2007/9/29

Music Lovers 杏里・伊達公子  音楽

日曜の「Music Lovers」は「SONGS」に続いて杏里、ゲストは杏里ファンの元プロテニスプレーヤー伊達公子、宮迫博之。

トークを挟みつつ歌ったのは、「オリビアを聴きながら」、「SONGS」同様バラードバージョンでの「悲しみがとまらない」、「夜空ノムコウ」、映ったのは一部だけれど「SUMMER CANDLES」。「夜空・・」は、忘れた頃に誰かが歌うのを耳にする曲。

緑のシックな装いの伊達公子、10年程前引退以来、ドイツ人レーサーミハエル・クルムと結婚のニュースは聞いたけれど、見かけたのは久方。一時期結構テニスの試合を見ていて、日本人選手では松岡修造と共に注目、だった。外人選手のようなパワフルさはなく、体格もルックス的にも華、というより楚々、地味な爽やかさ、でも球の跳ね返り際を叩くライジングショットでの敏捷さで外人選手に臨む姿にどこか声援、という感で。

一番印象的なのは’96ウインブルドン準決勝で、女王シュティヒィ・グラフとの試合。日没で2日に渡る熱戦で結局2−1で破れたけれど、2セット目サーブ前張り詰めた中不意に観客席から「シュティヒィ、僕と結婚してくれ!」という声が挙がり、一挙に緊張が崩れ、グラフも苦笑いで「あなたお金はいくらもっているの?」と叫び返して笑いが起こる一幕。その後、伊達側が6ゲーム連取、逆転で2セット目を取り返し、あの勢いのまま3セット目が持ち越しでなく続いてさえいれば、という惜しい試合でもあった。

何の拍子かで買った「ラストゲーム」という伊達公子エッセイでもその時の事を、グラフが脱税で騒がれていた頃で、半分本音も?と同情、関西人の端くれなので「私じゃだめなの?」と突っ込みたい衝動にかられたけれど、叫ぶ勇気がなかった、等と触れていて、私はその時の逆転を、グラフに集中する注目への意地、とも感じたのだけれど、そういうことを考えられる位リラックスしていた、らしく、やはりあの頃が彼女の絶頂期、だったかと。

久方に開いてみると、エッセイでは最初の方に「『フォーカス』なんて大っ嫌い」というタイトルで、中井貴一とのスキャンダル、そういう話もあった。彼女によると、テニス好きの中井貴一が仲間ぐるみで応援していただけ、との事ではあるけれど(互いに何らかの好意はあったにしろ)、書かれ方に対する率直な憤り、傷つき具合が語られて、各項目後ろの短い担当者メモからも、怒り、落ち込み具合が偲ばれる。多少性格にもよるかもしれないけれど、この種の降りかかる有名税に対して、スポーツでの精神力や試合の駆け引きの力があるからといって、芸能人のような受け流す術、とは当然、異種だろうとは。

番組トークでは杏里・宮迫の盛り上がり中心で、余り語るシーンはなかったけれど、久方の姿にそういう事が頭を過ぎったりも。テニスといえば「エースをねらえ!」、志賀公江の漫画「スマッシュをきめろ!」等郷愁。映画では最近では「ウィンブルドン」('04)、「テニスの王子様」は未見、昨年のウディ・アレンの「マッチポイント」は、余りスポーツ自体とは関連なかった。(http://www.ntv.co.jp/mlovers/b_number/b_number.htmlSONGS 杏里、桑田桂祐

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2007/9/27

山下清展  文化・芸術

先日「トプカプ・・」の帰途ついでに上野の森美術館での「山下清展」に。貼絵、ペン画、油絵、遺品等約170点の展示。

これに寄ったのは、興味も多少あったけれど母と一緒だった、という事も。母は数年前足の付け根の骨折の際手術、数ヶ月入院後、杖を持ち足早には歩けないものの、日常生活には全く支障はないけれど、今一番軽度の認定で障害者手帳を持っていて、国立、都立等の美術館には本人+同伴者1名無料で入場出来る。

それに気付いたのは昨年、それを活用、というか、そんなに美術に特に興味ある訳ではない人だけれど、一緒に行った方が実質経済的、気分的にもお得感+本人の気晴らし的に親孝行という満足、という事も。たまには映画も一緒に行くけれど、大抵の映画館では手帳提示で本人+同伴者1名が各千円、というのは最近知った(http://www.ricoh.co.jp/shuwa/qa/waribiki.html#)。

