2006/10/2

ブラック・セプテンバー(’99)  アメリカ

昨日深夜放映されて、録画を見たケヴィン・マクドナルド監督の’72ミュンヘン五輪でのテロの、当時の映像、関係者の証言を交えた作品。アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞受賞作だったそうで。名前では気付かなかったけれど「運命を分けたザイル」('03)と同じ監督で、そう言えば「運命・・」も、遭難から生還した当事者の証言と再現ドラマでの半ドキュメンタリー形式だった、と。

私の実際の記憶にはない、今年初旬に見た「ミュンヘン」(スピルバーグ監督)の題材となった事件。「ミュンヘン」では冒頭に描かれた事件の詳細で、あくまで競技を続けようとしたIOCが国際世論の批判を受けたり、テロ犯の人数の読み違えや連絡不備による空港での失態、事件数週間後不審なハイジャック事件により、逮捕した3人の犯人の釈放等、ドイツ側の不備や不穏さも。

人質となったイスラエル人被害者の一人の母、結婚して1年余りだった妻、当時幼く当人の記憶のない娘さん達の静かな辛い記憶、追憶を辿る証言、そういう痛みと全く別次元の、唯一の生存する実行犯の淡々とした「あの事件で、それまでその苦悩が知られていなかったパレスチナの名を世界に知らせたことで、誇りに思う」旨のコメントが、「ミュンヘン」スレッドを見直してみると自分が書いていた”憎悪のスパイラル”の表裏を示しているような、虚しさ。(http://forest.kinokuniya.co.jp/ItemIntro/94360「ラストキング・オブ・スコットランド」

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