2007/12/31

武士の一分(’06)  日本

昨夜放映録画を見た山田洋次監督作品。他に途中の録画もありつつ、木村拓哉主演、また、原作は未読だけれど「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」「蝉しぐれ」と見てきていた藤沢周平シリーズで、少し気になっていた作品で優先。幕末、毒見という役目のため失明した下級武士が、妻との暮らしをかき乱され、復讐に挑む姿を描いた作品。

妻役壇れいは、このシリーズだと「たそがれ・・」での宮沢りえに通じるような、控えめながら芯のある物腰、正統派美人女優という感。笹野高史がさり気ない温か味の渋い味。注目のキムタクは映画では「2046」以来、いつか、松たか子は直球だけでも、彼はどんな球でも投げられる、とか評を見た事があって、時代劇での彼は初だけれど、微妙な夫婦愛の情感、剣さばき等武士ぶりはやはり芸風の広さ、とは。

武士の、というには少し違和感があり、むしろ心身傷つきつつも”夫(男)としての一分”を守るべくの闘い、という感もして、このシリーズでは、最も地味というか庶民的コンセプトかも。人として譲れない一分、筋、守るべき価値というようなこだわりが希薄、そういう気概のキープに労力がいる現代の日常、問いかけられるものが、とも思う、話題作の一つだったようだけれど、殺陣・切腹シーン等あえて余り最近食指の動かない時代劇ジャンル、ではある。後味は普通。昼過ぎ一応仕事納め、昨年末同様母と「ラクーア」へリフレッシュに。金曜夜「ローレライ」、土曜夜「ユーミンフィルムズ」「菅野美穂インド・ヨガ聖地への旅」録画、昨夜「ETV特集 中原中也」はオンタイムで。(http://www.ichibun.jp/「2046」

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2007/12/30

みゅーじん TM NETWORK   音楽

やはり見ている途中の録画もありつつ、先週日曜の「みゅーじん」はTM NETWORK。再活動のライブ、レコーディング、小室氏が19才の頃、夭折したシンガーに提供していた初々しい詞を発掘、曲を付けたり、等の様子。TM自体はほぼ無縁で馴染みなく、聞き覚えあったのは「GET WILD」位。今年は熟年バンドの再結成、再活動というトピックが結構目についた。

渡辺美里の時に書いていたようにマイベスト小室作品は、松本隆作詞の中森明菜「愛撫」。鈴木あみへの、サビが耳に残る「OUR DAYS」等、声質やつたない歌唱力なりに似合った感の好きな曲もあって、聴かせるシンガー等でのカバーがあれば、とも。

一応明日まで仕事、もう「紅白」の時期で、余り気に留めていなかったけれど演奏曲チェックしてみたら、注目は寺尾聡「ルビーの指環」、徳川英明「恋におちて・・」、秋川雅史「千の風・・」位。布施明は「君は薔薇より美しい」より「積木の部屋」かやはり「シクラメン・・」、一青窈は「ハナミズキ」なら「もらい泣き」にして欲しかった。一昨日「日中交流年グランドフィナーレコンサート」録画し損ね、今再放送予定もないようで、残念。(http://www.tv-tokyo.co.jp/m-jin/onair/071223.htmlBEGIN、夏川りみ、渡辺美里等

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2007/12/28

7月24日通りのクリスマス(’06)  日本

月曜夜放映録画を見た村上正典監督作品。原作は吉田修一の小説。大沢たかお出演、との事でも気になっていた作品。長崎で市役所勤めの地味な女性が、コミックで知ったリスボンの街を妄想で行き来しつつ、悩みながら本当の恋に目覚めていくファンタジックな純愛もの。同じスタッフ製作だったらしい「電車男」の女版、とも。「電車男」マドンナだった中谷美紀が、一転して地味なヒロイン。