展示を見た事はあったと思うけれど、今回程の規模は初めて。また、多くを占める貼絵の恐るべき細かい作業の綿密さ、には今更ながら驚き。ナレーターが”山下君”と呼ぶ本人のランニング姿での創作風景、生涯の足跡を追った30分の映像も。

目に残ってカードと小さな額絵を買ったのは、「日本のゴッホ」と呼ばれることもあるらしいけれど、ゴッホのアルル時代の作品を思わすような鮮やかな色彩の「スイスの町」「スイス風景」

知的障害児施設「八幡学園」の、あくせくしない環境でこそ開花した才能。ジミー大西が敬愛者、として挙げている、と。映画は未見だけれど「裸の大将」山下氏の牧歌的な風貌、今の日本では、お伽話のようではある。昨夜「SONGS 米米クラブ」録画。(http://www.ueno-mori.org/special/2007_yamashita/index.html

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2007/9/25

トプカプ宮殿の至宝展  文化・芸術

上野の東京都美術館での、トプカプ宮殿博物館とトルコ・イスラム美術博物館所蔵の約140点の展示、昨日最終日に。かなり混雑、という程でもなかった。

以前トルコへの旅でのトプカプ宮殿見学時は、東洋の陶磁器類が多かった覚え、でも今回金、宝石をあしらった豪華な装飾品の数々等、予想より結構多彩な展示で、出かけた価値はあったかと。カードを買ったのは、中央に大きなエメラルドの「ターバン飾り」と、琵琶のような「ラヴダ」という楽器の写真。

小さな器具や刷毛のついたハエ追い、タオル等日用品にも金、七宝、金銀の刺繍糸等ふんだんに使われ、スルタン達の優雅な生活ぶりの名残。ギフトコーナーでは馴染みあったトルコの小物、食器類も見かけ、一緒に行った母と懐かしんだ。先月DVDリリースになったイスタンブールの音楽ドキュメンタリー「クロッシング・ザ・ブリッジ」を借りたものの、多忙もあり未見のまま返却したのだった。

やはり気になっていた来週月曜までのジプリの絵職人「男鹿和雄展」は電話してみたら、休日でもあって3時間待ち、とのことで断念。ここの所新聞は政界変動ニュースが目に付くけれど、先日、前に触れていた「トトロの森」保全に前進、との記事があった(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news)。一昨夜「Mラバ 杏里」録画。(http://www.asahi.com/topukapu/index.html「トルコの旅7」)。

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2007/9/23

出口のない海(’06)  日本

先月半ば頃放映の録画を見た佐々部清監督作品。この原作は未読、やはり佐々部作品「半落ち」の横山秀夫の小説。太平洋戦争末期、人間魚雷「回天」で特攻隊出撃した若者の姿を描いた戦争ドラマ。

ほとんど直接的な戦闘シーンはなく、潜水艦、魚雷内、回想シーンで心情を追う静かな戦争映画。主人公が甲子園投手、出撃の合間のキャッチボールシーン等、前に多分TV特集か何かで見た話が重なり、検索すると、特攻出撃前に10球のキャッチボールをしてそれが全てストライクだった、という実在のプロ野球選手石丸投手の話で、未見だけれど映画化(「人間の翼 最後のキャッチボール」('96))もされている、と。

軍上部のベテラン俳優陣の張り詰めた空気に対して、セピアの色調で割と淡々と、主人公市川海老蔵らの家族や恋人への思慕、出陣への純粋な意気、未出撃に終わった無念さや、(海の棺桶とも呼ばれていた覚えがある)「回天」に乗る運命に対する醒めた思い等、揺れ動く心情、が程々の距離で描かれ、色々物足りないと言えば物足りないかもしれないけれど、近年見た戦闘シーンの多い「男たちの大和・・」等に比べて数段劣る、とも思えなかった。今の日本では、今日新総裁誕生らしい。(http://www.amazon.co.jp/%E5%87%BA%E5%8F%A3%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%

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2007/9/21

SONGS 杏里、桑田佳祐  音楽

一昨夜の「SONGS」は杏里、一時期彼女に曲提供もしていた海系ポップスの角松敏生と共に、結構馴染んだシンガー。前に離婚時のトラブル報道の覚え、近年リー・リトナーと婚約話があったものの破局説も。今は亡きお父さんが海が好きで子供時代よく連れられてきた、という湘南の片瀬海岸や江ノ島を散策しながら想い出を辿り、その海の思い出が自分の歌の原点、と。

