方が流れ的にスッキリしていた気が。

驚くべきペンギンの集団性も見ものでしたが、今回は撮影隊が偶然出会えた、という50万頭!のカリブー(家畜化したトナカイの野生種)の大移動が圧巻。登場時間は余り多くなかったものの、ホッキョクグマの母が2頭の子熊を気遣い、彼らが母熊に寄り添う姿に微笑ましいものが。ウミネコの卵がキツネに奪われたり等の弱肉強食の様相も。

海の生物、ユニークな形態のタコ、鼻を大きく膨らますアザラシ、北海道で見た覚えある小生物クリオネの健気な姿等、まるでCGのような趣で、陸上動物より印象的だったかもしれません。

移動、崩壊等氷の動きも南極よりダイナミックなものがあり、氷原も光の加減で多様な姿を見せ、人を寄せ付けない異次元世界の生の迫力、神々しさが。荒野ツンドラや沿岸のフィヨルド等多彩な最果ての自然の雄大さも。

人間界の国際情勢も色々不穏な昨今、パンフによると過去30年間でフランス国土の2倍の面積が消滅したという北極、そこに日々生きる様々な生物の姿に、何か豊かさを感じ取れていたいものです。
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2006/7/10

マゴニア(’01)  ヨーロッパ

オランダの女性監督イネケ・スミツ監督作品。「マゴニア」はヨーロッパに伝わる、不運が空から降ってくる前に一時的に留まる、船の形をしていると言われる想像上の国。

何ともファンタジックで不思議な後味。父が息子に聞かせる3つの物語のオムニバスで、ロケ地はトルコの北のクルジアの街と砂漠、フランス北海岸、オランダの島で、光の反射が風景に独特の味わいを与えるオランダの伸びやかな海とその上に広がる雲が与える”楽園”のイメージ。

1話目のモスクやミナレットが立ち並ぶイスラムの街、2話目の砂漠の中の不思議な構造の黒人の老人と青年が暮らす家、3話目の港町等、舞台自体が御伽の国のようであリ、すれ違う心や漂流中の出会い、希望と失望に揺れ動く人々の、抽象的な拠り所としての美しい場所”マゴニア”。

息子役の少年がキュートで、風に乗る父子の赤い凧や3話目の船の形の凧、漂う雲の浮遊感もあり、どこか懐かしい夢の断片のような作品。(http://www.magonia.jp/

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2006/7/9

八日目(’96)  ヨーロッパ

ベルギー・フランス合作のジャコ・ヴァン・ドルマル監督作品。ダウン症患者の青年ジョルジュと、仕事に没頭し妻と子供に見放されたサラリーマンアリーのミスマッチな2人の友情・愛情物語。

アリー役のデ・ニーロの面影あるダニエル・オートゥイユは、セールスの仕事の世界の中で日々疾走、気付くと妻に”触れられると火傷しそう”と言われ、周りが見えなくなり孤独に陥る悲哀が滲み出るようで。

時が止まった世界に住む爛漫なジョルジュとの出会いによって、徐々に内面に柔らかな変化が、というパターン的には見かける話かもしれませんが、亡くなった母の面影をストレートに女性達に求めるジョルジュの姿も切なく、精神面で互いを必要としつつそれぞれの世界の違う友情。

哀しいラストではあるものの、ファンタジックな映像や折り入れられる軽妙な音楽効果もあり、どこか癒しや救いが感じられる作品。(http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005FXNK/249-0451273-6559559?v=glance&n=561958

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2006/7/7

チャレンジ・キッズ(’04)  アメリカ

ジェフリー・ブリッツ監督の、全米スペル暗記大会に挑む8人の子供と家族のドキュメンタリー。先日見たリチャード・ギアの「綴り字のシーズン」もこの大会が題材で、見てみようと思っていた作品。アカデミーにもノミネートされドキュメンタリーとしては全米で異例の大ヒット。

やはり改めて、ずば抜けた記憶力のみならず、語源、発音、語の定義等からもスペルを推測していくある種の特殊技能が必要とされ、知っている単語が自分に出題されるかどうか、という”運”も左右する大会。

「綴り字・・」のような、没頭しすぎた親の姿や子供の複雑な内面等は見受けられませんでしたが、様々な背景、キャラクターの子供達、彼らを見守る家族の期待。自分の子供がこの大会、特にこの’99年では900万人→249人に絞り込まれた全国大会に参加することの誇り、喜び。最終日にはTV中継、優勝者は番組出演、とやはり結構ステイタスある催しであることが伺えます。

一度失敗するとその場でステージから退場、という栄光と挫折の縮図でもあるような、ある意味シビアな構成。自分が思春期参加したのは県の珠算大会位ですが、日本でも英語スピーチコンテスト等様々な類の大会はあっても、こういう明暗くっきり、脱落者を出しながら最後に勝者を決めていく方式は聞いた覚えなく、そこら辺は善し悪しともかくアメリカらしさでしょうか。

どの子もある意味目的に打ち込むピュアさ、(素材として選ばれただけあってか)凝り性的な部分はあっても閉じこもらない伸びやかさ、そしてタフさもあり、ある程度の素質があったとしても親の意向だけで向かうだけでは壁があり、やはり一定レベル以上になるとしっかりした自主性が求められる、という面も。

実質日常生活で使わないマニアックな単語力が求められ(それは日本の大学受験等でも同様の場合もあるかもしれませんが)、ある意味競争ではあり明暗くっきりした形で出るものの、内容は相手を蹴落として、という類ではなく自分への挑戦、1つ1つ地道に単語を記憶に積み重ねた好きな世界の追求の披露、という点は好ましいです。(http://www.pan-dora.co.jp/challenge/綴り字のシーズン(’05)

