2008/6/25

ハイジ(’05)  ヨーロッパ

日本では一昨年公開のポール・マーカス監督作品。原作ヨハンナ・シュピリの児童小説「アルプスの少女ハイジ」で、子供時代に読んだ郷愁、アニメか実写ドラマでも見た覚え、でも詳細薄れていて、どういうストーリーだったろうか、と。映画化は6作目のようで、こういう少女文学ものは、一昨年放映を見た「小公女」原作の「リトル・プリンセス」以来。

霧や雲もかかったアルプス山中、緑の牧草地帯、質素な山小屋に住む偏屈な老人と、その心を解す孫の少女。学校にも行かず祖父、ヤギ飼いの少年、ヤギ達と過ごす日々。桃源郷のような世界から、フランクフルトの街に戻されると、やはり彼女の伸びやかさが浮いて風変わり、でもあり、好意的な人々もいれば、生理的に嫌がる人々も、という現実。

郷愁の苦しみから夢遊病になり、本来の居場所である山へ帰還、街で親友になった足の悪い少女クララがやってきて、ラッキーなアクシデントが、という部分は、やはりすっかり忘れてしまっていた。ただ、山に戻る時、ヤギ飼い少年の祖母に柔らかい白パンを届けたい、という思いがあってそれが叶う部分は、本でのパン描写が美味しそうでインパクトあったのか、何故か覚えが。

天真爛漫ヒロインというイメージはあったけれど、自分が見捨ててしまった形で傷ついていた祖父、クララへの嫉妬心を持つヤギ飼い少年の心を読み取ったり等、少女らしい勘、というか鋭敏さも。

ハイジ役の芸達者なエマ・ポルジャーと、クララ役のしとやかなジェシカ・クラリッツのバランス、祖父役のマックス・フォン・シドーの老練さ、叔母役のポーリン・マクリンがヘアスタイル、キャラクターといいちょっと魔女風テイストの脇役。展開は粗筋をざっと追った、という感だけれど、温か味漂うハッピーエンド、広々とした風景といい、一種の癒し系環境作品、のような後味だった。(http://www.amazon.co.jp/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%82%B8-%E3%82%http://www.heidi-movie.jp/

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