2008/7/20

ミューズの晩餐 杏里  音楽

昨夜の「ミューズの晩餐」は杏里、一部オンタイム、一部録画で。昨年の「Mラバ」「SONGS」以来で、司会の川井郁子が、イルカや海の映像がバックのコンサートに行ったことがあり、切ない詞に合う声質、でも悲しいだけじゃなく優しさもあって慰められているよう、とかイルカのような癒しの力が、等の話。随分ご無沙汰だけれど、季節的にはやはり夏、の人。本人も色んな意味での自然(体)がすごく好き、とコメント。

音楽人生スタートは、小学生の頃ポールモーリアオーケストラの影響で、色んなアーティストの曲を知った、と。司会の寺脇康文が学校の給食の時間に「エーゲ海の真珠」がかかっていた、というような話、ポール・モーリアは一昨年訃報があったけれど、郷愁。

「オリビアを聴きながら」は17才でのあえてバラードで、というデビュー曲で、ジワジワとヒットしたけれど、最初は売れなかった、というのはやや意外。人生で一番大切な曲は、オリビア・ニュートン・ジョン「そよ風の誘惑」とのことで、「オリビア・・」提供者尾崎亜美版も好きだけれど、曲を作る前、杏里がオリビアファン、と聞いて作った、というエピソード、

「オリビア」は0.N.ジョンの事、というのは聞いた覚えあったけれど、そういう話は多分初耳、ある意味血の通った幸せなヒット曲だったのだった。オリビアが来日の際、カラオケの打ち上げに合流、本人の前で「オリビア・・」を歌い、「そよ風・・」も歌ったらサビをハモってくれて感激、というような話も。ユーミンへのフランソワーズ・アルディのような関係かも。

O.N.ジョンは特に癖のない爽やかなボーカル、浮かぶのは「ジョリーン」「フィジカル」等、耳に残っているのはやはり「そよ風・・」「カントリー・ロード」。今回アコースティックバージョンで歌い、ピアノは先日「世界はときどき・・」のクレジットにもあったフェビアン・レザ・パネ、やはりメロディは懐かしく、杏里の声質に似合っている感で一時心洗われるような。先週「SONGS 元ちとせ」は再放送共録画し損ね、今回火曜の再放送もなさそうで、今夜「みゅーじん」に登場でそれはチェック予定。一昨夜「時空の旅人」録画。(http://www.tv-tokyo.co.jp/bansan/backnumberMラバ 杏里SONGS 杏里ポール・モーリア

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2008/7/20

エコール(’04)  ヨーロッパ

日本では一昨年公開のフランス・ベルギー合作のルシール・アザリロヴィック監督作品。原作は19世紀ドイツの短編、深い森の中の、外界から閉鎖された女学校、エコールで暮す幼い少女達の姿を描いたミステリアスドラマ。マリオン・コティヤールが出演、ファンタジックなDVDパッケージでも気になっていた作品。

小さな棺での眠りから覚めて、学校に迎え入れられたヒロインの少女、その夢の続きのような物語。原題「INNOCENCE」(無垢)の象徴のような、少女達の白い制服やタイツ姿と、森の濃い緑とのコントラストが印象的。春に見た「非現実の王国で・・」が思い浮かび、異色画家ヘンリー・ダーガーの描いた少女達の世界の一部実写映像版、のような感触もしたり。

バレエのレッスン、野外での縄跳び、フラフープ(大きな輪を腰で回す遊戯)、側転等、躍動する姿、でもそこで求められるのは、時が来て外の世界に送り出されるまで、まさに無垢であること、で、自分の好奇心で外へ出ようとする少女は、破滅の道を辿ってしまう世界。

彼女達の間の、友情、というより無邪気な思慕や、ふと垣間見える幼いゆえの残酷さ、少女期の不可思議で不安定な内面の心象のような、夜の森の小道に並ぶ仄かな街路、そこを行く少女の謎の行動、それに対するヒロインの好奇心、その好奇心に向けられる嫌悪感、等。実際のドラマ、というより寓話的ムード。

マリオンは、そこでのバレエ教師役で、「エディット・ピアフ 愛の賛歌」でのようなドラマティックさも「プロヴァンスの贈りもの」のような躍動感も抑え、エレーヌ・ドゥ・フジュロールと共に、その世界に根付いて少女達を管理する、彼女達と対照的な、成熟した肢体のクールな大人の女性像、また違う一面を見たようでもあった。

この作品の呼び声、ロリコン耽美芸術、と一言で言うのも、だけれど、箱庭的な世界での無垢な少女達の成長を味わいたい、という密かな視線、それを、それぞれ感受性を持つ少女側目線を交えて、ファンタジックに映像化したという感で、やはりある時期の少女だけが持つ甘酸っぱいエッセンスが散りばめられた、幻想的な白日夢、のような後味だった。(http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%http://www.cinematopics.com/cinema/works/「非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎」

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