歌ったのは「オリビアを聴きながら」、メドレーで「GROOVE A・GO・GO」「「嘘ならやさしく」「最後のサーフホリデー」「CAT’S EYE」、「悲しみがとまらない」「優しい雨」

「オリビア・・」は提供者尾崎亜美版も良かったけれど、やはりこの人の代名詞、の感で改めてこれ程乙女ティックな曲も珍しいかも。「優しい雨」は作詞の小泉今日子版で覚えあり、杏里カバーは初耳。録音も割とあると思うけれどマイベストは「MORNING HIGHWAY」

また8月末に、同じ片瀬海岸辺り湘南ベースの桑田佳祐ライブ、海岸でのカップル+本人が様々な役を演じるショートコントを挟みながら、歌ったのは「波乗りジョニー」「こんな僕で良かったら」「MERRY X’MAS IN SUMMER」「男達の挽歌」「明日晴れるかな」「真夜中のダンディー」「ROCK AND ROLL HERO」「祭りのあと」「風の詩を聴かせて」。

ソロになってからの曲は余り馴染み薄いけれど、「風の詩を聴かせて」は最近「LIFE 天国で君に逢えたら」テーマ曲として馴染みが。歌声は久方だったけれど大御所、というにはラフな大らかさ。サザン時代では、研ナオコに提供の気だるげな味の「夏をあきらめて」、原由子の曲名未だに謎の「アイコ16歳」挿入歌等、マイベストは「別れ話は最後に」

この湘南の辺りは、初めて来たのは関西在住だった大学時代最後、一緒に旅した今は故人の友人は、湘南、と言えば、ブレッド&バターやユーミン等の私とは違い、やはりサザンの世界、と言っていた覚えが。その後は一番最近では辻堂に友人一家が住んでいた時行った以来で、映画やドラマでは見かけても、随分足を運んでいない。(http://www.nhk.or.jp/songs/archive/index.htmlhttp://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=701&date=2007-08-25&ch=21&eid=32107

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2007/9/20

裕木奈江  分類なし

(昨日英検・・の方にも書いたのだったけれど)一昨夜久方に「英語でしゃべらナイト」という番組を見たら、ゲストが裕木奈江。ドラマ「ポケベルが鳴らなくて」は微かに覚えがあり、昔結構バッシングされていて、割と線が細いイメージの人だったけれど、今37才、ギリシャ留学、アメリカでの生活等経験、イーストウッドやデヴィッド・リンチファンで、手紙、履歴書等で積極的にアプローチ、余り気に留めていなかったけれど二宮和也の妻役だった「硫黄島・・」、「インランド・・」出演にも繋がった、というやや意外な近況。

ハリウッド進出女優と言えば、「ヒマラヤ杉に降る雪」も見に行ったし工藤夕貴も注目していたけれど、日本拠点に戻ったのかと思っていたら、先月アメリカで公開の「ラッシュアワー3」に真田広之らと共に出ている、と。(http://www.nhk.or.jp/night/

このダイアリーについて、最近少し思う所あり、書いておくと、元々私は様々な背景はさておき映画・音楽ファンという共通項での交流が目的でMB欄に参加始めたもので、現状スレッド上でのやり取りという形もほぼなく、この映画スレッドに連結のダイアリーは、それでも自分にとってはそういう意向の延長なので、ダイアリーへのスタンスは人それぞれの考えで運営、とは思うけれど、やはり自分にとって印象に残った一期一会、のつもりで、改めて、という事でもないかもしれないけれど映画・音楽等エンターテイメントのトピックを中心に、重ねていこうと。

ブログトークのスレッドとの連結、という形が、いまだに中途半端、とは思い、他の方のダイアリーを見て、折に思う所あってどこかに記憶として残っても、スレッドと違い、ダイアリーの性質自体表立った表明ではないし、その反応の形、というのも、タイミング等取りづらく、逆にいつか自分が書いたトピックを念頭の記述かも、と勘違いもあるかもしれないけれど反応(・配慮)を感じる時はあったりはして、それはそれでいい瞬間ではあるけれど