珍しい、メガネの地味な中谷、そして上野樹里。内面の感性は豊かでナイーブ、でも”華”に欠け自分に自信の持てないままに、本来高望みの相手との恋にも、臆病で、逃げ腰。クリスマスの時期というロマンティックさ、「ウィンター・ワンダーランド」「サンタが町にやってくる」 等X'masソングを背景に、前半恋に恋する感覚、久方の淡い少女コミック的世界的、妥当なハッピーエンド。比べれば同じ漫画的でも「電車男」主人公の方が、まともに体当たりで素朴な奮闘振り、だった気も。

やや夢見がち過ぎ、でもそれなりに悩む乙女心、「間違ってもいいじゃない、諦めたら、楽だけど、何も、ない」という勇気を奮わす中谷の上野樹里への科白が、少し苦く残ったり。折に触れ彼女を励ますリスボンの父子は、後で思えば、人から見れば他愛ない「夢」の「現実への励み」の象徴、とも。

もう少し、現実と夢想のシーンのメリハリがあったら、とも思ったけれど、坂道や路面電車等ムードが似ている長崎とリスボン、そういうコミックの世界入り口での憧れは、自分も子供時代竹宮恵子「空が好き!」という作品で、いまだに未踏だけど、パリの裏通りとか階段、小道、広場とかに憧れたりした頃が、とか遠い郷愁も。思春期でのコミックというものの、侮れないパワー。

ヒロインの父小日向文世、恋人YOUが自然でいい味。「Life 天国で・・」以来だった大沢たかおは、特に彼でなくても、とも思ったけれど、彼とリスボン(ポルトガル)というと、ドラマ「深夜特急」の沢木役で、ヨーロッパ西端の岬で旅の末期を感じるシーン彷彿も。今手元の沢木小説「血の味」は4分の1位までで、年を越しそう。(http://www.724-christmas.com/index.html

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2007/12/27

クリスマスの約束  音楽

やや多忙、見ている途中の録画もありつつ、昨年やっと初めて見たクリスマス恒例の小田和正ライブ番組、今回は一昨夜オンタイムで。ゲストはTHE BOOMの宮沢和史、さだまさし、くるり、佐野元春、矢井田瞳。演奏曲は「たしかなこと」「こころ」「中央線」「風になりたい」「秋桜」「woh woh」「たとえば」「恋バス」「Jubilee」「恋バス」「SOMEDAY」、母校早稲田のグリークラブに提供した合唱曲「この道を行く」、「ダイジョウブ」。

オフコース時代の曲は、早稲田で学生達の前でピアノで少し歌っていた「言葉にできない」だけで、残念。一番耳に残ったのは宮沢和史とのセッション「風になりたい」。これはTHE BOOMの骨っぽい沖縄テイストの「島唄」と共に、楚々とした、割と好みの曲だった。

さだまさしとのオフコースとグレープ時代の昔話とか、先日に続き山口百恵の、さだ作品「秋桜」小田版、ややミスマッチな感もした佐野元春との、自分の事を歌っている気がした、という「SOMEDAY」セッションもこういう場ならでは、という感慨も少し。

小田さんも今年還暦、とのことで。姿は昨年のこの番組以来だったかもしれない。今回も客席では、ハンカチで目を押さえる女性の姿。声(質)、存在自体、本人の意識はさて置き、ある種の感性への、ストレスの蔓延る日常の中の癒し、激励、というのかオアシスでは、と改めて。

このライブは特にクリスマスの曲を、という訳ではなく、マイベストクリスマスソングは決められないけれど、今年浮かんだのは稲垣潤一の「クリスマスキャロルの頃には」やユーミンでは「3−Dのクリスマスカード」、あと女性ボーカルの「クリスマスには帰ってくると・・」のような一部だけが浮かんで全体、曲名が思い出せないバラードがある。(http://www.tbs.co.jp/program/promise_20071225.html’06年クリスマスの約束

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2007/12/26

スイミング・プール(’03)  ヨーロッパ

先々週土曜夜放映録画を見た、フランス・イギリス合作のフランソワ・オゾン監督作品。行き詰った女流ミステリー作家が、出版社社長の勧めで南仏の彼の別荘を訪れ、現れた社長の娘との駆引きを描くサスペンスミステリー。

