2006/10/7

ワールド・トレード。センター(’06) AOLブログトークスレッド  アメリカ

アクセス数:7204
投稿日時 2006/10/7 1:15:05
更新日時 2006/11/11 1:19:30

今日7日(土)公開の、「ワールド・トレード・センター」(←関連サイトです)、「ユーナイテッド93」スレッドで触れていましたが、もう一つの9.11テロを題材にした作品で、興味持っており近々見てきたいと。

オリバー・ストーン監督が手掛けた、倒壊したビルに生き埋めになった2人の警官の、実話ベースの作品で、警官役はニコラス・ケイジとマイケル・ベーニャ、彼らの妻役に実際の事件当日、近辺におり救出活動を目の当たりにした、というマリア・ベロ、とマギー・ギレンホール。

「ユナイテッド93」同様、実際グランドゼロで救助活動に参加した警官、消防士ら当事者50人程がエキストラとして出演、モデルの2人の警官も俳優達と念密にコミュニケーションをとり製作に協力したとのことで。

救出劇のみでの2時間程、はどうなのか、見てみないと何とも言えませんが、閉じ込められた2人が励ましあい生への希望を捨てずにいたり、理屈抜きに”人を、救う”という気持、使命感の表れが描かれているようで、長年の世界のひずみがもたらした壮絶に悲惨な出来事が題材の作品として、ミクロ的かもしれませんが、そういう市井の人間的な個人レベルの救いのある物語があっても、とは思います。

ご覧なった方、なる予定の方の感想、批評、コメントある方等ご自由にどうぞ。(投稿でもメールでも結構です。)



10 >8

投稿者:-
投稿日時 2006/10/31 10:52:29
更新日時 2006/10/31 11:04:26

福知山線の脱線事故は、昨年春、100名程の死亡者が出た大惨事だったですね。沿線に住む学生時代の友人に、まさか巻き込まれていないか、久し振りに連絡してみた覚えがあります。日々当然のように乗っている通勤電車が沿線のマンションに突っ込む、という、これも、WTC同様、日常の光景として、にわかに信じがたい絵図の惨状で、突然、平穏な日常にパックリ空いた悪夢、だったかと。

電車というと、10年程前の地下鉄サリン事件も(松本の事件と共に)、とりあえず平和な日本でのテロ、として思い出されますが、私の最寄の駅でも、何人か気分が悪くなった人が出たり、身近で家族が通勤で事件の電車に乗りかねなかった、という話も聞きました。あれが唯一日常の中で身近に感じた無差別テロの脅威、かと思いますが、現在でも、重・軽度の脳障害、神経症、視覚障害等の後遺症我に苦しまれている方々も多い、とのことですが

ご紹介のドキュメンタリーは未見でしたが、様々な災害・事故・事件により命こそ奪われなかったとしても、その後付いて廻る身体、精神的後遺症の苦痛はご本人、周囲の方々にとって、醒めにくい悪夢の続き、で

9.11に関しても、呼吸器系初め身体的な後遺症、また、様々な形での精神的トラウマを負ってしまったケース(当時TVでWTCの映像を見ただけの子供等含め)があり、そういうケアも必要とされているようで、言葉で表わしにくい、根深く複雑な痛ましさを感じます。ありきたりですが、ごく普通の平穏な日常の破綻のない平和な世界を望みたいです。



9 「フォーリング・マン」

投稿者:-
投稿日時 2006/10/31 10:30:33
更新日時 2006/10/31 10:30:33

先日新作DVDコーナーで見かけた作品で、この題材と表紙の写真に、多少引き気味ながら、9.11関連だしいっそ、と、借りて見ました。9.11、WTCでの、メディア界で”タブー”とされた、ある写真。上階におり、なすすべもなく追い詰められた人々の次々とった行動は、アメリカのTVでも報道規制がされ、映像としては避けられたようで、市当局でも彼らは”爆風で飛ばされた”との発表。

ただ当日のドキュメンタリーや、この「ワールド・・」の中でも聞かれた、ビルの脇の度重なる鈍い衝撃音が意味する辛い事実。無意識にシャッターを押した、というカメラマン自身も、カメラを媒介とすることで、現実の直視から逃れられた、とのことで、悪趣味で見るに耐えない写真か、9.11のある一面を捉えた直視すべき写真か、物議を醸したようで。

