2006/9/10
旅愁(’50) ヨーロッパ
かなり前ビデオで見たものの、DVD入手で再度。やはり劇中、ジョセフ・コットンとジョーン・フォンティンの思い出の曲「セプテンバー・ソング」の味もあって印象に残っていた作品。
ストーリー自体は、乗り損ねた飛行機事故がきっかけで、束の間の愛の隠遁生活を送る二人、というおとぎ話的ながら、現代の女優の中には見出しにくい類のジョーン・フォンティンの、心の痛みを知るような憂いある美しさ、ナポリ、ポンペイ、カプリ島、フィレンツェ等の二人が巡る名所の当時の風景等、モノクロなのが惜しい反面、モノクロだからこそのシックな味わいもある感で、改めて、この頃のこういう作品のたおやかな魅力も。
ピアニストの彼女が終盤、想いを胸にラフマニノフの曲をコンサートで弾くシーンもハイライトながら、やはりナポリでレコードで聞いたり、彼女がレストランのピアノで弾く「セプテンバー・ソング」(作品のとは多少違うけれど訳詞が書かれてたサイトが)は改めて、作品の叙情的雰囲気に似合う柔らかで懐かしさのある珠玉の名曲。(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005EUYE)
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ストーリー自体は、乗り損ねた飛行機事故がきっかけで、束の間の愛の隠遁生活を送る二人、というおとぎ話的ながら、現代の女優の中には見出しにくい類のジョーン・フォンティンの、心の痛みを知るような憂いある美しさ、ナポリ、ポンペイ、カプリ島、フィレンツェ等の二人が巡る名所の当時の風景等、モノクロなのが惜しい反面、モノクロだからこそのシックな味わいもある感で、改めて、この頃のこういう作品のたおやかな魅力も。
ピアニストの彼女が終盤、想いを胸にラフマニノフの曲をコンサートで弾くシーンもハイライトながら、やはりナポリでレコードで聞いたり、彼女がレストランのピアノで弾く「セプテンバー・ソング」(作品のとは多少違うけれど訳詞が書かれてたサイトが)は改めて、作品の叙情的雰囲気に似合う柔らかで懐かしさのある珠玉の名曲。(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005EUYE)

