2008/5/15

さくらん(’07)  日本

日曜夜放映の録画を見た蜷川実花監督作品。公開時、そう興味なかったけれど、昨年末、ETV特集の女性監督特集番組で少し取上げられていて、原作安野モヨコのコミック、主演土屋アンナ、音楽椎名林檎、脚本タナダユキ等、女性陣が作った作品で、特に女性の感性にアピールするシニカルなシーン、等紹介があり、この機会に、と。江戸時代、幼くして吉原遊郭に売られ、人気花魁になった女性のドラマ。

全編映像が、とにかく金魚、部屋、小道具、装飾品、着物等徹底して赤主体、の華やかさ。土屋アンナは「下妻・・」以来、細い眉にぼってりした唇、スレンダーな姿、でやっぱりコケティッシュな味、彼女の勝気な花魁+椎名林檎のロック風味音楽、というコラボ等面白さがあったけれど、

「下妻・・」のイチゴ的に強気の裏の純な部分とか、健気な所もあったけれど、身の上ゆえの、苦しいだけの切ない恋心、という微妙な情感は、やや大雑把に思えたり、この作風では土屋ヒロインが似合ったかもしれないけれど、やはり菅野美穂や木村佳乃達の方が、花魁として女っぽさの存在感が。石橋蓮司や夏木マリ等が地味ながら渋く脇固め。

ストーリー的には、ヒロインと男達の関係がどれも中途半端で、ラストの結末が、成り行きから土屋&安藤のそこまでの絆、がどうも感じられず、軽くて突飛な印象。びいどろ(水槽)の中でしか生きられない金魚、と花魁を例えていたけれど、ドロドロした悲哀の吉原の世界を、若向きにポップに、良くも悪くも映像の華やぎ、が残るコミック的作品、という感だった。昨夜「SONGS 藤井フミヤ」録画。(http://www.amazon.co.jp/%E3%81%95%E3%81%8F%E3%82%89%E3%82%93-%E7%89%

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