2008/3/7

あしたの私のつくり方(’07)  日本

昨年公開の市川準監督作品。原作は未読だけれど真戸香の小説、母と暮す少女が名前を明かさないまま、小中学校時の友人に送った一通のメール、から始まる青春物語。先日見た「神童」に出ていた成海璃子がヒロイン。

今時の携帯通信が軸、でもおっとりした時間の流れの作品、ITで人格の隠れた匿名・無名での言葉・画像の波が、エスカレートして人の心を侵食、麻痺、犯罪にまで、というような危険も現実問題、色々言われていて肌身に感じたりする事もあるけれど、この作品では、他愛ない思いつきから始まった、「ヒナとコトリ」という仮の姿(名前)、で進む、孤独な少女同士の優しい交流、それが少しずつ互いの生活の潤いにも、という展開。

成海璃子は、やはり宇多田ヒカル似、とは思うけれど、演技力、というか繊細な感情を押し込めたような、楚々とした存在感、母役の石原真理子はスキャンダルもあったけれど、久方だった。少女期の、人に好かれるため自分を偽る、人気者になり方、のハウツー、クラス委員を真面目にこなしていた少女が、ある日イジメの対象になってしまう、若い心の危うさ、隠れた心の傷、無邪気な優しさ、そういうものが、良くも悪くもサラリと描かれた後味、ラブストーリーではなくとも「<ハル>」を少し思い出したり。途中からある部分メルヘン、と思って見て、余りにそれがメルヘン過ぎな感、ではあったけれど。昨夜「化身」録画。(http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%「トニー滝谷」ざわざわ下北沢(’00)

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2008/3/7

ユトリロ版画展  文化・芸術

一昨日「ペルセポリス」を見る前、劇場のガーデンシネマ新宿近くの伊勢丹で食事後、エレベーターで見かけた、5Fのアートギャラリーで11日までの「ユトリロ版画展〜哀愁の古きパリ〜」に寄った。先日「ルノワール+ルノワール展」で、ユトリロの父=ルノワール説、を初めて聞いたのだった。版画中心、でも油彩も混じり、ちょっとしたミニユトリロ展。一応係員の人によると、今回初公開のもの等なかなか出にくい作品群だと。

今まで見た作品に比べて、家の屋根等に、明るい色が使われている作品が多い気が。雪景色のものも目に付き、印象的だったのは「雪のモンマルトル」(最上段左から2つ目)等。雪景色、というのは思えばユトリロの作風に似合った風景、のような。付いている値段は、単色の版画で1枚20万、油彩で3千万円レベル、だった。母は「1枚で家が建つなあ」と。(http://www.isetan.co.jp/icm2/jsp/store/shinjuku/living_art/artモーリス・ユトリロ展

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