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2006/7/3

ポーリーヌ(’01)  ヨーロッパ

ふと手にしたベルギーのリーフェン・デブローワー監督作。ヒロインは66歳の知的障害を持つ幼い少女のようなポーリーヌ。彼女を巡って姉妹達が疎ましがったり愛着を感じたりする物語。

彼女の、花の写真を集めたノートや楽しげに一面の花に水をやるシーン、彼女が慕う妹ポレットの赤やピンクを基調にした洋服店の色彩が乙女チックで、時が止まったままの少女の憧憬のイメージ。

ベルギーは、以前イタリア旅行の帰途飛行機が延着で乗り換え便に遅れ、ブリュッセルに不運・幸運にも予定外に航空会社持ちで余儀なく1泊、ぶらっと街を探索してワッフルを食べたりしたのみで、実質ほぼ未知の国ですが、園芸に力を入れているお国柄らしくそういう味わいも。

ブリュッセルの夏のイベントらしい「フラワーカーペット」(は実際見てみたいもので)を見に行ったポーリーヌがとても嬉しそうで、後日同じ広場に出かけ花の絨毯がなく途方に暮れるシーンも。

靴の紐も結べないしパンやステーキの切り分けも人任せ、の現実的に手のかかる彼女に、自分の人生を邪魔されたくない、と施設に送り込む妹達。老後の介護問題も匂わせつつ、孤独になってみて、邪気なく美しいものを愛し自分を慕う天真爛漫さをいとおしく懐かしんだり。

そういう揺れ動きが程度の差はあれ介護側の正直な所かもしれませんが、弱者の排除でなく愛情が程よく漂い、テーマ曲チャイコフスキー「花のワルツ」にのせたほのぼの感の残る結構拾い物の珠玉作。(http://www.nikkatsu.com/movie/pauline/

☆ブログトークの新作スレッドです。感想やコメント等、投稿、メール、こちらにでも結構です!→「ジャスミンの花開く」「ハチミツとクローバー」

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2006/7/2

ハチミツとクローバー(’06) AOLブログトークスレッド  日本

「ハチミツとクローバー」

 スレッドマスター:- BLOG
アクセス数:6276
投稿日時 2006/7/2 23:46:49
更新日時 2008/1/9 22:01:41

22日(土)公開の「ハチミツとクローバー」(←関連サイトです)の明日の試写会招待券が届き、都合つきそうで見てこようと。

原作は羽海野チカのコミックで、全員が片想い中、という5人の美大生の青春物語。個人的注目の「男たちの大和 YAMATO」以来の蒼井優の他、主役に映画単独初主演の「嵐」の櫻井翔、伊勢谷友介、関めぐみ、12月公開予定のイーストウッド監督「硫黄島からの手紙」にも抜擢の加瀬亮等。

タイトルは、作者がタイトルを決める時スピッツの「ハチミツ」とスガシカオ「クローバー」のアルバムが並べてあったのを見たからだそうで、音楽にもスピッツの曲とスガシカオが作詞の嵐の曲が。

一昨年アニメ化、今年の夏続編アニメ化も決定、原作コミックは未読ですが「ハチクロ」として幅広い世代に人気あるらしく、お話的にはまあ他愛ない恋愛模様を描いたソフトタッチの作品のようですが、彼らの美大生達(舞台のモデルは東京の武蔵野美術大学のようで)、という背景にも注目です。

公開は先ですが、これからご覧になる方の感想・批評、原作ファンの方等のコメント等自由にどうぞ!(投稿でも、メールでも結構です。後者で返信不要の場合はその旨記入下さい)



3 公開!・アニメ版・展示会

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/7/25 16:33:35
更新日時 2006/7/25 16:33:35

ついでに、ではないですが、このアニメ版が毎週木曜深夜(金曜)AM0:45〜フジテレビで放映中で、タイトル「・・U」となっていて続編なのでしょうが、ストーリーを見ると映画の内容と重なりますが。作品は先週末公開!されました。

また、東京限定トピックですが、7月29日(土)〜8月9日(日)ラフォーレミュージアム原宿にて、展示会があり、撮影で使用された衣装、小物、MAYA MAXXが蒼井優の作品として描いた絵画や、彫刻、羽海野チカの原画等の展示があるようです。



1 叙情とユーモアの群像劇

投稿者:Autumn 投稿日時 2006/7/4 0:29:18
更新日時 2006/7/4 0:29:18

これは「ぴあ」の夏の3夜連続試写会の初日で、若い女性が多い予想でしたが結構男性の姿もあり、年齢層も様々。今日は「ゲド戦記」、明日は「日本沈没」(別の試写会招待ありましたが都合つかず無念)のようです。

最近のジャニーズ系余り詳しく付いて行けてませんが、櫻井翔君というのは、純朴青年が嫌味なくフィットするソフトなムードが、破天荒な天才肌役の伊勢谷友介と好対照でいい感触。

蒼井優もフワフワと天然な天才少女らしさが出ていて、満足。関めぐみは「恋は五・七・五」の方が自然で良かった気もしましたが、加瀬亮との不器用で切ないコンビぶり。

私は社会人になってから一時期細々と念願のデザイン学校イラスト科に通いましたが、美術大学の石膏や作品で雑然とした絵具の匂いの漂っていそうな雰囲気、そこでの青春物語等、体験しそこなった世界という感もしてそういう興味も。

5人全てが片想い、というには微妙な部分もあり、まあ海辺の青春シーンありコミック的恋愛物語ですが、自分の感情さておき相手のために実質何が出来るか、という男気、女気の配慮・思いやりのニュアンスが後味爽やかに感じさす作品ではありました。
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