2008/10/25

プロフェッショナル 宮崎駿のすべて<2>  分類なし

8月に放映分が不手際で最初の30分だけ録画だった特集、先週金曜に再放送があったのでチェック、でも放映時間がTV欄より15分程ずれていて、タイマーでやはり最後の10分位は再び切れてしまったけれど、再放送あったのは良かった。前回書いた分の続きで。

やはり自分の病弱さ、母の病もあって、家にこもって手塚治の漫画を読んだり、自分で描く事に没頭、高3の時見た日本の初カラーアニメ「白蛇伝」に感銘、大学卒業後そのスタジオに就職して、想像力溢れる絵で頭角を現し、劣等感の塊だった自分の居場所がようやく出来た、と実感。

高畑勲監督との「アルプスの少女ハイジ」で、カメラを低く構えて子供の目線を大事にして、アルプスの起伏を生かし、躍動感溢れる画面を創り上げた、等の解説。どうもこのアニメ版「・・ハイジ」は記憶おぼろげだけれど、「口笛はなぜ・・」の主題歌はやはり馴染みあった。

「カリオストロの城」で映画デビューするものの、SFブームの波の中、企画を持ち込んでも取り上げられず、行き詰っていた中、アニメ雑誌編集者だった鈴木敏夫氏が漫画を連載しないかと誘い、それが「風の谷のナウシカ」で、1年後映画化、これが宮崎アニメブレイクに繋がっていったようで、プロデューサー鈴木氏との出会いが、そういう状況だったのだったと。

その時点で既に「となりのトトロ」「もののけ姫」等の企画が出来ていて、「・・トトロ」は13年お蔵入り、だったという状況、も改めて、で、怒りもあり辛かったけれど、企画を取り上げられないという恨みを抱いていても、つまらない人生になるし、さっさとしまっておいて、その間に風景シーンが引き出しに溜まっていって、13年後に創った方が内容豊富になっている、と。

やはり、その矢先に亡くなったお母さんの面影、というのが、宮崎作品に結構多く現れている、というのもこの特集で改めて、で、「天空の城ラピュタ」のド−ラ、「・・トトロ」の母、「ハウルの動く城」のソフィー、そして「崖の上のポニョ」のトキおばあさん等、でも写真での優しそうな面差し、ずっと病気だった、というイメージに合うのは「・・トトロ」の母位で、

その他は元気で男勝り、やや辛辣、というキャラクターなのが意外ではあるけれど、実際はそういう人だった、という思い出や、元気だった頃のお母さんへの思慕から、という感も。録画は「・・ポニョ」の製作追い込み中、宮崎監督が、宗介とトキばあさんとのやり取りを苦心して描いている所で切れた。

宮崎監督とって映画を創るというのは、どういう経験、どういう事なのか、という茂木氏の質問に、人を楽しませられなければ、自分の存在価値がない、というコメントで、そういう負からの視点の部分は幼少期の影響もありそうで、そういうスタンスもナイーブに作品に滲み出て訴える部分も、と。

机に向かう時間は昔の3分の1に減った、とマッサージを受けながら、の製作風景、「・・ポニョ」が最後の長編、とは前回も仄めかしていたけれど、再度、なるべく長い活躍を願いたくは思う。木曜夜「風のガーデン」録画。(http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/080805/index.htmlプロフェッショナル 宮崎駿スペシャル「崖の上のポニョ」プロフェッショナル 宮崎駿のすべて<1>

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2008/10/25

SONGS 美輪明宏  音楽

先週と今週の「SONGS」は2回シリーズで美輪明宏、特に好き嫌いない人、でもやや苦手意識だった。歌ったのは「砂漠の青春」「ヨイトマケの歌」「花」「ミロール」「ボン・ボヤージュ」「愛の賛歌」。

余り歌手、という印象はなく、どうも歌声を聞いた覚えもなかったけれど、シンガーソングライターの草分け、でもあったそうで、昭和30年代にしてアンニュイなワルツの「砂漠・・」が印象的、「東京野郎と女ども」という映画のシーンが出て、ユニセックスファッションと呼ばれたらしい、ピーターのイメージが重なる、麗人風のクールな容貌。

そういう元祖ビジュアル系から、貧しい友人の母の姿に感銘して作った「ヨイトマケの歌」への180度転換。「父ちゃんのためならエンヤコラ・・」の部分は覚えあったけれど、この人の歌だったとは初耳だった。槙原敬之や桑田佳祐もカバーしている、と。

長崎での原爆体験もあり、母が子供を守るように覆いかぶさって亡くなっている親子の姿等の思い出、そこから感じた無償の愛、という事を語っていた。今回この人の「花」は、今まで聞いた他歌手バージョンの中でもしみじみ。

シャンソンで彼が表現するのも、恋愛を突き抜けた、究極の愛、無償の愛、とのことで、エディット・ピアフの「ミロール」「愛の賛歌」美輪版。ピアフは昨年「エディット・ピアフ 愛の賛歌」を気に具体的に知ったのだったけれど、折に忘れた頃に出てくる名。先日も「buy a suit・・」の劇中、妹の何かの問いかけに、兄が「それはエディット・ピアフになぜシャンソンを歌うのかと聞くようなものだ」等と答えるシーンがあったりした。

お人好しの娼婦が疲れた男性を必死に励ます「ミロール」、ヤクザな相手に恋したため身を落とした上流階級の娘の思いを語り+歌で、搾り出すような「ボン・ボヤージュ」、は短時間でも、やや切ない女心の一人芝居、を見ているような感覚。「愛の賛歌」は色々調べても、これ程の無償の愛、の歌はない、と。

俳優としては近年「ハウルの動く城」の荒れ地の魔女の声、が記憶に新しく、今回シーンが出て、宮崎アニメでは「もののけ姫」での山犬の長もそうなのだった、と。余りアーティストとしての馴染みなかった人だったけれど、幅広さや独自の豊かさを垣間見たようでも。先日、録画し損ねたけれど出演していた寺山修司の「書を捨てて街へ出よう」放映があったのだった。(http://www.nhk.or.jp/songs/archive/081015.htmlhttp://www.nhk.or.jp/songs/archive/index.html「エディット・ピアフ 愛の讃歌」

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