基本的に自分のためのものだし、もう少し気楽に、たまにメモ的に日常の事でも、とも思うけれど、匿名での(意図不明の)単なる顕示、人への粗雑さやハッタリの類も嫌で、それでどう、という事もないけれど身元も出したし、自分の塾講師で英検の勉強をしている日常にそれなりの出来事はあっても、この場であえて人の目に晒す価値が!?と思えるトピックは少ないし、とりとめもなく書いていて、なし崩しに愚痴のはけ口のようになってしまうのも嫌、という事もあり、で。

これまでも書く際、スレッド含め大雑把に言って、楽しい事も不快な事もありつつ筋を通してはきたつもりで、でも読みそうな方のスタンス、目を気にしてこなかったかと言えば嘘になるし、今後も内容を目にして、色んなニュアンスで同感も、不快に思われる事も、とは思うけれど、ここまで過ごしてきてそういう事も含め、配慮という段階をおいて、自分の趣向で現状書かないと意味・価値がない、と判断の事は書いていこうと。

本来心の負担を伴ってまで書くものでもない、また自分が気にする程よりは人にとってはどうでもいい事なのだろうけれど、投稿やコメントという形はなく頻度は不明でも覗いてくれている友人もいるようだけれど、スレッドへの反応等もまれにトラックバックがあったり感想のメールを頂く程度、今更ながら、寂しいものも。何か思う所あれば率直な所反応歓迎、ではあります。

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2007/9/19

BEGIN、夏川りみ、渡辺美里等  音楽

歌番組関係で少しまとめて、前回の「SONGS」はBEGIN。歌ったのは「涙そうそう」「恋しくて」「島人ぬ宝」「ここから未来をつくろう」。「涙そうそう」は、前に友人に故人の事を歌っていると教えられチェックした曲で、先日「みゅーじん」に出ていた夏川りみや、森山良子版の方で馴染み。

BEGINも夏川りみも、上京後、沖縄テイストの音楽に原点回帰、とのことで、故郷石垣島でのリラックスした様子。沖縄本島は2回旅したけれど石垣島は未踏、澄んだ海。沖縄民謡の三味線ベースのおっとりしたリズムは、原始的に懐かしい感覚。

また先月末の「みゅーじん」で渡辺美里、夏のコンサートへのこだわり振りの密着取材。この人と言えば、「My Revolution」につきる。売れる前の小室哲哉氏の勝負曲だった、と。

TK作品は、どちらも芸能生活は紆余曲折のようだけれど華原朋美や鈴木あみ等への提供曲で結構好きな曲が。マイベストは中森明菜の「愛撫」。大ファン、という程ではないものの好きな方のシンガーで、女性としては何だか無器用で幸薄い感が痛々しかったりしたけれど、安田成美とのドラマ「素顔のままで」は良かったし、何の拍子か写真集も買ったり、一時期結構スタイリッシュなアーティスト、と思っていた。

この曲は、TKサウンド+松本隆の詞+彼女の歌のドラマティックな個性のミックスで、インパクトあった曲。本当に最近、懐かしの曲番組が目に付く。懐かしいとばかり言っていても、ではあるけれど単純に以前の曲の方が、感情のひだを包むというのか、懐が深い豊かさが、とは感じる。(http://www.nhk.or.jp/songs/archive/index.htmlhttp://www.tv-tokyo.co.jp/m-jin/onair/070916.htmlhttp://www.tv-tokyo.co.jp/m-jin/onair/070826.html

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2007/9/17

生きる(’07)  日本

色々録画は溜まっているけれど、先週末放映の黒澤明ドラマシリーズ第一夜「天国と地獄」は録画し損ね、二夜目の先日廉価DVD問題でも挙がっていた作品の1つ、「生きる」('52)のリメイク版を。

映画版をビデオで見たのはもう随分前、詳細は薄れていたけれど、志村喬が演じた末期ガンに冒された市役所勤務の主人公役に松本幸四郎、現代風アレンジもありながら、夜の店やブランコで「ゴンドラの唄」を口ずさんだり、割と長く続く死後葬式での仲間内の本人の末期の回想シーン等、構成、細部結構重なる部分も。

主人公役は、今回の松本版よりオリジナルの志村喬の方が、内面の屈折感が滲み出ていたような印象、希望を与える若い女性役、深田恭子版の方がサバサバした風情ではあったけれど、映画版小田切みきは今思えばやや飯島直子風、でも初老の元上司の自分への執心に率直な戸惑いを見せる、そんなに違和感ない現代的イメージ。夜の街へ気晴らしに連れ出すやさぐれた男、映画版伊藤雄之助と今回の北村一輝は割と重なる雰囲気が。

