2007/7/4

明日の記憶(’06)  日本

日曜夜放映録画を見た堤幸彦監督作品。「SAYURI」の際渡辺謙次作品としてチェックしており見損ねていた作品。若年性アルツハイマーに冒された広告代理店営業マン、支える妻の物語。

渡辺氏自身が精力的に取材を重ねて企画、とのことで、熱意の程も漲り、近年の同じ病気題材の韓国作品「私の頭の中の消しゴム」よりは、その混乱の過程と苦悩、傍らで支える相手との摩擦や絆が、臨場感を持ってリアルに伝わってきた感。妻との濃密さに重点にしても、一人娘に与える病気の波紋が省略されているのがやや不自然にも思われたり、不要では、と思えるファンタジー部分の箇所も。

樋口可南子は見かけたのは「沙羅双樹」以来ではあったけれど、以前の片岡義男原作の「湾岸道路」('84)での内面を描かないクール、無機的な八頭身美人の役のインパクトが残る人だったけれど、今回の戸惑いつつも気丈な妻役で、この人の持つ情感が感じられたり。及川光博のムードに、形式的な接触では微妙な患者の感情を逆撫でしかねない風情の医師役、がフィット。管弦楽の静かなテーマ曲。(http://www.ashitanokioku.jp/「SAYURI」

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