2008/4/21

女優ナナ(’26)  ヨーロッパ

昨日フィルムセンタージャン・ルノワール名作選2本目にやはり母と。原作エミール・ゾラの小説、ある女優が高級娼婦となり、次々と男を虜にして破滅の道に追い込んでいくモノクロ、サイレント作品。父子ルノワールの運命の女性、「浴女たち」のモデル、ジャン・ルノワールの妻で映画を撮ろうとしたきっかけにもなった、というカトリーヌ(元アンドレ)・ヘスリングがヒロイン、とのことで都合も合ったので行ったのだけれど、多分今までで見た最古の作品。

女優、女性としてエキセントリック、奔放な振る舞い、でもどうも、科白の情報がずれるサイレントに不慣れもあってか、それに魅了はされても、破滅に至るまでに翻弄される男達の心情、ヒロインの悲哀、をしみじみ味わう、というまでいかなかった。

「草の上・・」のように直接父の絵の影、というのは感じられなかったけれど、背景の豪奢な屋敷、毛皮のスツールや敷物、着飾ったドレス、優雅な扇子等の小道具、酒や食器の引き出し付きの客馬車、店のフレンチ・カンカンの踊り、等華やかさ、ノースリーブ衣装の時のヘスリングが、当時の慣習か腋毛の処理をしていない事、とか目に留まったりしたけれど、彼女自身は確かに豊満な肉体、視線等引き込むような魅力、やや京マチ子のような、でも演技力、というのはよく判らず、美人とは思えなかった。

客席はやはり結構埋まっていたけれど、静かな中時々いびきが聞こえて耳障りだったり。母の感想は「華やかな世界の裏の色々愛憎劇なんだろうけれど、サイレントだし判りにくかった。科白がない分、動作や表情とか大事なんだろうけれど。主演の女優はちょっと(メイクとかも)キツかった。」等で、今一つ。やはりこれは私にとっては見るなら原作を読んでから、の方が良かった。昨夜「新日曜美術館 モディリアーニ」「みゅーじん 岡平健治」等録画。(http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendarルノワール+ルノワール 2人の天才が愛した女性

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