地位を守るためには何もしないのが一番、という職場での時間が屍のよう、と気付くのは死が迫ったのを知ってからで、本人の資質が評価されるのは葬式の場、という皮肉、矛盾。心のひだを解しない一人息子との感情の距離、孤独感、元部下の彼女自身というより若さと力への羨望、市民公園というお役所のお荷物課題に最後につぎ込んだ、一個人としての真摯さ、その他、今改めて、目新しくはないけれど時を超えて、リメイク版ではあるけれど以前よりは数段、何かと考えさせられる余韻があった。昨夜「みゅーじん 夏川りみ」録画。(http://www.tv-asahi.co.jp/ikiru/

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2007/9/15

ザ・ライド(’03)  サーフィン映画

先日新作DVDリリースの日本では今年春公開のネイザン・クロサワ監督作品。久方のサーフィンもので、キャスト・スタッフ全てハワイ出身者によって作られた生粋のハワイ映画。若い世界チャンピオンサーファーが、ノースショアで波に飲み込まれた時、1911年にタイムスリップ、伝説のサーファー、デューク・カハナモクと交流したり、仄かな恋が芽生えたりしつつ時を過ごす物語。

主人公のスコット・デイビスはややジェームズ・フランコ等の面差しも重なる、ベビーフェイスの甘い風貌、デューク役のシーン・クワラの朴訥な野生味とのコントラストが。100年前のワイキキ、ホテルが1軒しかなく、当時の襟の詰まったシックなドレスのファッション、男物の黒いワンピース型水着、ごつい板のボード等、ノスタルジックな背景。

内容的には、伏線的後日談も用意された常套タイムスリップ物語、でも海辺の舞台+全編のハワイアン音楽が、まったりとしたムードのやや異色サーフ映画、そんなに切なさ、というよりカラリとはしているけれど「ある日どこかで」等思い出したりも。(http://www.glassymovie.jp/ride/

この監督はたまたま名が同じで特に故黒澤監督とは縁故はないようだけれど、今日の新聞に、黒澤作品に関して監督本人を著作者の一人と認定、死後38年有効の著作権によって、格安DVDの差し止め判決、の記事が。

著作権云々、廉価DVDについては色々意見もあるようで、私もたまに売り場が目に付けば格安DVDも手を出すけれど、黒澤作品も、利害関係のみでなく格調、という部分もあるのかもしれないけれど、定価の\6000レベルよりは、格安DVDによって、実質、広い映画ファン層の目に触れ易くなる方が望ましいとは思う。でもそういう鷹揚なエスプリは期待しにくそうではあるけれど、東宝が引き継いだ著作権は2036年まで保護、との判決、と。(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070914-00000114-mai-soci

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2007/9/13

チャールズ・チャップリン  分類なし

手元の英語教材中にチャップリンのトピックがあり、そう長い文ではないけれど、映画の仕事以前にコメディの一座にいて、路上生活者等序列関係の低いキャラクターを演じることが多く、その頃から階級主義に対する反発、もったいぶった上流階級の行動をからかいたい、という欲求を持っていて、うわべの富と贅沢で身を固めていた「独裁者」等、富が至上のものとは限らず、しばしば腐敗するものであると示す事に専心、等の内容が。

チャップリン作品は、昨年の夏図書館での上映会の「モダンタイムス」を見たのが久し振り、モノクロのサイレント映画が、かえって新鮮な感触だったのだった。昨夜「SONGS 杏里」録画予定が、多分政権変動の煽りで来週に持ち越しになっていた。(「モダンタイムス」

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2007/9/11

シャングリラV  音楽

一昨日、3月にチケット入手の「シャングリラV」へ。紫のシックなドレスで赤い花の籠を持ったユーミンが、白く煙る中央ステージに登場、ピアノで「グレイス・スリックの肖像」での、珍しく静かなオープニング。

「ようこそ輝く時間へ」「ハルジョオン・ヒメジョオン」「朝陽の中で微笑んで」「時のないホテル」「BABYLON」「12階のこいびと」、ラストの「Carry On]等は今までコンサートでの覚えが余りない曲目。そう言えば定番の「DESTINY」はなかった。白煙だったステージが瞬時にプールに変身、ステージで本人が改めて「これはコンサートでもシンクロでもサーカスでもない」と言っていたように、今回も歌と並行の息をつかせぬ目くるめくアクト。

