2007/10/3

ミヨリの森(’07)  日本

8月下旬に放映、ジプリ作品の美術監督等務める山本二三が監督でフジTV製作のアニメ。原作は小田ひで次の漫画。ヒロイン役の声に蒼井優、とのことでも気にはなり録画していた作品。男鹿展で思い出したという訳でもなかったけれど未見で、この機会に、と。

両親の不和で父の故郷で祖母と暮らすことになった、やや世をすねている意地っ張りなヒロインと森の精霊達の交流を描くファンタジー。風景はそれなりにファンタジック、でも男鹿作品よりは細部雑な感も。精霊の中では、まどろみながら一人で泣く少女に寄り添い涙していた”モグラ”、個性的”ワシラシ”等が印象に。

ファンタジーではあるものの、祖母との妙なよそよそしさ、微妙な立場の母が訪ねてきてもてなす場面等不自然な所も。少女が精霊、森自体に愛着を持っていく過程は緑の自然の中、ほのぼのするものもあったけれど、やはりジプリ作品ヒロイン的に、終盤カリスマ的パワー発揮、はどうも浮いている感で、この作品では正義感の強い等身大少女、のままで終えて欲しかった気も。

莫大な製作費、長期の製作年数、でも結構酷評も見かけ、テーマも特に目新しいものでもないけれど、自然破壊か保護かという場で”こちらも生活がかかっている”という大人の原理、生活という現実自体、その人々なりの道程があるにしても、

開発業者の手回しで、いたら基準に差し支える絶滅危機品種の鳥を抹殺、という(現実というより象徴的ではあるけれど)仕事に至った精神面の人々の、生活、早く片付けてビールを飲みたい、という都合・欲求の前には、その場所での森を守りたい、というまっとうな思いが”奇異”にされたり、という不条理パラドックス、等改めて感じた事でも。蒼井優の、声だけ聞くと、こんなトーンだったかと。(http://www.fujitv.co.jp/miyori/index2.html

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