同じシャーロット・ランプリング主演のオゾン作品、海辺で行方不明になった夫の幻を追うヒロインの「まぼろし」('01)が、割と印象に残る作品だったので、これも気にはなった。創作に没頭したい堅い中年作家、当初煩わしかった奔放な若い娘への、作家としての好奇心が芽生え、別荘のプールを舞台に事件が起こり、そこら辺から現実と幻想が錯綜、ラストに登場人物の身元・存在自体覆りかねないどんでん返し。

外界から離れた静かな自然の中の別荘、2人の女性の刹那的・官能的でもある時間の流れ、短い夢の断片のような、後味。現実と幻想の錯綜は似ていても、「まぼろし」の方が、喪失感という筋での一貫した情感があって、ランプリングの演技も深みがあって、脳裏に残る作品、という感。

一昨夜「手紙」録画。時間重複の「ETV特集 熊井啓・戦後日本の闇に挑む」はオンタイムで見た。昨夜「7月24日通りのクリスマス」録画。マイベストクリスマス作品はいまだに「34丁目の奇蹟」('47)。リメイクもあるけれど、やはりオリジナルの方が素朴な夢が広がる風味が。(http://www.gaga.ne.jp/swimmingpool/

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2007/12/25

みゅーじん 宇崎竜童  音楽

先週日曜の「みゅーじん」は宇崎竜童。もう61才、と。俳優としては春頃放映の「どら平太」で見かけていた。ライブ、裏方として親友岩城滉一の歌手活動再開の後押し、大学時代の仲間とのアマチュアとしてジャズバンド活動風景等。岩城滉一は「北の国から」以来かと思うけれど、以前宇崎竜童が曲を提供、歌手デビューしていたというのは初耳。歌ったのは「DOWN BY THE RIVERSIDE」、 宇崎版は初の山口百恵への提供曲「Rock'n Roll Widow」「さよならの向こう側」等。

自曲はやはりダウン・タウン・ブギウギバンドの「港のヨーコ・・」がインパクト、でも、宇崎&阿木コンビ作品のマイベストは双璧で、やはり山口百恵「夢先案内人」「さよならの向こう側」。今回、「さよなら・・」を歌う前に、百恵作品について、多くの”変化球”を投げていたけれど、最後に”直球”を投げたのがこの曲だった、とのコメントが印象的。ある種心洗われる、伝説の曲。

引退当時「蒼い時」は文庫を買って読んだ。前にどこかで書いたように、色んな意味で一本筋の通ったアイドル、のイメージ。百恵&友和コンビ作は以前幾つか見たけれど、今年夏頃文芸シリーズ「潮騒」「絶唱」「風立ちぬ」等放映録画、やや面映いものもあり未見だった。一昨夜「みゅーじん TM NETWORK」録画。(http://www.tv-tokyo.co.jp/m-jin/onair/071216.htmlどら平太(’00)

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2007/12/23

フィラデルフィア美術館展  文化・芸術

先日、明日までの東京都美術館での同展へ母と。写実〜印象主義、モダン・アートの流れの中の77点の展示。気にはなりつつ期限も迫り、行かないと後悔しそうで何とか忙しない合間に。

結構馴染みの画家の作品も多く、帰りに買ったカード15枚。モネ、ルノアール、ユトリロ、アンリ・ルソー、マティス、ピサロ等。ジョージア・オキーフは、多分10年程前SFでの美術館以来で、珍しく少し感慨も。初耳の画家で目に止まって入手したのはサージェントの「リュクサンブール公園にて」とロベール・ドローネの「エッフェル塔」。

一番インパクトは、以前どこかで見てカードもあるはずのルノアールの「ルグラン嬢の肖像」。そろそろ賀状の時期、カード+年賀切手パターンも多く、今回使用用に2枚買ったのはマティスの「テーブルの上の静物」という明るい色調の作品。解説映像で、同美術館へ向かう人々が走っていて、「ロッキー」名シーンの、ここの階段を駆け上がって街を見渡すのを真似ている場面も。(http://www.phila2007.jp/

