2007/12/26

スイミング・プール(’03)  ヨーロッパ

先々週土曜夜放映録画を見た、フランス・イギリス合作のフランソワ・オゾン監督作品。行き詰った女流ミステリー作家が、出版社社長の勧めで南仏の彼の別荘を訪れ、現れた社長の娘との駆引きを描くサスペンスミステリー。

同じシャーロット・ランプリング主演のオゾン作品、海辺で行方不明になった夫の幻を追うヒロインの「まぼろし」('01)が、割と印象に残る作品だったので、これも気にはなった。創作に没頭したい堅い中年作家、当初煩わしかった奔放な若い娘への、作家としての好奇心が芽生え、別荘のプールを舞台に事件が起こり、そこら辺から現実と幻想が錯綜、ラストに登場人物の身元・存在自体覆りかねないどんでん返し。

外界から離れた静かな自然の中の別荘、2人の女性の刹那的・官能的でもある時間の流れ、短い夢の断片のような、後味。現実と幻想の錯綜は似ていても、「まぼろし」の方が、喪失感という筋での一貫した情感があって、ランプリングの演技も深みがあって、脳裏に残る作品、という感。

一昨夜「手紙」録画。時間重複の「ETV特集 熊井啓・戦後日本の闇に挑む」はオンタイムで見た。昨夜「7月24日通りのクリスマス」録画。マイベストクリスマス作品はいまだに「34丁目の奇蹟」('47)。リメイクもあるけれど、やはりオリジナルの方が素朴な夢が広がる風味が。(http://www.gaga.ne.jp/swimmingpool/

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