2008/3/2

ETV特集 チャップリンの秘書は日本人だった  分類なし

1月放映の録画を見た番組。先日、特番でジャン・ルノワールが映画に興味を持ったのは、チャップリンの作品だった、とのことで、改めてルーツ的影響力、を思い、この番組を思い出したので。チャップリンの秘書だった日本人、高野虎市にスポットを当て、中村獅童がゆかりの地や人々を訪ねたり、再現劇で高野氏を演じたり、という構成。

チャップリンが日本愛好家、とは聞いた事があっても、ある時期その活動を支えた人物が日本人、とは初耳だった。1900年、15才にして自由を求めて渡米、は小田実等のルーツ、でもありそうな。日露戦争の煽りで、ジャップと蔑まれ、日本人への風当たりも強かった、という、日系1世には生き抜くにはハードな時代、運転手として採用された出会い、は運命、というか幸運だったのだろうけれど、忠誠心と、同じ移民のチャップリンと、メンタル的にも通じ合うものがあってか、かなり深い信頼関係があり、チャップリンの窓口的存在で、「ハリウッドは高野だけで通じる」等と言われていた、というのも意外。

俳優の穴埋めで運転手役で映画出演も、とのことで、チャップリン作品に日本人が、というのも多分初耳。自分の貧民からの生い立ちもあってか、周囲の従業員に分け隔てない態度だった、とか、チャップリン作品は近年では、一昨年図書館で上映の「モダンタイムス」を見た位、だけれど、作品のユーモラスな中のほろ哀しさ、というのも改めて。

「モダンタイムス」で共演、妻になったポートレットが原因で決別、その後はスパイ容疑で強制収容所に送られたりしつつ、戦争中に米国市民権を失った日系人の権利回復の運動に携わったり、生涯活動的人物だったようで。その日系アメリカ人の強制収容所送還、のくだりは「ヒマラヤ杉に降る雪」を思い出す。

決別後、道が分かれたチャップリンとは、二度と交わることはなかったようだけれど、没後埋葬はアメリカに、との希望でハリウッド近くに墓があり、中村獅童が、それはチャップリンへの想いでは、と言っていたけれど、自身、アメリカを追われたり、激動の人生を送ったチャップリンとある期間運命的リンク、そういう映画ルーツに関わる日本人がいた、のだった。昨夜「それでもボクは・・」放映あったようで、後半見たという高2の男子に感想を聞いたら「普通」。「フレンチ・・」はまだ戻らず。(http://www.nhk.or.jp/etv21c/backnum/index.html(’08年放送分初回)、モダンタイムス('36)

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