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2007/12/22

それでもボクはやってない(’07)  日本

今年公開の周防正行監督作品。前周防作品「Shall We ダンス?」は、大貫妙子テーマ曲でもあり、関連本も読んだりして、結構好感度高かったし、久方の新作、痴漢冤罪という題材はさておき、見てはおきたい、と気になっていた作品。

重罪の冤罪を扱った作品はあっても、電車内での痴漢行為の疑い、という誰もが日常で巻き込まれかねない設定、誇張はあるにしても、少し気弱な者だと心が破壊されてしまいそうな、主人公の警察での人権無視の不条理な扱い、精神的プレッシャー。「硫黄島・・」以来、フリーターという設定の加瀬亮の、困惑の青年ぶりが割とリアル。

まともに正論で頑張る事に相当労力がいる場所、そういう所で潔癖にムキになっても、誰か理解者はいるにしても、余り利口ではないと判っていつつ、程度の差はあれ自分でも職場等覚えあることだけれど、否応なくそういう極端な立場に追いやられた主人公。真摯さが見下げられる、取調室という”密室”、社会に潜む怖さ。口に出す釈明自体口惜しい、それでもやってない!という叫び。正義感とかって、余りこだわると息がしにくい資質、でも、そういう部分がジクジク疼き腹立たしいものが。

実際同様の立場の人が、劇中のように、再現映像を作ってアピールした、というようなドキュメンタリーを結構前に見た覚えがある。一歩一歩の地味な作業。辛い中、自分を信じて応援・協力してくれる、もたいまさこ演じる母、周囲の人々の支えもあって、裁判という形で戦っていける、という人間関係の絆、も描かれていたけれど、担当裁判長が交代したり、「疑わしきは罰せず」の鉄則とは思えない、正しい者が勝つとは限らない社会(のしくみ)、裁判制度の問題、ドキュメンタリーとしたら妥当、かもしれないけれど、結末的にも重苦しい後味だった。

実際の裁判傍聴経験はないけれど、今年見た中では「ゆれる」でも法廷シーンがあったけれど、弁護VS検察の応酬の妙等とは別の部分で、どうも、陰湿な、感情逆撫での揚げ足取り、の後味が残り、余り好きなジャンルじゃない。しばらく見ていないけれど洋画の法廷劇は、もう少し客観的な理論の攻防、という感が。

「被害者」である中学生女子役柳生みゆは、「風の絨毯」のヒロインの子だったのだった。彼女の、彼を駅で弁護した女性についての証言が、終盤現れた当人の証言で、明らかに矛盾で嘘、等思ったりはしつつ、かなり取材を積んでの製作、とも聞いた事があって、練り上げられた法廷劇かもしれないけれど、役所・竹中等の顔ぶれはあっても、知らずに見たら多分、周防作品とは思わなかった。この作品が、今回アカデミー賞外国語映画部門の日本代表らしいけれど、私は昨年の「フラガール」のテイストの方が、納得だった。(http://www.soreboku.jp/

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2007/12/21

ファースト・ディセント(’05)  アメリカ

先日新作DVDリリースのケビン・ハリソン監督作品。名スノーボーダー5人が、聖地アラスカで前人未到の急斜面に挑む様子を追ったドキュメンタリー。サーフ映画感覚で気になった作品。

とにかく山の頂上から、60度以上の急斜面を、落ちるように滑ってくるライディングは圧巻、サーフィンのビッグ・ウェーブの波の壁を落ちてくる瞬間が、ずっと続くようで、斜面のどの位置を滑るか、というライン取りも必要で、サーフィンよりは持久力・判断力がいるような。雪崩との競争シーン等もあって、危険と隣り合わせ。

長野五輪でチューブ状の雪面を滑るハーフパイプが正式種目になったようで、日本でもアメリカ以上のブームになった、とかで東京ドームでのショーの様子の映像も。雪山は学生時代数回スキーに行ったきり。スノーボードはスピードや停止の制御しにくく、突っ込んできて結構危ない、と聞いた覚えで、いい印象は持ってなかった気も。