好き嫌いはあると思うけれど、私は楽曲自体細胞に染み入るような愛着でその演出はシンプルでも派手でもどちらでももいい、という所。以前メイキング番組で練習風景もあったけれど、T、Uに比べて、本人も結構な高度まで、揺れる道具上で歌ったり、生身で身体を張ってサーカスアクトに参加、といういまだ”攻め”の気概、は感嘆、というか。

ただ、このシリーズでありがちかもしれないけれど曲よりサーカスアクトの方に注意がそがれ、「朝陽の・・」で、バラード曲の最中に、スリリングなアクトに拍手が、というのはやや違和感が。最も楽曲とアクトが調和している感がしたのは幻想的な海のバラード「Delphine」+ブルーの照明の中の2人のスイマーの優雅なシンクロ。

今回新曲「人魚姫の夢」がモチーフ、少年と海の精の触れ合いのコンセプトとのことで、でも直接の海の曲はこの曲位だったけれど、砂漠舞台の大らかなバラード「時はかげろう」と共に、どちらも前から好みの方の曲ではあったけれど、今回、気持の落ち着き場所を与えられている、という感だった2曲。

帰りにプログラムと、色んな衣装姿の7人のユーミンがモノクロで刷り込まれた薄いピンクのTシャツ購入。T、Uよりはややしっとり目の後味ではあったけれど、やはりどこか風穴が空いたような一時ではあった。


ユーミンと言えば、何度となく触れてきて、一言で言いにくいけれど、とにかく繊細な感受性の塊のような資質を、バイタリティで現実社会で開花させたある種の”正当な戦士”、という感の存在。もし映画、執筆等に進出すれば、当然気にはなるとは思うし、マルチな才能を発揮の人々はそれはそれで、でもこの人が音楽路線のみというのも潔いとは思う。小説は唯一「いちご白書をもういちど」という本で、多分彼女の著作の短編を知るのみ。

直接の面識などないのだけれど、身近での関連事項というと、子供の頃ファンクラブに入ったら会員No397番、まだ手作りで質素だった会報に何度か投稿が載ったり、ラジオで何度かリクエストをかけてくれたり、20代の頃FMのDJ番組で、相談、という訳ではないけれど、恋愛関連の少し微妙な心情を書いたリクエストハガキが読まれて「・・気持は、判りますよ。・・難しいかもしれませんが、幸せになって下さい、無責任ですけれど・・」とか答えてくれた事が浮かぶ。

また、先月暑い夜寝付けず本の整理をしていた時、「DAYDREAM」と名付けた自分で作った古びた冊子が出てきて、これが最も自分では身近に感じた事、という出来事だったかも。

もう20年程前、高校時代からユーミンの歌詞を訳し溜めて、折あれば会話教室等で知り合った外人等にチェックしてもらっていた中から、10曲の歌詞の英訳+その歌関連のエッセイと英訳+歌詞の中の日・英の語句、文法を辞書風にピックアップしてタイプ+手書きのコピーで冊子を作り、英語関連の友人や、日本文学の翻訳本を扱っている某出版社、当時会員ではなかったけれどユーミンファンクラブに配ったり送ったりしたのだった。

出版社からはしばらくして「今の所企画具体化の予定はありませんが、今後も活動されることを・・」等の旨の通知が届き、ファンクラブからは反応はなかったけれど、その後同じ年のIND’Sという音楽雑誌のユーミンと佐野元春特集の「Chart」という別冊の中で、10P分位「DICTIONARY」というコーナーがあって、A〜Z別に様々な日常、人物、歌詞等ユーミン関連の語句を解説していて、見た瞬間ただ、似ている、と。

いまだにその別冊も手元にあるけれど、それを見て、アイデアを取られた、という程の不遜さはなかったけれど、全く偶然にしてはタイミング的に奇妙な一致、で、もし何らかの関連があったならあったで、まあいい事かな、という程度ではあった、という事があった。