この「落ちる人」の身元を追求するジャーナリスト、候補に名指しされた故人や他の同様の写真の故人の家族の、複雑な思い。不快感を露にする一家、精神不安定になる娘、愛する者の最後がわかり救われた、という夫、選択の余地がない場面での勇気をたたえる父、本人の身元に関わらずこの写真の意義を評価する妻。DVD表紙を目にした時の印象よりは、際物的な扱いでなく、そういう真摯に語られるそれぞれの談話が、静かに響く、ドキュメンタリーで、私的には見て良かった、と。

9月11日に、当地でライトアップされているらしい、空に伸びる青い2本の光の帯の幻のビルの映像には、何だか胸がつまり、他の戦争と9.11との違いは、9.11には無名戦士の墓がないことで、この写真は、その墓の代わり、というくだりにも、無論痛ましい写真ではあるけれど、それがそういうニュアンスの癒し、の解釈もされる所に、この出来事の空前の悲惨さが、とも、改めて感じた作品でした。



8 後遺症と付き合いながら・・

投稿者:-
投稿日時 2006/10/27 20:59:31
更新日時 2006/10/27 20:59:31

先日、あのJR福知山線の脱線事故で奇跡的に助かった女性(31歳)のドキュメントを見ました。
2両目に乗っていて助かったのはまさに奇跡です。
しかし、一命は取止めたものの、大きな障害を背負って生きて行かねばならない彼女の今後の車椅子の人生は過酷なものになりますね。

全身の麻痺と言語障害は懸命のリハビリでかなり回復はしているようですが、救出されたときの口の中一杯のガラスの破片がトラウマとなって、咀嚼障害をも引き起こして、食事も満足に出来ない状態だったようでした。

瓦礫の中の被害者は口の中はおろか、気管支、肺の中まで瓦礫の粉末で一杯になっているはず。
土砂災害の犠牲者は鼻、口、耳にびっしり詰まった土砂で空気の通る場所など、どこにもありません・・もちろん肺や胃も土砂がびっしり詰まっているはずです。

映画でも口の中の瓦礫を吸引するシーンがありましたが、実際にはあの程度の詰まり方ではなかった事は容易に想像できます。
10数回にもわたる手術・・と説明がありましたが、全身に受けたダメージと共に恐怖と絶望感が及ぼした精神的なダメージも我々の想像をはるかに超えるものであったと思われます。

助かってなお地獄・・これがテロであり、戦争の本質である事を肝に銘じるべきでしょう>平和ボケのわれわれ(涙)



7 >5・6、9.11での奇跡

投稿者:-
投稿日時 2006/10/24 23:02:33
更新日時 2006/10/24 23:18:36

新潟中越地震は割と記憶に新しい出来事に入るかもしれませんが、様々な自然災害や事故現場での奇跡の救出・生還劇、というのは、生への意志・執念が報われるケースも、でしょうけれど、まさに髪一髪の”運(神の?領域)”としか言いようのない要素の割合が大きい感、ですね。

先日丁度9月11日にTBSで放映していた、テロから5年目にあの日を検証する、という特番でも、WTCに2機目突入の際、まさに突入階にいて、飛行機が突っ込んでくるのを目の当たりにしながら、機体が斜めに傾いて突入したため、危うく難を逃れ、上階から避難してきた人の助けもあって、無事脱出した銀行員の人の談話、というのもあり、衝突階より上にいて助かったのは20名程だけとのことでしたが、その中でも、この場合等も、かなり幸運な奇跡的生還、ではないかと思ったりしました。

9.11題材の長編映画化となると、まだ5年で整理しきれない複雑・悲惨さが残り、切り口的に、覚めた目でこのテロ行為、またテロ前後のアメリカの姿勢を斬る作品等も、いずれ現れるのかもしれませんが

被害者へのスポットの当て方、となると、「ユナイテッド93」は密室の限られた乗客達のドキュメンタリー的作品になりましたが、WTCでのいまだに身元不明者を含む三千人近い被害者の方々の全般にスポットを当てるのは困難で、感じ方は様々かと思うのですが、今の時点でこの作品の、あえて奇跡・希望の象徴としてこの2人に、という焦点の当て方は、私的には一応納得の作品でした。



6 奇跡は神のなせるわざ・・?