アメリカのサブカルチャーとして生まれて、スポーツ界から異端視されながらも、若者に浸透、空中の自在で軽やかな回転の様子等、自己表現の一種、と思った。ボーダー達の、自分への挑戦、達成感を求めて山へ、という生活感覚はサーファー達と同じで、サーフ映画同様、視覚的にもリフレッシュ効果。月曜夜「クリスマス・クリスマス」録画。水曜夜「SONGS BOYZ UMENと綾戸智恵」し損ね再放送で。(http://www.fd-movie.jp/

昨日新聞に、映画の著作権は’03年の改正で、公開後50年から70年に延長されて、文化庁は、53年度の作品は、その延長対象になる、としていたけれど、同年公開の「シェーン」について、最高裁は「公表後50年を経過して著作権はすでに消滅」と判断、格安DVD販売が可になった旨、「ローマの休日」「東京物語」等人気作が多く注目だったという「53年問題」の記事が、1面と社会面に。最近も色々事件・政治・環境等トピックの中、映画トピックを1面に見たのは久し振り。

夏頃、黒澤監督本人を著作者の一人と認定、死後38年有効の著作権によって、黒澤作品格安DVDの差し止め判決、という旨のニュースもあって、色々議論もあるようだけれど、その時も書いていたように、やはり、買う側から言えば、廉価DVDは賛成。

1本単位で思えば、気に入れば定価でも買うけれど、\500クラシックDVD等も折あらば手を出すし、実質、レンタルして翌日返却期限の新作等特に、1日延滞する事も少なくなく、その場合、今良く利用の店で1回鑑賞に\650かかったことになって、\500で手元に置けるなら、その方が、とは思う。(http://www.asahi.com/national/update/1218/TKY200712180374.html

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2007/12/17

初雪の恋 ヴァージン・スノー(’06)  アジア

先日新作DVDリリースの日韓合作のハン・サンヒ監督作品。日本(京都)舞台の外人監督作品、宮崎あおい出演、とのことで気になっていた作品。陶芸家の父の仕事で日本に転校してきた韓国人青年と、神社で出会った少女との、京都・ソウルを舞台にしたラブストーリー。

「僕らのバレエ教室」以来だった主人公イ・ジュンギ、今韓国一「美しい男」と言うには渋めの風貌、でも日本人俳優だとあだとくなりそうな、素朴に恋して弾み、悩む、てらいない演技。宮崎あおいは着物姿も似合ったりで、「ただ、君を・・」よりは脚本的にというか恋する想いや家庭問題に苦しむ少女の感情の流れが淀みなくリアルな役、自然に上手さが出ていたような。イ・ジュンギの科白はほとんど日本語字幕付きだったけれど、宮崎あおいも韓国語を結構頑張っていた。

京都の寺社、川岸、小道等の映像が、特に意外性はないけれどメリハリがあって見やすく素直というか、京都、少し舞台になった神戸も何だか遠い地になったけれど、学生時代見た景色や歩いた感覚を思い出したり、懐かしい匂い漂う感じ。ストーリーはやはり、そう驚くものは期待していなかったけれど、2人がすれ違いつつ、小道具がやや都合良過ぎに使われたりで予定調和的結末、だった。一昨夜「スイミング・プール」録画。(http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=7403http://www.hatsu-yuki.com/top.html公式サイト但し音調整無)

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2007/12/17

SONGS ゴダイゴ・夏目雅子  分類なし・音楽

先週の「SONGS」は昨年再結成したゴダイゴ、演奏曲は「MONKEY MAGIC」、メドレーで「僕のサラダガール」「ビューティフル・ネーム」「ホーリー&ブライト」「銀河鉄道999」、「ガンダーラ」「BIG MAMA」、’80年頃アジア各地でコンサートや即興演奏した時の様子。