当時、冊子を見せた知人からも「作る以上自信を持って続けなきゃ・・」等と言われたけれど、結局あれきり、だった。訳していたのもその頃の「ダイアモンドダストが消えぬまに」位までで、その後緩やかに、ユーミンの曲からも遠ざかった。でも心のどこかに引っ掛かりはあって、後年1年程務めた、日本紹介の英語雑誌の小さな出版社の編集で原稿担当した時、ユーミントピックを提案、古株の上司は反応悪い中1Pの記事にはなったけれど、という事があったりしたのだった。

近年新曲はさておき、やはり出向くようにはなったユーミンコンサートの度に、リフレッシュ感、郷愁感、等と共に、クリエーターの存在自体と比べてどう、という次元でもないけれど、今更ながら、何がしの周辺変化による心境変化、にしても自覚はあるけれど何にせよ中途半端な自分、というものも思う事でも。

積み重ねて手元にあるものは大事に、とは思うけれど、それとは別に、やはり自分に何らかのケジメがついていないから、とも。そういう事は余り考えない方が、息はしやすいのだろうけれど、豊かな癒しの緩和剤、と同時にある意味カンフル剤、という向きもある一時の宴、と。今日で9.11テロから6年。先日ドラマ版「生きる」を録画。映画版を見たのは結構前。(http://www.yuming-fc.net/shangrila3/あの歌がきこえる「魔法の鏡」あの歌がきこえる「卒業写真」松任谷由実 THE LAST WEDNESDAYあの歌がきこえる「海を見ていた午後」プレミアム10 松任谷・寺岡・ゆず等

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2007/9/8

アズールとアスマール(’06) AOLブログトークスレッド0  ヨーロッパ

 スレッドマスター:- BLOG
アクセス数:2178
投稿日時 2007/9/8 12:06:08
更新日時 2008/3/7 10:40:16

公開中の「アズールとアスマール」は、フランスのアニメ、気になる作品の1つで、都内では渋谷のシネマ・アンジェリカで14日(金)までのようで、見てきました。

ミッシェル・オスロ作品は「キリクと魔女」以降、3年前、影絵アニメの「プリンス&プリンセス」を見て、CG駆使のアニメとは違う、素朴、でも洗練された味わいがあって気に入り、そのポスター(兼パンフレット)は今も壁に飾ってあります。昨年末「キリク・・」の続編もDVDで。

物語は、アラビア人の乳母に育てられたフランス王子のアズールと乳母の息子アスマールが、成長後、子守唄で歌われていた「ジンの妖精」を探しに中世イスラムの世界に旅に出る、という冒険ファンタジー。

私が見たのは字幕版でしたが、日本語吹き替え版は浅野雅博、森岡弘一郎、香川照之、玉井碧、岩崎響らが担当。感想は後(日)でと思います。

ご覧になった方の率直な感想、批評、コメントある方等、自由にどうぞ!(投稿でもメールでも結構です)



1 イスラム世界の彩り

投稿者:- 投稿日時 2007/9/9 11:46:04
更新日時 2007/9/9 12:00:10

この作品は、人物が3D、背景が2Dで描かれ、目元などやや少女漫画タッチを思わす部分もあったりしつつ、リアルな人物描写、シックながら鮮やかな色遣いの展開。オスロ作が初めてでも味わえると思いますが、折に「プリンス・・」でのような影絵、人々の群での「キリク・・」のような平面的、素朴な描写も交え、進化したオスロ作品、という感慨も。

風景の花々や樹木の精密さ、特に、イスラム世界のアラベスク模様の壁や小道具、ジンの妖精の広間のブルーの美しさが印象的。思えばイスラム舞台のアニメ作品、というのはこれまで見た覚えなく、実写作品だと、映像美的には概して渋め、鮮やかさというと「カンダハール」という作品での女性のまとう色とりどりのブルガという衣装が浮かぶ位ですが、

サイトで見た監督談では、貧富、西洋VS東洋・中東等身の回りの問題がテーマ、とのことで、青い目と白い肌のアズールVS黒い目・肌のアスマールの2人の主人公も象徴的、舞台の中世イスラムのモデルが北アフリカ、というのも、監督自身アフリカ出身でもあり、フランスの移民の大半が北アフリカ出身、という背景もあるようで、特にアズールと旅する一癖ある男(クラブー)の芝居がかった科白の端々に、西洋人のイスラム圏への偏見、醒めたシニカルな視線も。

