2007/9/23

出口のない海(’06)  日本

先月半ば頃放映の録画を見た佐々部清監督作品。この原作は未読、やはり佐々部作品「半落ち」の横山秀夫の小説。太平洋戦争末期、人間魚雷「回天」で特攻隊出撃した若者の姿を描いた戦争ドラマ。

ほとんど直接的な戦闘シーンはなく、潜水艦、魚雷内、回想シーンで心情を追う静かな戦争映画。主人公が甲子園投手、出撃の合間のキャッチボールシーン等、前に多分TV特集か何かで見た話が重なり、検索すると、特攻出撃前に10球のキャッチボールをしてそれが全てストライクだった、という実在のプロ野球選手石丸投手の話で、未見だけれど映画化(「人間の翼 最後のキャッチボール」('96))もされている、と。

軍上部のベテラン俳優陣の張り詰めた空気に対して、セピアの色調で割と淡々と、主人公市川海老蔵らの家族や恋人への思慕、出陣への純粋な意気、未出撃に終わった無念さや、(海の棺桶とも呼ばれていた覚えがある)「回天」に乗る運命に対する醒めた思い等、揺れ動く心情、が程々の距離で描かれ、色々物足りないと言えば物足りないかもしれないけれど、近年見た戦闘シーンの多い「男たちの大和・・」等に比べて数段劣る、とも思えなかった。今の日本では、今日新総裁誕生らしい。(http://www.amazon.co.jp/%E5%87%BA%E5%8F%A3%E3%81%AE%E3%81%AA%E3%81%

クリックすると元のサイズで表示します
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