2006/9/19

僕が9歳だったころ(’04)  アジア

韓国のユン・イノ監督作品。原作は韓国で異例の130万部のロングセラー小説「9歳の人生」(’91)、公開は今年初旬、一応「見て損しなかった映画」ランク、公開当時の「ぴあ」の観客満足度調査等で1位だったらしい気になっていた作品。

公式サイトに書いてある”少年少女版冬ソナ”とは思わなかったけれど、低年齢韓国版「ジェレミー」という感も少し。転校生の少女と隣に座る少年の、9歳なりに、互いの家族背景、周囲の子供達への微妙な波紋も絡みながらの、ぎこちなく淡い感情の交錯。「映画監督として突っ走ってきて振り返ると疲れを覚え、記憶・思い出の力で人生を克服しようとした」旨の監督談が。

中心の2人以外は素人の子供の起用で、サイトにキアロスタミ監督作品の子供達を彷彿、というレビューもあったけれど、「友だちのうちはどこ?」のように、子供の視線での描写だからこその教師ら大人の身勝手さ・脆さのような部分も垣間見え、今はさすがに韓国の学校でも体罰はタブーのようで、多分70年代という設定ゆえの感情的体罰シーンには嫌悪感が。

主人公演じたキム・ソクは、ルックス的には太眉で渋め、リーダー資質のある誠実・素朴な少年で、「チャングム・・」にも出ているらしいイ・セヨン演じる、少女らしい優しさもありつつ気まぐれな都会っ子的少女とのバランスの揺らめき、何の打算もない幼い好意の表現等、同様の内容で作ったとしても邦画だと、どことなくあだとくなってしまいそうな、珠玉作。(http://www.boku9.com/

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