2007/11/2

アルゼンチンババア(’07)  日本

先日新作DVDリリースの長尾直樹監督作品。よしもとばなな原作を春に読んでいて、「ゲド戦記」返却の時新作で出ているのを見つけたので。母が亡くなり、父が謎の女アルゼンチンババアと暮し始め、戸惑うヒロインの家族ドラマ。

田園に立つアルゼンチンビル、全体に緑が基調の映像は普通に綺麗。音楽もタンゴ等バックに、スパイスが。原作の印象では、浮世離れした懐の深さ漂うババアには、鈴木京香は美しく洗練されすぎ、で、あえて考えれば萬田久子等だったら、と。原作では、ヒロインが自然とババアの世界に馴染む成り行き、本作ではそれよりも父を巡る反感が続き、ある意味現実的な脚本、でもばなな世界の理屈のない陽だまりのような癒しの和みのムードは、「キッチン」等の方が感じた。

掘北真希は「きみのゆびさき」以来、原作にはなかった設定の鍼治療院で働いたり、母を一人で看取った心情、父とババアの関係への複雑な気持等、等身大の女子高生は演じていたと思うけれど、ばなな作品のヒロインの、どこかフワっとした寂しさやクールさを表わすには、少し硬かった気がした。原作を読んだ頃を思い出したりも。(http://www.arubaba.com/アルゼンチンババア('02)よしもとばななキッチンkitchen キッチン

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