2007/11/24

クロッシング・ザ・ブリッジ(’05)  その他

日本では昨年公開のドイツ・トルコ合作のファティ・アキン監督作品。夏に新作DVDリリースの時レンタルしたものの、多忙で未見で返却していて再度。音楽担当のドイツのミュージシャン、アレクサンダー・ハッケがイスタンブールの色々な音楽シーンを辿っていくドキュメンタリー。

東西文化が融合するエスニックな活気の街を背景に、8分の9拍子という独自のリズム、ヒップホップ、「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」でも見られた伝統的な旋廻舞踊セマ等ともリンクする、トルコ音楽の多様性。元々東西の対立、というのはソ連崩壊後危機感を作るためアメリカが煽ったもので、世界の東西の境界など本来不明確、という象徴的な感のコメント。

印象的だったのは、長い間迫害、制圧を受けてきたクルド民族の音楽には、挽歌が多く、哀しみを歌ったものが多いとのことで、女性シンガーの浪々と響く歌声。トルコ語での歌の方が、英語の歌詞よりも感情が湧き出る、という旨の女性のコメントもあったけれど、日本では演歌ジャンルになるのか、何とも言えないエキゾチックな哀愁。

クラリネットに似たもの、琴のような母体を両手の細い棒でたたくもの等、独自の音色を出す楽器類も味があった。2本あるはずのトルコのシンガーのテープは行方不明のまま。折あれば探そうと。(http://www.alcine-terran.com/crossingthebridge/「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」

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