2007/5/5

「レオナルド・ダ・ヴィンチー天才の実像」展  文化・芸術

(「ダ・ヴィンチ・コード」スレッドより転載)

昨日、上野の東京国立博物館で開催中の、特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ−天才の実像」を見てきました。このスレッドに書き込むのは久方ですが、「ダ・ヴィンチ・・」関連で、ここで話題にもなっていたので。

出来ればなるべく少しでも人出の少なそうな平日が望ましかったですが、気にはなるイベントで、行ける時に、と思い、連休中になりましたけれど、昼過ぎで目玉の「受胎告知」展示の第一会場の本館特別5室まで、待ち時間40分。待っている間は日陰に入るまでやや暑さを感じる陽気、入場後は、建前上一応観客は立ち止まらずに流れ、人波の中、ではありましたが、思ったよりはじっくり鑑賞出来たでしょうか。

前に触れていた通り私は以前旅の途中立ち寄ったウフィツイ美術館で見て以来、で、もう少し大きいサイズだったかというイメージでしたが、やはりマリアと大天使ガブリエルの相対するポーズのバランス、流れる衣服のひだ、遠景等、静粛な魅力の作品、と改めて。

第2会場平成館では、ダ・ヴィンチの多彩な範囲の活動を紹介、デジタル技術での複製画、手稿、模型、スライド等の展示で、ダ・ヴィンチフィーバーの頃、各種DVDや、六本木での「ダ・ヴィンチ展」中にもそういう内容のものがあり、折にここでも触れていたように、工学、自然哲学、解剖学、建築等様々な分野への探求心が、絵画にも生かされ表れている稀有な天才ぶり、も改めて。

また平成館での上映映像3編の中に、「受胎告知」解説があり、二人の間のぼんやりした淡い色彩の遠景の拡大で、船が浮かぶ海沿いの山、という詳細を見ることが出来たことと、

作品での遠近法自体は耳にしたことがありましたが、この絵は正面から見ると、マリアの腕の長さ、石の形や長さ等に不自然さがあるものの、絵の斜め右下から見る、という特別な位置からの視線を意識、そこに遠近法を応用して描かれていて、

おそらくこの作品は、修道館の櫃台の上部のような、人が斜め右下から見るしかない位置に飾られ、そこからは自然に見えるように、という工夫だった、という解説で、ダ・ヴィンチ20才頃の、不均衡とけなされ、未熟に見える作品に、天才らしい技巧が、という内容がちょっと興味深かったりして、後で買ったカードで正面の絵を見直しても、そう言えば多少マリアの前の櫃の位置が前すぎのようなという感、なのですが。


その他、平成館では明日6日までのようですが「湖畔」「少女の顔」「栗拾い」等黒田清輝作品展示もあり、立ち寄りました。

やはり昨年のダ・ヴィンチ・フィーバーの煽りもあっての今回の開催、人気ぶりかとは思いますし、ロン・ハワード監督が原作から練り上げた作品自体、特に映画賞等には縁がなかったですが、色々物議を醸した題材ではあり、作品素材に色々広がりがあって、自分も書き込むトピックが多く、比較的投稿も頂いて、

ずっとスレッドを立てる際にはその都度、映画トピックの中心たる作品に、多かれ少なかれの愛着を持って、立ててきましたが、このスレッド自体、やや他とは違う懐かしさや思い入れが、あります。「ダ・ヴィンチ・コード」
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