2008/5/27

ALWAYS 続・三丁目の夕日(’07)  日本

先日新作DVDリリースの山崎貴監督作品。3年前前作「ALWAYS・・」を見ていたので、気にはなっていた続編。昭和34年の東京、夕日町3丁目に暮す人々の生活を描いた人情ドラマ。

やはり前作同様、近所の人々、家族、夫婦、親戚間の複雑な摩擦はカットした自然な和、の居心地よさ。前作では、誰がメイン、という事のない群像劇、の感で、作家役吉岡君が主演男優賞、というのが今一つしっくりこなかったけれど、今回は一応、芥川賞目指し、同居する少年との絆やダンサー小雪との恋、それを見守る近所の人々、の図が重点で、彼が主演、としても納得。

苦悩する作家としてのリアリティ、はやはりどうなんだろう、と思うけれど、堤真一が彼を見下す男に向かって、「(実際小説を)読んでから言え!」との一喝、は道理、とは。

でも今回日本アカデミー賞で再度最優秀主演男優賞、同女優賞も、樹木希林より宮本信子の方が、とは「眉山」を見た時思って書いたのだったけれど、今更ながら、見たノミネート中では、作品自体後味は今一つだったけれど、痴漢容疑の一般青年の当惑ぶり、を全編漂わしていた「それでもボクは・・」の加瀬亮の方が納得、だった感。薬師丸ひろ子はこの物語の良心の要、近年の内で一番自然な印象の、優しい妻、母ぶり。

前作で、オート3輪の時代が合わない、と指摘の声等覚えあったり、厳密に時代検証で問題ないのかは判らないけれど、手動式で絞るレトロな洗濯機、タバコ屋のそばのむき出しの赤電話、小雪が乗り込む「こだま」号、堀北真希が友人達と行った映画館で、秋の裕次郎フェアで「嵐を呼ぶ男」「錆びたナイフ」の2本立て、満員の劇場、等時代を思わす風物の破片の数々。

でも今回も、地を這うような生々しさはない、CG+模型での東京、街並みも小奇麗な箱庭の中の、淡い虚構的安らぎの昭和、というか、現実世界ではお伽話になりつつある、ほのぼの人情劇、だった。新作コーナーでこのパロディ「ALLDAYS 2丁目の朝日」も見かけたけれど、こちらは余り興味わかない。(http://www.amazon.co.jp/ALWAYS-%E7%B6%9A%E3%83%BB%E4%B8%89%

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