2008/3/22

22才の別れ Lycoris葉見ず花見ず物語(’07)  日本

先日新作DVDリリースの大林宣彦監督作品。一昨年映画祭で上映の時知り、先日「転校生」を見て、これもこの機に見ておきたいと。風の「22才の別れ」をモチーフにした母娘2代に繋がる純愛物語。大分3部作というのが進行中、これは「なごり雪」に続く2作目、と。

筧利夫演じる主人公の現代と過去の思い出が交錯しながら進み、絡む2人の女性、「はるか、ノスタルジィ」のリメイク、とも目にしたけれど、そう言えば、と。「22才の別れ」の若さゆえの恋の破綻の切なさ、だけで留まらず、やはりこれも生の意義へ、というコンセプトの流れ、「なごり雪」も人生観、のようなテイストではあった覚えで、70才という同監督の年輪からしても、こういう作風になるのかもしれないけれど、この曲モチーフとしては、フォーク的叙情性、に留めた大林作品、を見たかった。

ラストの臼杵市の、秋の風物らしい、多くの竹のぼんぼりが灯る「うすき竹宵」の幻想的シーンは印象的だったけれど、22才の誕生日のケーキのろうそくのシーンへの連想や、折々の彼岸花(リコリス)のシーン、種を持たず、時期的に花と葉が互いを見ることがない、等の性質を折りいれて、もう一つのモチーフにしたのは、やや鼻白む感もあるけれど老練工夫の技、とも。主人公と微妙な距離の友人役、清水美砂が一番力が抜けている気がした。

今日の新聞にも文化面にアーサー・C・クラーク氏の記事、「2001年・・」のポツンと浮かぶ謎の石版モノリスの映像を思い出した。ノーベル平和賞の呼び声もあった、とかスリランカ在住で、’04年の津波では、早川書房の社長に印税は全て被災者救援に寄付して欲しい、と連絡が、などのエピソードも。ハヤカワ文庫、も随分ご無沙汰。(http://www.amazon.co.jp/22%E6%89%8D%E3%81%AE%E5%88%A5%E3%82%8C-Lycorisあの歌がきこえる「22才の別れ」転校生 さようならあなた(’07)

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