投稿者:-
投稿日時 2006/10/23 11:44:59
更新日時 2006/10/23 11:44:59

まだ記憶に新しい優太くんの救出劇。

新潟県中越地震で同県長岡市妙見町の土砂崩れ現場から1人だけ奇跡的に救出された同県魚沼市の皆川優太ちゃん(4)が22日、祖父母らとともに、母親の貴子さん(当時39歳)と姉の真優ちゃん(同3歳)が眠る自宅近くの墓を訪れた。

午前10時過ぎ、祖父母や親類らとともに徒歩で墓地に着いた優太ちゃんは、祖母のミハルさん(68)に「南無南無して」と促されると、墓前で小さな手を合わせ、静かに目を閉じた。

その後、車で約20キロ離れた土砂崩れ現場へ。信濃川を挟んだ対岸に、祖父の敏雄さん(70)と並んでしゃがみ込んだ優太ちゃんは、じっと復旧工事が続く現場を見つめた。傍らで手を合わせていたミハルさんは「貴子も真優も2年前は生きててくれたのに……」と涙をぬぐった。

優太ちゃんらは、新潟市内の高校の文化祭に車で出かけ、その帰りに被災した。車は巨岩に押しつぶされ、貴子さんと真優ちゃんは死亡したが、岩のすき間に立っていた優太ちゃんは4日後、無事救出された。



5 奇跡の奇跡たるゆえん

投稿者:-
投稿日時 2006/10/21 17:49:11
更新日時 2006/10/21 17:49:11

あれだけの高層ビルが全壊すれば、本来人間の体なんて粉々に粉砕されても不思議ではありません。
遺体確認された人たちでも、おそらく五体満足で亡くなられた人は少なかったと思います。
未だ続く遺体の捜索・・


今日のAOLニュースより
     ↓
「5年後の今なお遺体発見 米テロ跡地、市が再捜索へ」
 【ニューヨーク20日共同】米中枢同時テロで崩壊し5年以上が経過したニューヨークの世界貿易センタービル跡地(グラウンド・ゼロ)からこのほど犠牲者とみられる遺体の一部が見つかった。遺族からこれまでの不十分な捜索に対する批判が起こり、ニューヨークのブルームバーグ市長は20日、再捜索を実施する考えを示した。

遺体の一部は18日、跡地内の仮設道路の下に埋もれていたマンホールの中から見つかった。

世界貿易センタービルでは2700人以上が犠牲になったが、このうち約1150人の身元確認が終わっていない。



4 >3

投稿者:-
投稿日時 2006/10/20 23:37:41
更新日時 2006/10/20 23:37:41

感想、有難うございます。

モデルの一人ヒメノ氏談で、「実際は映画の百倍は恐ろしかった」旨のコメントも見かけましたが、絶望的惨事で一瞬にして多くの犠牲者が出た中、言うまでもないかもしれませんが、救助劇自体、確率的に全く奇跡的な幸運かと。

災害物語としては、これは、特に舞台がWTCである必要もなかったのかもしれませんが、”9.11の日”の作品だからこそ、こういう、普通の人間の視点での再現の、しかも生(せい)への希望のドラマであることに意味が、とも。

あえて従来のメッセージ性を排除したことで、某サイトでも見かけたことですが、この作品はオリバー・ストーン監督の、5年という月日で整理しきれない複雑、悲惨さを持つ9.11の犠牲者への追悼的意味も持つのでは、とも思えます。



3 あの日の一つの側面

投稿者:-
投稿日時 2006/10/20 15:57:03
更新日時 2006/10/20 15:57:03

映画監督の多くは”反体制派””反権力”であり、その作品には監督のメッセージがこめられている。
オリバー・ストーンも例に漏れず”反ブッシュ”であり、当然この作品も反戦、ブッシュ政策への批判がこめられているはず・・との思い込みは大外れ。

そこにはテロへの憎しみや、戦争へと走ったブッシュ政策への批判も怒りもない。

実在の人物を取材し、彼らの行動をそのまま(取材したまま)再現し、家族の動きと重ね合わせ、被災から救出までの出来事をストレートに描いた作品である。
命を顧みず救出に向かった湾岸警察のメンバーが瓦礫の下敷きになる。
あの建物が、あのように倒壊(全壊)するとは誰にも予測できなかったはず。
(建築に従事した人たちにも、当然テロ実行者にも、だ)。
アメリカだけでなく、世界を代表する高層ビルであったがゆえになおさらその思いは強かったはず。

