2007/4/11

ETV特集 今村昌平に捧ぐ  その他

3週間程前放映を録画の番組。故今村監督の各作品映像や、スコセッシ監督やゆかりの俳優陣が同監督について語る内容で、今村、スコセッシ作品を少し見直した後にと思い、なかなか在庫がなかった「楢山節考」「ニューヨークニューヨーク」を少しずつ見ていて終わったので記録を。

今村作品は鮮明に記憶にあるのは「楢山・・」「うなぎ」オムニバス「セプテンバー11」の中の短編等で、多くを見たわけでないけれど、やはり改めて今回その作品群を十分ではなかったものの垣間見て、助監督をしており決別した小津監督作品とは対極。

小津作品は、最近では一昨年秋、一青窈主演という興味もあって見た、生誕100周年記念の「珈琲時光」の機に、あの固定のローアングル、型にはまった科白廻し、家族間の揺れを描いた基本的に良心的小市民的な登場人物達、といういわば破綻のなさに、何だか思いがけず安心感、をもたらされた感で、しばらく「東京物語」「晩春」「早春」「麦秋」その他見直したり、新たに見続けたのだった。その鑑賞時に劇場だったか書店でだったか買った「国際シンポジウム小津安二郎」という本が本棚の隅にあった。

小津監督らに「何を好んでウジ虫ばかり描くのか?」と言われ、今村監督側のその時「死ぬまでウジ虫ばかり描くことに決定」、というくだり等も象徴的な応酬だけれど、スコセッシ監督も指摘していたように、人物の真上からのショット等、予測出来ないカメラアングル、生身の人間の邪悪さ、強さ、悲哀を描く内容、ドキュメンタリーとの合体等、形式のなさ、のダイナミックさ。

やはり色んな意味で”人の心を掻き乱す”作品群、な感でもう少し早期に馴染んで味わっていれば、とも思うけれど、この先時間を割いて見るとしたら、率直に選ぶなら精神衛生上小津作品(タイプ)だとは思う。

スコセッシ作品も、そんなに多くを見ているわけではないけれど、生身の人間同士の闘争、葛藤を描く作風だけれど、今回思ったのは、9.11以降自分自身もこの世界が怖ろしい、と語っていたけれど、洗いざらしの人間を描いた今村作品の影響ということも踏まえた上でも、あえてこの時代に、巨匠が描き提供するものが”暴力”でなければいけないのだろうか、ということで

「NOEL(ノエル)」という作品のDVD特典映像でチャズミンテリ監督が「9.11以降、人を内面から心地よくさせる作品が世界に必要」と述べていたけれど、私自身は元来、ドキュメンタリーならば、紛れもない現実ならば、目を背けず興味を持って、とは思うけれど、あえてフィクションの中の暴力シーンを見たいとは、特に近年思わなくなった。それは感覚的ではあるけれど身辺事や現実社会での9.11という暴力のピーク的大惨事の影響も。

監督や出演俳優等への興味で過激シーンを含む作品自体を見ることはあるし、脱出劇等アクションシーンのスピード感に爽快さを味わうこともあるけれど、フィクションではやはり人から見てどうであっても、時間とお金を使うなら心地良く潤う後味の作品が望ましい。心地良さの中身は作品によってケース・バイ・ケースだし、それは人の好みによるとは思うのだけれど。

スコセッシ作品で鮮烈なのはやはり「タクシー・ドライバー」だけれど、マイベスト作は「ニューヨークニューヨーク」で、やはり男女の生身の葛藤もシビアに描かれていたりするけれど、音楽絡みの魅力もあって洒落た味わいもあり、やや記憶薄れていて見直して、デ・ニーロとライザ・ミネリがあえて会わないラストも大人の恋のほろ苦さの余韻が懐かしかったし、「アリスの恋」も、突如キレる恋人の恐怖等、波乱含みのシングルマザーのシンガーの奮闘ぶりが記憶に残る作品。

予定らしい「酔いどれ天使」リメイクや「沈黙」映画化等も注目作ではあるけれど、未見ながらいくつか音楽ドキュメンタリーも手掛けてきたようで、大作にしても、過激シーンよりは、音楽の魅力やユーモアを通して、多少スパイスがあっても基本的に暴力の駆使の必要ない人間関係、人間味の機微が残るような設定の作品企画があれば、などと思った。(http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html「アビエイター」「ディパーテッド」

クリックすると元のサイズで表示します
0

2007/4/11

英検対策  分類なし

’01年1回1番語い熟語30問中24問、語句チェック、2番読解空所補充10問中9問、一文ずつチェック、今回はアイルランド、子供とイルカへの認知試験、悪夢の分析のトピック、3番読解内容把握10問中8問、比較的とっつきやすかったもののやはりやや時間がかかりすぎた。
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