2006/8/22

クジラの島の少女(’03)  その他

気になっていたニュージーランドのニキ・カーロ監督作品。先祖がクジラに乗ってやってきた、という伝説のニュージーランドのマオリ族の末裔の一家に生まれた少女がヒロイン。

男系の後継者という伝統ゆえ、孫としては可愛がってくれていた祖父から跡継ぎとして認められない少女の孤独。彼に対する健気な訴え、努力も疎ましがられる悲しみ。

現実的に、様々な形で見られる徹底した男系の伝統の問題、ここではそれに対する素朴な憤りをじっと胸に秘め、一人素手で直接対峙し、傷つけられる少女の心の痛みの切なさ。それでも彼女の内の、クジラと通じる真の神秘的な力が起こす奇跡。

ヒロイン役ケイシャ・キャッスル=ヒューズ(この作品で13歳での史上最年少アカデミー主演女優賞にノミネートだそうで)のどこか哀愁も帯びた中性的な魅力が、「風の谷のナウシカ」にも例えられる、生まれながらにして神聖な使命感を持った少女の苦難と感動、という筋にマッチした感、でしょうか。島の伸びやかな風景や海の表情も物語を包み込むような味わい。(http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00023GS1K/249-1648289-2287547?v=glance&n=561958スタンドアップ(’05)

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