やはりマイベストは「ガンダーラ」、久保田早紀の「異邦人」等同様、エキゾチックなアジアの異国情緒の感触が懐かしい。タケカワユキヒデも歳をとった、とは。久方に聞いて、以前はそう気に留めなかったけれど、今の時代、「ビューティフル・ネーム」のような曲が必要、な感もした。

また主題歌関連でドラマ「西遊記」、三蔵法師役だった夏目雅子の映像も映り、前に渋谷の百貨店で「ひまわり基金」紹介もあった写真展に立ち寄ったけれど、やはり誰のような、という比類ない美しさ。AOLのサイトで今日が誕生日だったらしい。亡くなる2年前に撮影のロンドン〜ヴェニスをオリエント急行で旅する映像の「輝きの時間」('96)というビデオが手元にあったのを思い出し、クリスティ作品等でも馴染みのオリエント急行自体の興味+この人の優美さ、で買ったのだった。折あらば見直してみようとは。昨夜「みゅーじん 宇崎竜童」録画。(http://www.nhk.or.jp/songs/archive/index.html

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2007/12/15

シュガー&スパイス 風味絶佳(’06)  日本

昨年公開の中江功監督作品。柳楽優弥3作目主演作として前にチェックしていて、これも蒼井優出演というのと、山田詠美原作とのことでも気になっていた作品。米軍横田基地のある東京の福生が舞台、ガソリンスタンドで働く少年と少女とのラブストーリー、青春ドラマ。

柳楽君は「誰も知らない」での未知数的魅力のイメージが、「星になった少年」の象使い、というスケール感ある役で保っていた感じ、当時、余りこじんまりまとまって欲しくない、とか書いた覚えがあるけれど、どうも今回の、沢尻エリカに魅かれる普通の少年役は、前半見ていて、違和感あってしっくりこず。

でも基地のフェンス沿いに、彼女の乗った車を自転車で追いかけるシーンで、折にスローモーションになりながらのアップの表情が、優しいだけだと蹴散らされる青春のやるせなさが滲み出るようで印象的、終わってみれば、恋の駆引きをしない・知らない一途な味が、似合っていなくもなかった、という所。彼の今後の展開は?とは。注目だった蒼井優はただ短いカメオ出演、顔は見せず、だった。

祖母役夏木マリはくだけた貫禄があったけれど、いくらアメリカかぶれで活発な老婆、でも70過ぎの役、にはやはり少し無理があった気も。他に誰が、と思うと難しいけれど、鰐淵晴子とか、いっそ少し設定を変えても押さえ気味の三輪明宏ならどうだったろう、と。祖母経営のバーで流れた「アンチェインド・メロディー」が、「ゴースト・ニューヨークの幻」やドラマ「ニューヨーク恋物語」のシーンが浮かび懐かしいものが。

DVDを借りた次の日位に立ち寄ったBOOK OFFにこの原作本「風味絶佳」('05)があったので買って、6篇の短編の中とりあえずこの作品だけ読んでから見たけれど、配役も知った上で短編だった事もあって、イメージのギャップはそんなになく、それなりに福生という舞台のアメリカ的ムードも漂っていたりだけれど、やはり無難なTVドラマ風、というか、女(の子)の、寂しさから寄り添って去っていく無意識の残酷さを、オブラートで甘くくるんだような、という後味。「冷静と情熱のあいだ」と同じスタッフ製作だったようで、これは劇場で見た後原作を読んだけれど、比べるなら「冷静・・」の方が良かった。

山田詠美は、ファン、と言う程でもないけれど、何冊か読んで、やはり読みやすい文体、と思う。「限りなく透明に近いブルー」も福生舞台だったけれど、村上龍のように自分とは異次元舞台・感覚でも文章力で引き込まれる感。マイベストは「放課後の音符」。他の映画化作品、樋口可南子主演の「ベッドタイムアイズ」はビデオで見たとは思うけれど記憶が曖昧、「ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー」は未見。昨夜「プレミアム10 石原裕次郎」録画。(http://www.sugarandspice.jp/音楽が唐突で注、右下に調整部、「星になった少年」

