2008/2/28

神童(’07)  日本

昨年公開の萩生田宏治監督作品。クラシック音楽、ピアノ題材とのことで気になっていた作品。原作はコミックらしく、母と暮すピアノの天才少女と、音大を目指す浪人生の交流の物語。

冒頭や、途中イメージ的に登場する静かな沼のシーンが、澄んだ世界、のイメージで印象的。松山ケンイチは「ドルフィン・・」で書いていたように、脇役固め的かと思っていたら、やはり主役クラスもそう違和感ない存在感、今回の音楽青年が一番力まず自然に演じている気がした。

後半現れた声楽の女性は、「スウィングガールズ」以来の貫地谷しほりだった、とはクレジットで気付き、Yuming Filmsの本仮屋ユイカ同様、若手女優らしく、というか彼女の方は女っぽく変身。2人のピアノは本職者の演奏だったようだけれど、成海璃子(やや宇多田ヒカル似のような)は実際鍵盤に触れているシーンもあって、ピアノの心得はあるのかもしれない。

2人の間に、彼女の嫉妬の感情とかは起こっても、純愛というより、音楽を通した同志的関係。彼の受験時の渾身の演奏と共にハイライト、有名ピアニストが病気でいきなり無名少女にコンサート代役指名、はどうにも現実離れ、「私は音楽」という科白も鼻白む感もあったけれど、周囲の目さておき真っ当な機会に、弾きたいから、弾くだけ、という混じり気ない純な少女のルーツが伝わってきたシーン。そういうものは現実社会では曲解され存在しにくい、やはり芸術ジャンル、という世界で機会を得て息づくものかと。

子供時代家にオルガンがあり、ヤマハ教室に通ったりした、郷愁が少し。母から、終了時今後もピアノでも私のレッスンを続ければ、と言われた、と聞いたけれど、そうするには環境、それをせがむ強い意志とか欠けていた。今、合間を縫ってでも、オルガンやピアノに向かったら、どうなのか、ふと思ったり、だけれど、道を行くには縁のなかった世界、なんだろう。この作品に漂う空気は感覚にフィットした方だけれど、終盤やや中途半端なまま、なし崩し的に終わってしまった。

スパムも収まった事でスレッドにも当面、何はともあれ、私の出来る範囲で、書ける事は書いていったりTB等も、と思ってはいるのだけれど、最近仕事の切れ目、はともかく授業合間に投稿の習性、これは昨日生徒にふとした事もあって、反省。DVD新版「ビルマ・・」は在庫戻っていたけれど、「フレンチ・・」は出払っていた。(http://www.amazon.co.jp/%E7%A5%9E%E7%AB%A5-%E6%88%90%E6%B5%B7%E7%

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