2008/12/6

フェルメール展ー光の天才画家とデルフトの巨匠たちー  文化・芸術

先日火曜東京都美術館で14日までの同展に。平日でも結構混んでいて、入場に30分、入ってからも人波かいくぐって、という感ではあった。寡作なだけに、「フェルメール展」とはいっても、実際フェルメール作品7点、+他のデルフトの画家の作品合わせて40点の展示。7点、と言っても生涯32点中からの来日、という貴重機会ではあるのだろうけれど。

やはり先日特番で紹介あったような、柔らかく豊かな光、と影のコントラストの作品の数々。フェルメール初期の、宗教画のテイストのものも数点。映画「真珠の耳飾りの少女」「オランダの光」のゆったりとした時間の流れの世界、ではあった。

ピエール・デ・ホーホ初め、他の画家の作品も、フェルメールに似た日常の女性を描いた題材、作風のものが目に付いたり、当時のオランダ絵画の特徴らしい、透視法や、魚眼レンズを通して見たようなユニークなものも。

帰りショップで、フェルメール作品では、展示はなかったけれど「真珠の耳飾りの少女」の小ファイル、「牛乳を注ぐ女」「デルフト眺望」、展示あったもので「ワイングラスを持つ娘」「小路」「手紙を書く婦人と召使い」「ヴァージナルの前に座る若い女」「リュートを調弦する女」のカードを買った。

今回一番印象的だったのは「小路」、赤いレンガと下方の白がアクセントの建物の周囲で、それぞれに日常を過ごす女性、少女達、の何気ない作品だけれど、フェルメールの風景画はこれと「デルフト眺望」の2点のみ、9月の朝日新聞の特集に、この作品の解説が一面割いて載っていて、この絵の建物の場所については、色々研究され諸説あるものの、幾つかの要素を想像で組み合わせた絵、という説が有力、と。

人物画では「ワイングラス・・」の女性が、一番インパクト、脇の男の機嫌を取るような動作に、解説ボードにあったようにやや戸惑い、とも余裕、とも見られる表情、窓からの光を受けた赤いドラスのリアルな光沢が、「真珠・・」等のラピス・ラズリを使った青に負けない鮮やかさで、今回の作品群の中でも目に残った色だった。「ヴァージナル・・」は、特番での通り本当に、こじんまり小品、だった。

それとフェルメール以外でカードは、カレル・ファブリティウスの「楽器商のいるデルフトの眺望」、これは他画家の作品で、一番目に残り、レンブラントの弟子の画家らしく、遠近法を誇張した作品、とのことだけれど、手前の楽器の横の男が、眠っているのか、物思いに耽っているのか、はっきりしないけれど、表の曲線で描かれた淡い色の教会や家、石畳、木の景色が、その夢、または夢想の中の世界、のようでもあるような趣。

あとピーテル・デ・ホーホ「幼児に授乳する女性と子供と犬」、ヤン・ファン・デル・へイデン「アウデ・デルフト運河と旧教会の眺望」で、「アウデ・・」と同じ風景を別の焦点の取り方で描いた作品は売り切れだった。

帰りにJR上野駅の上階の店で、そば+ミニ丼セットを食べて帰り、私はざるそば+ネギトロ丼、母は温かいそば+かつおとろろ丼、だったか、味は普通。母は丼は今一つ、と言っていた。ピカソ展も14日までなのだった。(http://www.tbs.co.jp/vermeer/フェルメールの暗号〜光の芸術画家の作品と生涯の謎を解く〜

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