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2007/12/13

SONGS 新井満その他  音楽

先週の「SONGS」は、複数シンガー出演で、演奏曲は新井満「千の風になって」「ふるさとの山に向かひて」、馬場俊英「スタートライン〜新しい風〜」、アン・リー「のびろのびろだいすきな木」、矢野真紀「窓」。新井氏以外は馴染みないシンガー。

秋川雅史版は折に触れよく耳にしても、CDが手元にある新井版「千の風になって」は4年前この曲と出会いの「ニュース23」で聞いて以来で、久し振りだった。耳にする折浸るのでなく、心身リフレッシュに価値を置いて、という曲。

曲のブレイク前で、見に行ったけれど当時余り話題にならなかった映画化作品がDVD化決定、というニュースは前に聞いたけれど、その後まだ進展がないようで、少し残念。昨夜「SONGS ゴダイゴ」録画。(http://www.nhk.or.jp/songs/archive/index.html秋川雅史

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2007/12/13

銀の街から(’07、12月)  分類なし

やや多忙で今見ている途中のDVDもありつつ、毎月第2火曜日掲載らしい購読の朝日新聞の沢木耕太郎氏の映画コラム「銀の街から」、折に短くチェックしてきたけれど、一昨日の記事で、ちょっと愛着ある作品にも触れていたのでトピックで。「言葉通じぬ他者との触れ合い」というタイトル、紹介していたのは22日(土)公開のイスラエル・フランス合作「迷子の警察音楽隊」という作品で、エジプトの警察音楽隊がイスラエルの砂漠に迷い込み、言葉が通じない者同士の一夜が始まる、というストーリーのよう。

沢木さんはこの作品の若い監督の人間理解の仕方の成熟に比べて、「ロスト・イン・トランスレーション」のソフィア・コッポラの、異国における理解不能を自分の問題として捉えない単純さ、と書いていたけれど、「ロスト・イン・・」はスカーレット・ヨハンソン出演、はっぴいえんどの「風をあつめて」が使われていた興味等もあって見た好きな作品の一つ。

日本の描き方は表層的、皮肉っぽい感ではあり、好みは様々だけれど、理解不能な異国(文化)をあえて掘り下げず、そのままスカーレットとビル・マーレーの遭遇の背景にしたいわば単純さ、淡いファンタジックさが好感だったけれど、と思い起こしたのだった。

「迷子の・・」は音楽絡みもあってやや興味引かれる作品。沢木氏と言えば先週図書館から未読だった小説「血の味」を借りたけれど、まだ開いていない。日曜夜「ETV特集 愛と生を撮る〜女性映画監督は今〜」録画。(http://www.maigo-band.jp/

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2007/12/10

鉄コン筋クリート(’06)  日本

昨年公開のマイケル・アリアス監督作品。原作は松本大洋の漫画。蒼井優が声優で出演、ということでも気になっていたアニメ。架空の街「宝町」で自由に暮す少年クロとシロの冒険物語。

デフォルメの効いた人物、風景も独特の緻密な劇画タッチのグラフィック、コミカルなほのぼの系かと思ったら、結構内容はシビアで、町を支配しようとするヤクザ達が絡み、戦闘シーンも多かった。互いを補い合うような2人の少年のナイーブな心が、平和の乱れの中、壊れかけてしまったり、今の時代の索漠とした空気の反映や象徴、とも。

クロ役は「硫黄島・・」以来の二宮和也、11才のシロ役の蒼井優は、シーンごとの声色の変化がやはり上手い、というか、器用、とは。どこかにありそうな、ノスタルジックな下町らしさ、でも近未来的でもある不思議な街並み、空想の海のシーンが印象的。

一見低年齢層でも愛着持てそうな絵柄で、ダイレクトな友情・人情等のエキスもあり、でも漫画でも出回っていて今更だけれど、一般に子供向けには内容ハードな感も。通りかかった不定期の中古DVD・ビデオ販売所で5本購入。マイベストイラン作品「オリーブの林をぬけて」発見は少し嬉しいものが。(http://www.tekkon.net/

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