やや綺麗に都合良くまとまり過ぎな感もしましたが、対立の融合、という願いも込められているような、お伽話らしいハッピーエンド。

最も視覚的インパクトがあったのは、公式サイト表紙等にもある、黄金色の砂漠を背景に、鮮やかな色彩の大きな鳥が飛んでいるシーン。吹き替え版もそのようですが、折に入るアラビア語の部分は字幕もなくそのまま流れたり、題材、色彩、音楽等独自のエキゾチックな味わいのフレンチアニメでした。
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2007/9/4

SONGS 玉置浩二  音楽

先週の「SONGS」は玉置浩二。グレイに染めた髪、やはり久方。歌ったのは「からっぽの心で」「ワインレッドの心」「田園」「夏の終わりのハーモニー」「惑星」。

アルバム「安全地帯U」録音テープがあった。この人と言えば石原真理子とのスキャンダル、薬師丸ひろ子との結婚、離婚等、俳優として今回少し流れた大河ドラマでの秀吉役、もあったのだった。安全地帯時代の「ワインレッド・・」「恋の予感」が双璧のマイベスト。「ワイン・・」は今の年代のこの人の歌の方がしっくりくる気も。いつか町内会のバス旅行で車内で歌おうとして、キーが合わず苦労の覚えある曲。

今軽井沢に住んで自然の中の暮らしが音楽にも影響、とか、故郷旭川で「惑星」のミュージックビデオ撮影エピソード等。北海道と言えば、先日美術展の帰りに、母と昨日までだった新宿伊勢丹の北海道展に行き、ソフトクリーム等食べ、豚丼やじゃがいももちを買って帰ったのだった。

北海道は友人、母と2度旅して、10年程前の母との時は3月で網走での流氷が目玉、ひたすら広がる雪景色、だった。その旅の名残もあり、百貨店での北海道展は広告が目に付けば出向くのが近年母との慣例。最近「白い恋人」騒ぎ等あったけれど、六花亭のチョコレート等馴染みだし、やはり豊富な食材。函館、夏の北海道等未踏でまた旅の機会あれば、という地の1つ。溜まった未見録画も、徐々に。(http://www.nhk.or.jp/songs/archive/index.html

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2007/9/2

フランス印象派・新印象派展  文化・芸術

8月、夏休みと共に一応多忙期終了で一息、昨日招待券があった今日までの松岡美術館での館臓品展示会へ。印象派と共にヴィクトリア朝絵画、ペルシア陶器展示等も。この美術館は初めて、地下鉄南北線での白金台も初、シックな街並み、通っていったプラチナ通り(外苑西通り)には、代官山でのようなオープンテラスのカフェ、小振りな数々のケーキ自体洒落た店等。

美術館自体、広いガラスごしに日本庭園の緑が瑞々しく、展示スペースも広大でもないけれど落ち着いたムード、混み合ってもいずゆったりとは鑑賞出来た。一番目に残ったのは、初耳の新印象派の画家アンリ・マルタンの「ラ・バスティド・デュ・ヴェール、ロット県」という森林、その中の家並みを描いた作品。雄大、柔らかな緑の光と影。カードでは色彩が紫がかっていて残念。

あとカードを買ったのは、ルノアールの子供の肖像画、ピサロ「カルーゼル橋の午後」等2枚、ヴィクトリア朝絵画で目に付いたチャールズ・E・ぺルジー二の「束の間の喜び」という、座って手にのせた蝶を眺める女性の作品。これはA4小ポスターも。あと展示会で行ってきたいのは「トプカプ宮殿展」「男鹿和雄展」等。来週東郷美術館で「ベルト・モリゾ展」も始まるのだった。

習性になっていた英検記録、傍から見ればどうでもいい事かとは思うけれどやはりどうも自分的にはここに書くのが別次元、の感で落ち着かなさが消えないし、別途ダイアリーを作成、そこに書いていくことに(http://diary.jp.aol.com/hadrwje9ec4y/)。左記リンク集、「資格・おけいこ」欄のスレッドからもリンクを。

ただテキストやラジオ講座等で、映画・音楽等絡みトピックがあれば、ここに書こうかと。先週末ものしり・・の洋楽は「フラッシュダンス」('83)から、アイリーン・キャラの「ホワット・ア・フィーリング」。ダンスシーンと共に懐かしいものが。

夏中ずっとスムーズ、でもなかったけれど一応朝10時〜仕事パターンで、せっかく朝型習性になったことだしこの生活パターンでなるべくリズム良く、とは。(http://www.matsuoka-museum.jp/

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