2008/7/30

オーロラの下で(’90)  その他

先月放映の録画、見かけて中断していた日ソ合作の後藤俊夫監督作品。原作は戸川幸夫の同名小説、ロシア革命の頃のシベリア舞台、実話を元にした、伝染病で苦しむ人々の元へ、大氷原を走り血清を届けた人間とオオカミ犬との絆の物語。

主演の役所さんはシベリアシーンはロシア語、海外作品は幾つかあっても、実際外国舞台で外国語で外人俳優と渡り合う、というのは初めて見た。日本に残した、家のため不自由な身の恋人(桜田淳子)を救う資金のため、自分の腕を頼りに孤独な密猟生活を送る姿、やはり知る中では、寡黙ながら先日の「シルク」での密売商人のようなワイルドテイストの役。この作品で初めての日本アカデミー優秀主演男優賞だった、と。

シベリアの雪の大地、空にはタイトルのオーロラ、という雄大な自然舞台、オオカミや犬達等、動物同士の弱肉強食の様子が、自然ドキュメンタリー作品よりシビアに描かれていたり、大氷原の犬頼りのソリでの厳しい旅は、「植村直己物語」のシーンのようでも。

日本シーンに登場の桜田淳子は「お引越し」以来か、歌手として懐メロ系番組にも出ないし、久方の姿、やはり反射的に思い出すのは「ニューヨーク恋物語」だけれど、思えば今回舞台の秋田出身なのだった。

オオカミ犬ブランと、役所さん演じる猟師やロシア人猟師(アムドレイ・ボルトネフ)との絆、はそう深く斬り込んだ描写でなく、猟の腕、ブランへの敬意と愛着が縁で友好を結んだ彼らや、役所さんと子連れの未亡人(マリーナ・ズージナ)との国境を越えた心の交流、スケール感ある映像の方が印象的だった。(http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%A9%E3%

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