もろ崩れ落ちた瓦礫の量は5、6階分にも及ぶ。
その下敷きになったのだから生存そのものが奇跡としか言いようがない。
よしんば即死でなくても、救出は先ず不可能、と思うのが普通。

映画では顔だけが自由に動ける状況で設定されて話が進むのだが、実際には頭も顔も瓦礫の中に埋もれていた事は間違いないでしょう。
耳の穴、鼻の穴、当然呼吸器系統は塵埃でびっしり詰まっている・・。

海兵隊員、警察署員、消防隊員・・登場する全ての人がここでは英雄であり、普通の人間である。

奇跡が訪れなかった人も当然ヒーローなのだ。
あえて緊迫感を盛り上げる事もなく、あえて正義感をも強調もしないオリバー・ストーンの手法そのものが、より強く戦争、テロの空しさを訴えかけてくる。



2 9.11での”善”

投稿者:-
投稿日時 2006/10/12 9:26:53
更新日時 2006/10/12 9:37:40

昨日見てきましたが、テロ当日の朝からのNYの何気ない日常の様子、2人の警官の被災後の、妻たちの心配、パニック、以前の家族との時間の回想等、家族愛・夫婦愛に焦点を当てた構成で、’01年9月11日がごく普通の一日として始まり、市井の視点で、あの事件によって多くの人々が程度の差はあれ平和な日常をいきなり奪われた、という事象が改めて浮き彫りに。

オリバー・ストーン監督作品は、私は確か「ニクソン」以来で、今回「プラトーン」「JFK」等での衝撃シーンは抑え目ながら、やはりあの日のマンハッタンの騒然とした大混乱、喧騒の再現、閉じ込められた2人の表情・心理に迫る、重厚な映像も見応えあり、ミクロ的ドラマながら結構引き入れられるものが。

ニコラス・ケイジは近頃も放映で見た「救命士」以来、最近アクションものが多いようで、本人もパンフ談では身体を動かして演じるのが好き、とのことですが、今回の動けず顔の表情のみのシーンの多い役は、元々性格俳優的な部分の本領も、という作品でしょうか。

正義感から自らの意志で現場に向かい、個人的に救助活動した、マイケル・ジャノンが演じたカーンズ海兵隊員について、”その後志願兵としてイラク戦争で戦った”旨の短いテロップがあったのが、その後の報復の名の下でのアメリカの動き、その情勢を思うと、複雑な思いも、ですが(特に製作側に、そのテロップによってその後のアメリカの姿勢擁護の意図はなく、単に事実を伝えたのでは、とは思いますが)

WTCに限らず様々な災害現場で見られる光景でしょうけれど、自らの危険と背中合わせで、仲間、被災者を救おうという使命感、無償の行為、暗闇に閉じ込められた2人の間での互いを気遣う気持、そういう極限での人間の本能の描写が、「ユナイテッド93」とも一部重なる部分もありつつ、やはり当然かもしれませんが、後味はこちらの方が安堵感が。

あの日が、”悪”が炸裂した日であるのと同時に、実に多くの人々が自然に助け合った”善”が行われた日でもあり、それは当然で正しいこと、というくだりがあり、取り立てて改めて劇的、という事でもないかもしれませんが、そういう方向でも9.11を見つめ直すきっかけになれば、と思える作品でした。



1 WTCについて

投稿者:-
投稿日時 2006/10/7 1:26:15
更新日時 2006/10/7 2:49:22

この作品に関して、個人的にはやはり、もう16年程前ですが、アメリカ旅行中に実際WTCに日中屋上の展望台に、夜に夜景を見に上階まで、2度登った経験があり、あの時の爽快な世界の最先端のマンハッタンのビル群の眺め、怖いくらい見事な煌びやかな夜景の記憶もあり、あの場所があの日の内に、多くの犠牲者と共にグランドゼロ、という”無”に崩壊してしまった、という事実に対する一言で言い難い気持が。

また、実際飛行機が突入したのは午前9時頃で、おそらく観光客はいない時間帯かとは思われますが、もし訪問時にあの予想もつかない事件が起こっていれば、屋上、上階にいてなすすべもなかっただろう、と、少し思う所も、ということや、「ユナイテッド93」スレッドに記述の実際の救出現場のTVドキュメンタリーを見ていたりしたというのも、「ユナイテッド・・」に続きこの作品も是非と思った理由、でしょうか。
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